毘沙門堂は紅葉の名所として有名で、それを一目見ようと毎年多くの人が訪れます。しかし、毘沙門堂の魅力は紅葉だけではないんです!なんと、歴史ある貴重な美術品を所有しているのだとか。今回は、そんな毘沙門堂の見どころや、アクセス方法などについてまとめてみました。
毘沙門堂とは?
via 4travel.jp
via ja.wikipedia.org
概要
毘沙門堂(びしゃもんどう)は、京都市山科区にある天台宗の寺院。山号は護法山。護法山安国院出雲寺とも称す。本尊は毘沙門天。天台宗京都五門跡の一であり、「毘沙門堂門跡」とも呼ばれる。
七福神の毘沙門天を祀る神社なので、とても演技が良さそうですね。
毘沙門堂の歴史を紐解く
京・山科の毘沙門堂は、天台宗五箇寺門跡の一つで、格調高い歴史を誇る古刹です。
御本尊に京の七福神の一つ、毘沙門天を祀ることからこの名があります。
山科盆地を見下ろす山腹にあり、秋には、石段のモミジが紅く染まる、知る人ぞ知る紅葉の名所です。
阿吽の二天像が護る仁王門、唐門、本殿の建築様式は、日光東照宮の建築様式を模しています。
本殿の奥には霊殿、宸殿、庭園・晩翠園と配置され、
宸殿には、狩野永叔主信の天井画、八方睨みの龍、狩野益信作の動くように見える襖絵、そして衝立には、円山応挙筆の鯉が描かれており、こちらも見る者が鯉の目を見て移動すると鯉が動いているように見えます。
晩翠園は江戸初期の回遊式庭園で、紅葉と併せて見ていただきたいものです。
紅葉の様子は、毘沙門堂のウェブサイトで確認できます。
因みに、毎年12月14日に行われる「山科義士まつり」では、赤穂義士四十七士に扮した行列が、ここ毘沙門堂を出発し、大石神社に向かいます。
毘沙門堂は紅葉の名所と紹介されることが多く、事実その美しさは圧巻です。
しかし、日本で足の無い幽霊を書き始めたとされる「円山応挙」、江戸時代に優れた絵師の「狩野益信」等が描いた芸術的作品が収蔵されていることも注目されるべきだと思います。
しかし、日本で足の無い幽霊を書き始めたとされる「円山応挙」、江戸時代に優れた絵師の「狩野益信」等が描いた芸術的作品が収蔵されていることも注目されるべきだと思います。
毘沙門堂のみどころ
宸殿襖絵
質問(Question)
京都の毘沙門堂にある狩野益信の「宸殿襖絵」が載っている資料はないか。
動く襖絵と言われていて、たくさんあるそうなので、できるだけ多く載っている資料がよい。
回答
(Answer)
『京都の江戸時代障壁画』の 「74.紙本金字著色 唐人物図 毘沙門堂 宸殿」p166~169に3作品がカラーで掲載されている。
回答プロセス
(Answering process)
インターネットで検索したところ、毘沙門堂のウェブサイトがあった。その中の「動く襖絵」のページに狩野益信の宸殿襖絵も紹介されていたが、画像は一枚のみだった。また、国宝、重要文化財等の表示も特になかった。
毘沙門堂ウェブサイト
http://www.bishamon.or.jp/index.html (平成24年3月9日確認)
板戸の衝立
「板戸の衝立(いたどのついたて)」これは木の衝立に、鯉の画が描かれているものでこちらも、見る角度によって変化します。
これは是非現地へ赴き、自分の目で確かめてみたいですね!
毘沙門堂へのアクセス
毘沙門堂に出掛ける場合、寺院まで自動車で向かう方法と、電車を使って最寄り駅からは徒歩で向かう方法があります。
JR山科駅、市営地下鉄山科駅、京阪山科駅下車、徒歩約20分
名神高速、京都東I.C.を出て、山科駅前の旧三条通より北に入る
混雑期外の時期であれば、マイカーやレンタカーを利用するのが良いかもしれません。
しかし、紅葉の時期にはせっかくですから徒歩で向かうのが良いでしょう。
しかし、紅葉の時期にはせっかくですから徒歩で向かうのが良いでしょう。
駐車場情報
大型バス不可マイクロバス可 無料
自家用車20台分 無料
いづれも拝観者に限る
混雑すると思われる時期には、早めに到着するのが吉。
秋はもちろん、毘沙門堂は枝垂桜の名所でもあるので、春に訪れる際も混雑が予想されます。
秋はもちろん、毘沙門堂は枝垂桜の名所でもあるので、春に訪れる際も混雑が予想されます。
参拝料金と参拝時間
拝観時間 8時30分~17時※1月2月12月は16時30分まで
拝観料 無料※庭園は一般500円・高校生400円・中学生以下300円
拝観料が成人でもワンコインなので、気軽に訪れることが出来そうです。
毘沙門堂へ参拝し、美しい風景と歴史ある美術品を堪能してみませんか?
毘沙門堂へ参拝し、美しい風景と歴史ある美術品を堪能してみませんか?