ホントに大丈夫?神社とお寺とではお参りの作法が違います

皆さんも経験ありませんか?参拝のときにありがちなのが、神社とお寺の作法がごっちゃになってどっちがどっちかわからなくなることです。今回は特に間違えやすい要注意ポイントに絞ってご紹介してみようと思います。

神社は神様の住処

神社は神様が住んでいるところとされています。
そのためお寺と比べてよりおおげさなくらいに敬意を払って振舞う、といったイメージを持つとわかりやすいです。
参拝の際には、拍手ははっきり音をさせて来訪を伝え、礼はより深くと心掛けるとよいでしょう。
二宮神社 (あきる野市) - Wikipedia (6022)

お寺は布教・修行の場

対してお寺は布教や修行を行う場所です。
お寺の参拝の際にはより厳かに振舞うイメージをもってそう心掛けるとよいでしょう。
慎ましく静粛に、しかし凛と胸を張って歩くと良いでしょう。
お寺バンザイ! (たまに行くならこんな寺・京都編) - お寺さんぽ Ver.03 (6029)

拍手(かしわで)について

よく間違われるのが拍手(かしわで)を打つのか打たないのかというところです。
正解は『拍手は神社でのみ打つもの、お寺では打たない』です。
拍手のそもそもの意味として”神様に来訪を知らせ、これから伝えたいことがあると告げる”というものがあります。こういった理由があるため、拍手は神社でのみ行うのです。
[フリー画像素材] ボディーパーツ, 手, 拍手 ID:201404290200 - GATAG|フリー画像・写真素材集 4.0 (6036)

●「二拝二拍手一拝」(二礼二拍手一礼)の作法
・神様に敬意を表すために二拝(2回おじぎ)します。
・神様を招くため掌を合わせて二拍手します。このとき、右手は少し下にずらします。
(掌をずらすのは神と人がまだ一体になっていないという意味です。二度手を打つことで神を招き、その後掌を合わせることで神と人が一体となり、神の力を得ることができるのだそうです。)
・神様を送り返す意味で最後に一拝(1回おじぎ)します。

※「礼」は30~45度の角度のお辞儀、「拝」はおよそ90度のお辞儀を意味します。

「二拝二拍手一拝」が参拝作法の基本となっておりますが神社によって異なる場合があります。

ちなみに伊勢神宮の場合は「八拝二拍手一拝」になります。

揖・礼・拝の違い

「一揖」「一礼」「一拝」全てお辞儀のことなのですが、言い方の違い程度の差ではなくそれぞれ意味が異なります。混同してしまって取り違えると失礼に当たる場面がありますので、しっかり理解して使い分けましょう。

通常のお辞儀といえば「会釈・敬礼・最敬礼」の3段階ですよね。同じ3種類だしそれぞれが言い方を変えたものだろう、と思っていると間違いの元です。実は通常のお辞儀と少し違うところがあるんですよ。

お辞儀にも一流と二流がある (6129)

一揖(いちゆう)

会釈程度のお辞儀のことです。角度の目安は15度です。
お寺の山門や神社の鳥居をくぐる前には、必ず一揖するのが作法となります。「失礼します」「お邪魔します」と心の中でつぶやきながら一揖できればベストですね。
忘れやすいですが、帰り際にもくぐったあとで振り返って一揖ですよ。こちらも心の中で「失礼しました」「お邪魔しました」と言ってから去りましょう。

一礼(いちれい)

こちらは一般的なお辞儀の敬礼・最敬礼に相当します。角度の目安は30~45度です。
神社によっては「会釈程度では神様に失礼になる。敬礼を以ってするべきだ」としている場合があります。鳥居での挨拶ではしっかり敬礼をしておくと確実ですね。
お賽銭を入れる際のお辞儀も基本的にこの敬礼・最敬礼相当のお辞儀でOKです。

ただし神社によってはそれでは敬意が足りないとする場合もあります。
その場合は次に述べる「拝」を以って正しい礼とすることになります。

一拝(いちはい)

人がもてる最大限の敬意表現として用いられるのがこの「拝」です。角度の目安は90度とされています。
お寺で使われることは少なく、主に神社の本堂でのお辞儀として使います。
鐘を鳴らしてお賽銭、二拝二拍手一拝するのが基本の作法です(二礼二拍手一礼でよいとする神社もあります)。

手水舎での作法はお寺・神社共通

ここまでちょっとずつ違うという話をしてきましたが、手水舎での作法についてはどちらでも全く同じです。
手水舎の目的が「本堂に赴く前に先に身を清めておく」というものであり、お寺と神社双方で共通するものだからです。
下に手水の手順詳細を紹介したサイトの抜粋を載せておきますので、各々方で再確認してみてください。
神社とお寺の参拝方法の違い | 生活のヒント (6135)

・伏せてある柄杓を、右手で持ち、水道や竜の口など流水が出ている場合でも溜まっている水盤から柄杓に水を溜めます。

・その水を左手に注ぐように流して左手を清めます。(洗うという行為ではないので指をすりあわせたりする必要はありません)

・柄杓を左手に持ち替えて、同じように右手にも注ぐように流し清めます。

・柄杓を再び右手に持ち替え、左手の手のひらに柄杓から水を溜めて、その左手の水で口をすすぎます。(柄杓に直接口はつけません)

・口をすすぎ終わると、再びその口を付けた左手に柄杓から水を流し清めます。

・最後に、柄杓の水が溜まっている部分を上にし立てるようにして上から水を流し、柄杓の柄の部分を清めます。

・空になった柄杓は伏せて元に戻します。

※この一連の所作は、洗う、うがいとは違いますので柄杓に一杯の水でするのが望ましいです。

一番大事なのは心構え

失礼の無いように作法をしっかりと、という話をここまでしてきました。しかし、一番大切なのはやはり誠意を持って参拝するという心構えでしょう。
神道も仏教も、参拝者が作法をちょっと間違えてしまったくらいで一々怒るほど狭量ではありません。常識と節度をもって行動していればほとんどの場合はなんら問題ないのです。

逆に他の参拝者に迷惑をかけるような人は、寺社側が今後の出入りをお断りとする場合もあります。
そんなことはお互い望むところではないでしょう、厳粛な場であることを忘れて騒いだりはしないでくださいね。

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