お盆に欠かせない「精霊馬」!飾るのにはある理由が!

お盆にキュウリとナスの夏野菜で作った「精霊馬」を飾るご家庭は少なくないと思います。近年は亡くなった方の趣味に合わせた「精霊馬」を作る方もいて人気を集めています。そんな精霊馬には一体どんな意味が込められているのでしょうか?

お盆に欠かせないキュウリでできた「精霊馬」

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お盆の時期になすときゅうりで
作る馬と牛は
精霊馬・精霊牛と呼ばれ、
ご先祖様の霊が家に帰ってくるお盆に
ご先祖様が行き来する
乗り物として作られたのです。
旧暦の4月から6月は、前年の収穫の備蓄も底をつき、飢えをしのんでいた時期だという研究もあります。

お盆の供物にならぶ初物の収穫物は、飢えの季節の終わりをお祝いする、大切な儀式でもあります。亡くなった人に対する、豊かな感情があらわれている、精霊馬のユーモラスな姿にも、豊かな実りへの感謝があらわれているようです。

迎えるときは、向きを仏壇側、送るときは外側へと向きを変えることを忘れずに。
お盆になるとキュウリとナスでできた「精霊馬」「精霊牛」を飾るご家庭は多いと思います。
精霊馬は作り方も簡単で、
割りばしやマッチ棒、つまようじを足に見立ててキュウリやナスに刺すだけで完成します。
ご先祖様をお迎えするのには欠かせない「精霊馬」「精霊牛」ですが、
寒い冬が終わって春に野菜の栽培を始め、夏に収穫される野菜は集落にとってはその年初めての農作物、
先祖に対する感謝の意味も込められているんだそうです。

お迎えは足が速い「馬」

Free photo: Horse, White, Horsehair, Equine - Free Image on Pixabay - 1542480 (9393)

天からやってくるときは早駆けの馬としてきゅうりの馬を使います。

少しでも早く家につくことができるよう、馬を用意したのです。

細身の野菜であるキュウリは馬に見立てて飾られます。
馬は足が速く、ご先祖様を早く迎えに行けるように、
そして私たちの元に早く到着するようにという意味が込められています。

お送りはゆっくり送る「牛」

Free photo: Cows Cow, Austria, Pasture, Sky - Free Image on Pixabay - 203460 (9394)

反対に帰りはゆっくり帰れるよう、牛を使います。

たくさんのおみやげを天に持ち帰ってもらうため、

力強くてゆっくり帰ってくれる牛を用意するのです。

対して太めの夏野菜であるナスは「牛」に見立てて飾られます。
平安時代の貴族の乗り物として有名な「牛車」に代表されるように牛は力強くゆっくりとした歩みが特徴的な動物です。

地域性も様々

地域によって考え方が2通りありました。

ご先祖様を丁寧に迎えるために迎え盆に牛を作り、

早く帰ってもらうために送り盆に馬を作るという地域と、

一般的な、早く来て貰うための馬、ゆっくり帰ってもらう為の牛、と

全く逆の考え方があるようです。

おそらく夏の時期に多く採れる野菜のため手に入りやすく、またどこでも収穫できる野菜であったことから、広く全国的にキュウリとナスが使われているものと考えられています。
キュウリやナスのほかにも、沖縄では先祖の霊があの世に帰るときの杖としてサトウキビをお供えするなど、地域によってお供え物とする野菜やその意味合いには地域性があります。
「精霊馬」は地域性も様々で、
一般的には「足の速い馬で早く迎えて、牛でゆっくりと送る」といわれていますが、それが逆の地域もあります。
どちらの意味で飾っているのか気になる場合は、
お世話になっているお寺やお墓の管理者の方に聞いてみるのが一番良いでしょう。
また近年は「精霊馬」の近代化も進み、故人の好みに合わせた精霊馬を作るのも一種のブームとなっており、
ツイッターを中心としてオリジナリティ溢れる精霊馬をつくることが夏の風物詩となっています。
馬や牛が私たちの生活に馴染み深い動物とはいいがたくなったため、
亡くなった方の好みに合わせたものでお迎え、お見送りをすると喜ばれることでしょう。

飾った「精霊馬」、最後はどうする?

現在の一般家庭では、処分するときは半紙、

またはキッチンペーパーなどの白い紙の中にお清めの塩と一緒に入れて、

ゴミとして出すことが多いです。

従来は川に流すか土に埋めるかのどちらかを取ることが多かったのですが、
近年の住宅事情を鑑みて禁じられている場所が多いです。
そのため、半紙に包んで清めの塩を撒き、燃えるゴミとして処分することが多くなりました。
近くに斎場がある方は、そちらにお供えした精霊馬をお盆のうちに持ちこんで処分してもらえることもあるので、
問い合わせてみると良いでしょう。

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