京都にある「鹿苑寺」は別名「金閣寺」としても有名なお寺で、誰もが一度は訪れてみたい、あるいは修学旅行などで訪れた事があるのではないでしょうか。
その鹿苑寺(金閣寺)は雪が降ったときに訪れると大変美しく、その美しさには目を奪われます。
そんな金閣寺(鹿苑寺)の見所やアクセス、お守りなどをご紹介します。
鹿苑寺(金閣寺)とは
鹿苑寺(ろくおんじ)は、京都市北区にある臨済宗相国寺派の寺。建物の内外に金箔を貼った3層の楼閣建築である舎利殿は金閣(きんかく)、舎利殿を含めた寺院全体は金閣寺(きんかくじ)として知られる。相国寺の山外塔頭寺院である。
相国寺の塔頭寺院の一つ。舎利殿「金閣」が特に有名なため一般的に金閣寺と呼ばれています。
元は鎌倉時代の公卿、西園寺公経の別荘を室町幕府三代将軍の足利義満が譲り受け、山荘北山殿を造ったのが始まりとされています。
金閣を中心とした庭園・建築は極楽浄土をこの世にあらわしたと言われ、有名な一休禅師の父である後小松天皇を招いたり、中国との貿易を盛んにして文化の発展に貢献した舞台で、この時代の文化を特に北山文化といいます。義満の死後、遺言によりお寺となり、夢窓国師を開山とし、義満の法号鹿苑院殿から二字をとって鹿苑寺と名づけられました。
鹿苑寺(金閣寺)へのアクセス
公共交通機関で行く場合
JR京都駅から京都市バス[205]系統(北大路バスターミナル行)又は市バス[101]系統(金閣寺行)で金閣寺道下車。
阪急京都線四条河原町駅から京都市バス[205]系統(北大路バスターミナル行)で金閣寺道下車又は市バス[12]系統(立命館大学前行)で金閣寺前下車。
京阪電車三条駅から京都市バス[59]系統(山越行)又は市バス[12]系統(立命館大学前行)で金閣寺前下車。
金閣寺前バス停から参道入口まで徒歩すぐ。金閣寺道バス停から西の方向へ徒歩約5分で参道入口に着く。
車で行く場合
金閣寺への最短ルートですが、名神高速道路を使った場合、京都南インターで下りて1号線を北上します。九条通りを左折し、西大路九条交差点を西大路通りに右折してひたすら北上します。金閣寺前の交差点を左折すると正面に金閣寺の駐車場の案内板が見えてきます。周辺にはコインパーキングなどもありますが、駐車料金の相場はそう大して違いがなく、停められる台数も多くないので、金閣寺に隣接する参拝者用の専用駐車場に停めることをおススメします。
金閣寺駐車所駐車場料金
普通車 最初の1時間300円。以後30分毎に150円
大型バス 1時間1,000円、マイクロバス 1時間500円、自動二輪 1時間500円営業時間 8:40~17:40
収容台数 250台(第1~第3駐車場の合計)
所在地 京都府京都市北区金閣寺町1
1日最大○時間でいくら(1日6時間500円とか)という金額の決め方の駐車場が多く、平均的な料金は平日最大1日500円以内、祝日1,000円以内ぐらいのようです。
ただしいずれのコインパーキングも収容台数は10台以下と少ないようですので、駐車できるかどうかはその時の運次第になるかもしれません
鹿苑寺(金閣寺)の拝観時間と料金
お金を払うと通常ならパンフレットや券をもらって入るのですが、ここではお札をもらいます。
このお札を入口で見せるとパンフレット(右)をもらい中へ入る事ができます。このお札は入口で見せると何度でも拝観できます。
午前9:00〜午後5:00
※年中無休
※特別拝観時は時間が異なることもありますのでご注意ください。大人(高校生以上)
400円
小・中学生
300円
鹿苑寺(金閣寺)のお守り
鹿苑寺(金閣寺)の見所
雪の金閣寺
雪の京都 金閣寺(鹿苑寺) Kinkaku-ji in snow
紅葉と逆さ金閣
庭園も見所
金閣寺の見所として、金閣には当然目が行きますが、庭園をはじめとする見所ポイントがあります。金閣寺の庭園は衣笠山を借景とした回遊式の庭園で、「国の特別名勝・特別史跡」。
京都で3ヶ所だけ、全国にも9ヶ所だけという見事な庭園です。
金閣が1994年(平成6年)に世界遺産に登録されたのも、その庭園、池に因るものです。
金閣は昭和の再建ですので、建物だけでは世界遺産の登録対象とはならないのです。そんな素晴らしい庭園を、ぜひじっくりお楽しみください。
最後に…
その後、昭和30年(1955年)に再建されました。
平成6年(1994年)にはユネスコの世界遺産(文化遺産)「古都京都の文化財」の構成資産に登録されてました。
もともとは足利義満の山荘だったものを寺として修復し、
現在まで修復を繰り返しながら今に至っていますが、
修繕するお金がなかった時代には今のように「金に輝く寺」ではなかったようです。
時代に翻弄されながら現代まで残った鹿苑寺(金閣寺)は仏舎利塔でもあります。
鹿苑寺(金閣寺)の歴史や仏舎利塔であるという事を知って観光をするのと、知らずにただ行くのでは心持ちも、そこから受け取るものも違うかもしれません。