神聖な世界遺産を巡る旅〜紀伊山地の霊場と参詣道〜

2016年7月時点で、日本における世界遺産は20箇所あります。今回ピックアップするのは、和歌山県。「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で三つ星を獲得した高野山や熊野古道は、聖地巡礼の地としても大変人気のある場所です。これらの魅力をたっぷりお伝えします!

和歌山県に行きたい!

まずは、和歌山へ行かなければ旅は始まりません!

【世界遺産】紀伊山地の霊場と参詣道とは

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紀伊山地の霊場と参詣道(きいさんちのれいじょうとさんけいみち)は、和歌山県・奈良県・三重県にまたがる3つの霊場(吉野・大峰、熊野三山、高野山)と参詣道(熊野参詣道、大峯奥駈道、高野山町石道)を登録対象とする世界遺産(文化遺産)。2004年7月7日に登録され、2016年10月26日に登録範囲の「軽微な変更」がなされた。
資産紹介|世界遺産を知る|和歌山県世界遺産センター (13329)

紀伊山地は、神話の時代から神々が鎮まる特別な地域と考えられていました。中国から伝来した「仏教」も、深い森林に覆われた紀伊山地の山々を阿弥陀仏や観音菩薩の「浄土」に見立て、仏が持つような能力を拾得するための山岳修行の舞台としました。

その結果、紀伊山地には、それぞれの起源や内容を異にする「吉野・大峯」、「熊野三山」、「高野山」の三つの「山岳霊場」とそこに至る「参詣道」が生まれ、都をはじめ全国から人々の訪れる所となり、日本の宗教・文化の発展と交流に大きな影響を及ぼしました。

『紀伊山地の霊場と参詣道』は、三重、奈良、和歌山の三県にまたがる「紀伊山地の自然」がなければ成立しなかった「山岳霊場」と「参詣道」、及び周囲を取り巻く「文化的景観」が主役であり、世界でも類を見ない資産として価値の高いものです。

豊かな自然と共に「参詣道」という「道」が世界遺産登録されたという点では、世界的に例がほとんどなく、非常に注目度が高いようです。

今回は和歌山県に着目しているので、奈良県で占めている「吉野・大峰」を除くエリアをご紹介します。

・熊野三山

紀伊山地の南東部にあり、相互に20~40kmの距離を隔てて位置する「熊野本宮大社」、「熊野速玉大社」、「熊野那智大社」の三つの神社と「青岸渡寺」及び「補陀洛山寺」の二つの寺院からなっています。
構成されている資産の一覧
熊野本宮大社(くまのほんぐうたいしゃ)
熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)
熊野那智大社(くまのなちたいしゃ)
青岸渡寺(せいがんとじ)
那智大滝(なちのおおたき)
那智原始林(なちげんしりん)
補陀洛山寺(ふだらくさんじ)
熊野三山周遊 (13381)

車で周遊すれば熊野三山を半日で回ることは可能ですが、せっかく訪れたのであれば、勝浦温泉や本宮温泉郷(川湯・渡瀬・湯の峰)などに1泊してゆっくりと巡りたいものですね。
熊野本宮大社

熊野本宮大社

最も多くの参詣者が歩いたとされる熊野参詣道・中辺路(なかへち)。
険しい道のりを終え、最初にたどり着くのが熊野本宮大社です。

・高野山

標高約900m、蓮華のように八葉の峰々に囲まれた山上盆地に広がる高野山は、弘法大師・空海が開いた日本を代表する真言密教の聖地です。
弘法大師は、密教の道場を開くのにふさわしい地として、都の喧噪から遠く離れた紀伊山地の雄大な自然に抱かれた場所を選びました。国、社会の安泰を祈り、人々のために活躍できる人材も育てたいという思いで活動します。そして、世の中の迷える人や苦しむ人を救うため永遠に祈り、深い瞑想に入りました。
こうして弘法大師は奥之院に生き続け、世の中の平和と人々の幸福を願っているという大師信仰が生まれました。
現在も高野山は、僧侶たちが修行を続ける学びの場であるとともに、多くの人々の信仰を集め、親しまれています。
構成されている資産の一覧
丹生都比売神社(にうつひめ)
金剛峯寺(こんごうぶじ)
慈尊院(じそんいん)
丹生官省符神社(にうかんしょうふ)
高野山・根本大塔

高野山・根本大塔

空海が真言密教の根本道場として建設した壇上伽藍

宿坊に泊まろう

宿坊とは、お寺に泊まることを意味します。

高野山にある52箇所のお寺が宿坊として利用でき、一般の参拝者でも宿泊ができます。
戦国武将ゆかりのお寺、美しい庭や襖絵を楽しめるお寺など、歴史や特徴も様々です。
精進料理を食べるのも特別な体験ですね。

・熊野参詣道(熊野古道)

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熊野古道とは、中世、日本最大の霊場であった熊野へと続く信仰の道。
 熊野はあらゆる人々を受け入れる聖地であったがため、日本中のあらゆる階層の人々がこの道を歩きました。
 「蟻の熊野詣」と、蟻が餌と巣の間を行列を作って行き来する様にたとえられるほどに、大勢の人々が列をなして、この道を熊野を目指して歩きました。
 上皇や女院や貴族が歩き、武士や庶民も歩き、盲人やハンセン病者など社会の底辺に生きる人々も極楽往生や現世利益や治癒の奇跡を求めて歩きました。
 さまざまな人々がさまざまな思いを抱いて、さまざまな願いをこめて歩いた祈りの道。それが熊野古道なのです。

熊野古道を歩こう

まず、ウォーキングを楽しむアイテムとして、【押印帳】をGETしましょう!
和歌山県内の参詣道「高野七口」「熊野古道紀伊路」「熊野古道中辺路」「熊野古道大辺路」をすべて踏破された方には、和歌山県より証明書が発行されるようです。
神聖な場所に足を踏み入れるにあたって、きちんと心構えを持つことが大切です。
大切な文化遺産を多くの人々と共有するためには、一人一人が意識をして行動することが必要ですね。

最後に…

荘厳な雰囲気を醸し出す世界遺産の地を自らの足で辿ってみたい、そんな風に感じた方もいらっしゃるかもしれません。

旅のプランニングに大変便利なこちらのハンドブックを活用しながら、今度の長期休暇は和歌山を訪れてみてはいかがでしょうか?

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