福岡市早良区の西光寺に現存する国宝「西光寺梵鐘」

みなさんは”国宝”に興味はございますか?日本各地にありとあらゆるジャンルの国宝があるものですが、今回はその中から梵鐘で国宝指定がなされている「西光寺梵鐘」について見て行こうと思います。お時間許す方はどうかお付き合いくださいませ。

西光寺(さいこうじ)

西光寺(梵鐘) 〜国宝の梵鐘が見所!〜『神社・仏閣』 福岡市早良区 〜福岡よかとこ.com〜 (11959)

西光寺(さいこうじ)は、福岡県福岡市早良区にある浄土真宗本願寺派の寺院。山号は狐峯山。梵鐘は国宝に指定されている。
西光寺は天海によって文明元年(1469年)に創建されました。本尊には阿弥陀如来です。
寺自体にこれといった有名な逸話があるわけではないのですが、国宝指定もされた歴史ある梵鐘「西光寺梵鐘」を持つことで有名です。

近年では見られない特徴的な意匠

西光寺の梵鐘

上帯と下帯(鐘身最上部と最下部の水平帯)に唐草文様を鋳出する。竜頭(最上部の吊り手部分)は、蓮弁を伏せて重ねた上に斜め上向きの竜を配したもので、他の鐘にみられない独自の意匠である。

国宝とは

国宝と聞くとすごいのはわかるんですが、厳密になにがすごいから国宝なのかと聞かれると言葉に詰まってしまいませんか?一応補足説明ということで、国宝とはなんぞやというところを確認しておきましょう。
国宝(こくほう)とは、日本の文化財保護法によって国が指定した有形文化財(重要文化財)のうち、世界文化の見地から価値の高いものでたぐいない国民の宝たるものであるとして国(文部科学大臣)が指定したものである(文化財保護法第27条第2項)。建造物、絵画、彫刻、工芸品、書跡・典籍、古文書、考古資料および歴史資料が指定されている。

法的には、国宝は重要文化財の一種である。国宝・重要文化財の指定手続、指定制度の沿革などについては、重要文化財の項を参照。

ザックリ言うと「形あるもののなかで国の宝と呼ぶにふさわしいほどに文化的価値が高い」というものが国宝に指定されるようです。なにをもってふさわしいとするのか、という基準も色々条件があるようなのですがここでは割愛しますね。

西光寺梵鐘(さいこうじぼんしょう)

西光寺梵鐘 (11971)

承和6年(839年)に鋳造され、年代の刻まれたものとしては国内で5番目に古い梵鐘で有名な西光寺。駐車場に車を止め、門をくぐり左手の舗装された道を登ると、大切に保管され古い歴史を刻み貴重な由来をもつ梵鐘。実際目の前にすると『鳴らしてみたいなぁ。。音を聞いてみたいなぁ。。』と欲を抱きながら眺めてきました!正面寺本堂内はなんだかほっとする空間で、無になった気分になり、貴重な歴史をもつ梵鐘の音色が聞けるチャンスが有れば是非また行ってみたい!そんなスポットです。

色んなお寺を渡り歩いてきた由緒ある梵鐘

日本に現存する梵鐘の中で5番目に古いものとされています。
元々は伯耆国鴨部郷の金石寺の鐘として鋳造されたものだったのですが、様々な事情で色んなお寺を渡り歩く数奇な運命を辿りました。
そうして紆余曲折を経て明治30年(1897年)に西光寺に移り、その後昭和29年(1954年)に国宝指定されて現在に到ります。
 この梵鐘は承和六年(八三九)に、伯耆国鴨部郷、現在の鳥取県西伯郡西伯町鴨部周辺にあった金石寺の鐘として鋳造されました。その後、永正七年(一五一〇)に尼子経久によって杵築神社(出雲大社)に寄進され、永禄二年(一五五九)には、尼子氏の家臣山中鹿介幸盛によって多福寺(島根県神戸郡)に移されました。
 またこの鐘は出雲大社にあったという説もありますが、ともあれ、出雲を離れた鐘は明治二十二年、松江市の金物店から大阪商人大沢庄兵衛に転売されました。そして縁あって早良区内野の西光寺に収まることになったのですが、この梵鐘のそうした貴重な由来が判明したのはその後のことでした。
このように由緒ある歴史的価値の非常に高い梵鐘なのですが、やはり経年劣化には勝てなかったようです。近年痛みが顕著に目立つようになり、現在は収納庫に収められています(窓から拝観することはできます)。

現在は収納庫で保護されている

西光寺[浄土真宗本願寺派][福岡県福岡市早良区内野2-7-13]-お寺めぐりの友 (12014)

太平洋戦争のさなかには地金として供出されそうになるが、重要美術品として九州大学が 調査を進めていたこともあって危うく難を逃れた。

現在は、保存性の理由から平成7年に鐘楼ごと収納庫で覆われたが、窓から見学する事ができる。 以前は、朝夕6時に鐘をついて時刻を知らせていたが、近年鐘に小さなひびが発見されたため、 鐘の音をテープに取って流している。

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