「宗派」って何なのか、何種類あるのか御存知ですか?

「家の宗派はなんですか?」って聞かれてすぐに答えられますか?そもそも宗派ってなんなのか、いったいどれくらい種類があるのか御存知ですか?今回はそんな疑問を氷解させるべく宗派とはなんなのかを調べてみました!

宗派とは

お寺の宗派の数 - これが日本のお寺・神社だ! (7787)

宗派(しゅうは)は、教義・信仰対象などの違いや歴史的経緯により生じた分派である。主に仏教において用いられる。
現代日本における宗派という言葉は、場合によって意味する範囲が異なる。ひとくちに宗派と言っても、(各分派の細かい差異には目をつぶって)大まかな宗旨・宗派を漠然と意味している場合(例:天台宗・真言宗・浄土宗・浄土真宗)や、寺院の現在の所属教団名のことを意味している場合(例:真言宗醍醐派、聖観音宗)や、伝統的な宗派門流を意味している場合(例:浄土宗白旗派、日蓮宗日什門流)などがある。
仏教は元々インドが発祥です。これが中国に渡り、中国の儒教的影響を受けたものを遣隋使・遣唐使などが持ち帰ってきたものが日本仏教の原典になりました。最澄が開いた天台宗、空海が開いた真言宗あたりが特に有名なところでしょう。
そして日本で伝えられていく中で意見や解釈の違いで袂を分かち、徐々に数を増やしていきました。
インドで生まれた仏教は日本に500年中頃に伝わり、聖徳太子が天皇を補佐する摂政になってから、日本に仏教が広まったと言われています。聖徳太子は法隆寺を建立し、仏教を日本に定着させました。
奈良時代には仏教文化が開花しました。聖武天皇が国を守るために「諸国に国分寺・国分尼寺を建立せよ」との詔を出したことで、全国にお寺が建立されました。いまでも全国に「国分寺」の地名がその名残をとどめています。都では東大寺の大仏が建立されています。
平安時代になると、最澄と空海(のちの弘法大師)というふたりの偉大な仏教者があらわれ、最澄が開いた天台宗、空海が開いた真言宗が生まれています。

一寺一宗

お寺の宗派の数 - これが日本のお寺・神社だ! (7780)

現在のお寺ではそれぞれお寺ごとに「○○宗」に属しており、そのお寺に所属する僧侶は全員その「○○宗」の僧侶です。お寺ごとに所属宗派が決まっているわけですね。
しかし旧来のお寺はひとつのお寺の中で様々な宗派の僧侶が肩を並べていました。
ずっとひとつのお寺にいるのではなく、ひとりの僧侶が色んなお寺に出入りして「悟り」について日夜議論を重ねていたのです。
そのなかで意見や解釈が異なるものが袂を分かつようになり、現在のように一寺一宗のカタチに納まっていったのです。
○○宗の○○寺と言うように現在は一寺一宗ですが、奈良時代まではひとつの寺にいろいろな考えの僧侶がいました。同じ分野を学ぶ僧侶たちが一つの集団を作りこれを衆と呼んでいました。各衆には大学頭や小学頭と呼ばれる人がいて、勉強する僧侶を指導しました。今の総合大学のような感じです。

これが平安時代になると、一つの衆だけで一つの寺を使用するようになり、衆より○○を宗むねとする派閥つまり宗派の存在が大きくなり、一寺一宗となりました。

現在の宗派総数はなんと百六十!

お寺の宗派の数 - これが日本のお寺・神社だ! (7789)

宗派とひとくちにいっても色んな種類があってなにがなにやら、という方も多いと思います。なんといっても数がこれだけ多いのですから仕方が無いですよね・・
同じ釈迦の考えを起源とする宗教が今日、 日本でこれほどの宗派をなしたのはなぜなんでしょうか??

その理由のひとつは、もともとインドで生まれた仏教が中国に伝わったこと と考えられています。
中国は、もともと儒教の国であり、 古くから師弟関係による多くの学派や門閥が存在しました。

そうしたところへ仏教が伝来したので、仏の考えをめぐって 師が生まれ、それを慕う弟子たちがグループを作り、 やがて宗派が形成されていきました。 もともとは個々の修行者の集まりだった仏教から 宗派というシマが生まれたのは、儒教学の影響の強い中国社会に 宗教が伝播したためとみていいのではないでしょうか。

「十三宗五十六派」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
しかしこれ実は戦前の数字なんですよ。
終戦後の法整備の際に「宗教団体法」ができ、そのとき仏教の流れを汲む宗教団体であると認定されたのが「十三宗五十六派」だったのです。
現在では当時よりもさらに増え、なんと宗派総数百六十にもなるのです。
奈良時代の仏教はいわば大陸直輸入でしたが、
平安時代となるとこれに日本流アレンジが加わります。

そのさきがけとなったのが、あの有名な最澄と空海です。
ともに遣唐使の一員として中国に渡り、当時隆盛していた密教に感化され、 これを日本に伝えました。

そうして、最澄は比叡山に、空海は高野山に真言宗をそれぞれ開いたのです。
どちらも中国の密教に独自の思想や世界観を取り入れた日本型密教です。

呪術的な加持祈祷によってさまざまな願いがかなえられるとする密教は 平安貴族の支持を獲得し、大きく発展をとげました。
ですが、平安時代末期に貴族支配が弱まり、これと合わせて凶作や飢餓が 頻発すると、厭世観や無常観を背景とした末法思想が広がっていきました。

わが家の宗派ってどこ?

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「我が家は仏教徒」という認識を持っている人は多いでしょうが、宗派まで覚えている人って少ないと思います。親の葬儀のときに葬儀屋で聞かれて始めて確認した、なんて話も聞きます。これは上述したように宗派によって法事にお招きするお寺・僧侶が違うためですね。
余程熱心な方でもなければ確認する機会は滅多にあるものではないです。気が向いたときに家の方にちょっと聞いてみるのもいいかもしれませんね。
私たち日本人は、お盆には田舎に帰省して墓参りをし、クリスマスにはプレゼント交換をし、お正月には神社に初詣をする。仏教、神道、キリスト教などさまざまな宗教を受け入れ、日常生活に取り入れています。普段は自分の宗派を意識することもなく暮らしています。
そのなかで、私たちが仏教と接するのは葬式と法事のときでしょう。参列しているだけでは細部を知ることができませんが、自分で葬式と法事を営んで、はじめて真剣に宗教と向き合うのではないでしょうか。最近は葬儀社や仏壇店から「宗派はどこですか」と聞かれて、あわててしまう方も多いのです。
仏教にはさまざまな宗派があります。宗派によって仏壇に安置する本尊も異なりますし、教義も異なりますし、お経もそれぞれなのです。
法事を営むにも、仏壇を購入するにも宗派がわからないとできません。自分の宗派を知っておく必要があるのです。
自分の家が檀家であるならば、どこの宗派であるかは知っておいたほうがよさそうですね。
みなさんもいざというときに頭を抱えずすむように、あらかじめチェックしておくといいかもしれません。

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