神護寺には様々な魅力が存在します。有名なあの人物が関わっていますし、観光で見てもとても魅力的だと思います。そこで今回はどのあたりが観光に優れているかと、このお寺に関する知られざるエピソードに迫っていきます。
1・神護寺とは?
神護寺(じんごじ)は、京都市右京区高雄にある高野山真言宗遺迹(ゆいせき)本山の寺院で、山号を高雄山と号する。本尊は薬師如来、開基は和気清麻呂である。
和気清麻呂といえば道鏡事件と大きなつながりがある人ですよね。神様の信託を活用して、道鏡を配乗しようとして、追放されています。この点からも、かなり重要な人物といえそうですね。
2・アクセスや参拝時間等は?
住所 京都市右京区梅ヶ畑高雄町5
アクセス JRバス「山城高雄」下車、徒歩約20分
市バス「高雄」下車、徒歩約20分
徒歩がありますが、紅葉の時に行きますと気楽な散歩道となるでしょう。のんびりと時間を忘れて楽しんでほしいものです。
拝観・開館時間
9:00~16:00見学所要時間
約40分料金
一般 団体割引 障害者 (30人以上)割引
大人 600円 500円 300円
大学生 600円 500円 300円
高校生 600円 400円 300円
中学生 600円 400円 300円
小人 300円 200円 200円
(4月1日よりの拝観料)備考
受付終了:16:30
注意しないといけないのは、駐車場がありません。しかし、道中にはあるようです。距離は歩いて10~20分くらいですから、バスで行った方が賢明かもしれませんね。
3・見るべき点は?
紅葉が綺麗!!
高雄、槇尾、栂尾は三尾と言われ、いずれも京都市北西部の紅葉の名所として知られる。高雄山の中腹にある神護寺は、京都市内でも早めに色づき始める、京都屈指の紅葉の名所。山門への古びた石段に赤や黄のカエデが葉を落とす風景や、境内に入ると葉の合間にお堂や塔が見え隠れする情趣たっぷりの景色が楽しめる。また有名なかわら投げは、ここ神護寺が発祥とされており、境内西の地蔵院から谷に飛ばすことで家内安全を祈る。
一生に一度はしっかりと訪れておきたい場所です。嵐山に引けを取らない美しさがここにあります。
樹齢500年以上の古木がたくさん残っていて京都市内でも早い時季に紅葉を楽しめる所で、凄まじい人手に改めて納得させられました。
登るのは若干大変ですが、それ以上に紅葉が素敵です。神々しい大木が何百もあるのですから、紅葉には最適です。
厄払いに最適!かわら投げ発祥の地
かわら投げ発祥の地
これを行う理由としては、思いっきり投げて厄を払うのが目的になっています。ただ見た感じでいえば、役を遠くへ飛ばして叩き割っているようにも見えそうですよね。解釈はどっちでもいいのでしょうが、いい方で考えましょう。
4・知っておくといいエピソードは?
古代~平安仏教発祥の地
灌頂暦名
お寺の宝です。あの最澄と空海の関係を変える事に大きな影響を与えた泰範の名前がありますし、空海の文章を知ることができるとても重要な史料といえるでしょう。他にも様々な事が知ることができ、国宝といっても差し支えはないはずです。
また、空海は留学生として最澄とともに入唐するが、二年で帰国、三年後にようやく京都に入ることが許されるや高雄山寺に招かれ、以後数年にわたる親交が続けられ、天台と真言の交流へと進展してゆく。やがて天長元年(824)真綱、仲世の要請により神願寺と高雄山寺を合併し、寺名を神護国祚真言寺(略して神護寺)と改め、一切を空海に付嘱し、それ以後真言宗として今日に伝えている。
あの空海と大きなつながりがあるのです。それだけ重要な地点だったという事です。
終わりに
via www.geocities.jp
この様に、神護寺は歴史的にも観光的にも重要なスポットといえるでしょう。パワースポットとしていくのもよし、風景も楽しむのも良しですから、興味のある方は京都に来て是非とも楽しんでほしいと思います。