博多で有名なお寺、承天寺。実は承天寺はある食べ物の歴史と関係があるのです。そして妙楽寺、このお寺にもグルメな秘密が…。それはいったい?今回はグルメなお寺、承天寺と妙楽寺、周辺グルメの特集です。読むだけでお腹が減るのでご注意下さい!
承天寺
1242年に聖一国師により創建されました。
聖一国師は駿河(静岡県)出身の僧です。宋に渡航し仏教を学びました。
そしてうどん・そば・饅頭の製法を持ち帰って広めたことから、承天寺はうどんの発祥地とされています。
このように承天寺はグルメと深い関係があります。
承天寺見学ならおすすめの季節は秋!
建物内からガラス越しに見えるもみじがすごい…。
晩秋の夜間に行われる博多ライトアップウォークもおすすめです。
見どころは洗濤庭と開山堂です。厳粛で幻想的な雰囲気で見応え抜群!
JR博多駅からも近くて寺町界隈の風情を感じることができます。最近できた「千年門」から長い参道を歩くのは楽しいです。意外に知られていないのがここが日本の「蕎麦、饂飩の発祥の地」であることです。祇園山笠でもここで一例、敬意を払います。
博多ライトアップウォークで初めて訪れました。手入れされきれいに波打ったお庭にライトが照らされ、赤~青へとうつりかわる様子はうっとりするほどきれいでした。
妙楽寺
妙楽寺は1316年、月堂宗規により開山された臨済宗のお寺です。
かつては博多の北浜にあったことで、中国との貿易の拠点として栄えました。
1586年、戦により焼失したことでこの地に移されたのです。
さて、妙楽寺もグルメと関係があります。
その食べ物とは・・・実は「ういろう」なんです。
名古屋名物ういろう!妙楽寺はういろう発祥の地とされています。
ういろうの起源となる菓子は、妙楽寺へ中国から亡命してきた医者一族によってもたらされました。
それを受け継いだのが小田原外郎(ういろう)家なのです。
妙楽寺の見どころは「ういろう伝来之地」と刻まれた碑や、「博多べい」と呼ばれる土壁です。
博多べいは戦国の世、戦火で焼けた石や壁を塗りこめて造られた博多独特の壁です。
妙楽寺には神屋宗湛や伊藤小左衛門の墓所があることでも有名です。
周辺人気グルメのご紹介♪
うどん・そば・饅頭の発祥の地だから、うどん・そば・饅頭にこだわりたい方、
博多なら絶対ラーメンという方、どなたも必見です!
どのお店も承天寺から徒歩圏内。
何しろここは博多!おいしものは日本一です。ぜひ食べ歩きを楽しんで下さいね♪
◆春月庵 承天寺前店
めんはつるつるもっちりで、こしもあっておいしい。
あまだしとからだしが選べます。麺の量も選ぶことができ、お値段もリーズナブル♪
◆博多べい
目玉は自家製さつまあげ。また、ごまさばや肉じゃがも人気メニューです。
◆信州そば むらた
そばはつるりと最上級のおいしさ。そのうえ天ぷらがおいしいと大評判です!
食べごたえぷりぷりの海老がたまらない。これぞ海老ですね♪お酒の種類も豊富です。
◆長浜ナンバーワン 祇園店
「なま・はりがね・かた・ふつう・やわ」の5段階からラーメンの硬さを選べます。
豚骨スープはとろとろクリーミー♪レベルの高い味です!
◆博多通りもん
こちらのお菓子は洋風のお饅頭、モンドセレクション金賞を16年連続受賞という快挙を成し遂げました。
さすが饅頭発祥の地ですね!
ふんわり生地の中にはクリーミーな白あん。バターの香りが見事にマッチ。
いくつでも食べてしまいそう…!
博多通りもんは博多駅でも販売されています。
何度お取り寄せしてるか分かりません・笑
家族が大好きなので、定期的にお取り寄せしています。いつ食べても美味しい!!