鎌倉のお寺「五大穴場」絶対に行っておきたいスポット

鎌倉五山と言えば「建長寺」「円覚寺」「寿福寺」「浄智寺」「浄妙寺」です。行っておきたい必見お寺の五山があるならば、少し秘密の場所で特別な時間を過ごすのもよいですね。そこで、今回は、地元の方でも、ほとんど足を運ぶ機会がないお寺「鎌倉五大穴場」をご紹介します。

①明王院 奇跡の鬼門へ

鎌倉で唯一、五大明王を祀る寺です。五大明王というのは、教団の中での秘密の儀式を重んじる「密教」に特有の「五人の明王」のことです。「不動・降三世・軍茶利・大威徳・金剛夜叉」 があり、怒りの姿でもって、仏道を妨げる魔を降伏させます。

特筆すべきなのは、国の重要文化財である「不動明王像」です。何故ならば、室町以降に鎌倉が衰退すると共に寺も荒廃し、明王院は江戸時代に焼失したのですが、五大明王の中心人物「不動明王像」の一体のみが焼失せず、今に残っているからです。あとの四体は、改めて江戸時代に造られました。その後、本堂も再建され、五大明王が祀られています。
ちなみに、鎌倉時代から生き続けるこの「不動明王像」は、名彫師運慶の次男康運の作とも言われています。

 (10523)

1235年、四代将軍藤原頼経により創建されました。真言宗の一派です。
鎌倉三十三観音第八番札所。
鎌倉駅からバスで鎌倉宮方面へ。その先にある十二所という地は、幕府の政所(まんどころ)から見て不吉な方角「鬼門」にあったので、鬼門除けとして明王院が建立され、五大明王が祀られました。
毎月28日は「お不動様の日」として開扉し、護摩法要が行われ、明王像を拝むことができます。
奇跡の鬼門へ。すると、心の邪気が払われる境地を体験するのではないでしょうか。

②長寿寺 スペシャルな思い出を

長寿寺は、1358年に古先印元が僧として開山しましたが、それ以前に寺が存在したことから、足利尊氏の創建とされています。1358年に尊氏が亡くなり、その後、尊氏の四男で鎌倉公方となった足利基氏が父を弔うために、長寿寺に七堂伽藍(しちどうがらん)を建てたと言われています。
10:00~15:00(最終入門15:00)
*季節限定4~6月、10~11月 金土日祝日のみ
北鎌倉駅から鎌倉街道沿いにある寺です。臨済宗建長寺派。
雨天時は拝観できません。
期間限定公開です。しかも週末のみ。以前は、公開されていませんでした。
鎌倉五山第一位建長寺の管轄にある寺で、その造りは、鎌倉で屈指とも言われます。

足利尊氏ゆかりの長寿寺。境内にて私語は禁じられ、苔むす庭を歩き、建物の中では赤い毛氈(もうせん)に座り、心静かに庭を眺めます。
道の奥に眠る尊氏の墓に手を合わせれば、しみじみと感じるものがあるでしょう。春は花、秋は紅葉です。スペシャルな思い出を。

③常栄寺 首をつないで

別名「ぼたもち寺」と言います。この由来が、常栄寺最大の魅力です。

「ぼたもち」と言えば……「棚からぼたもち」「ぼたもちで腰を打つ」ということわざがありますが、思いがけない幸運に巡り合うことのたとえとして使われる言葉です。「おはぎ」とも呼ばれ、小豆餡は米と共に神仏や先祖への供物とされ、それで縁起の良い食べ物とされます。

若宮大路から入った道に、夷堂橋(えびすどうばし)が現れます。本覚寺と妙本寺を結ぶ荘厳な橋は滑川を渡り、常栄寺へとたどり着くことができます。この夷堂橋は、源頼朝が鬼門除けのために祀った夷神の神社が起源です。

常栄寺最大の魅力「ぼたもち寺」の由来。それは鎌倉時代、この地に住んでいた「桟敷の尼」が龍ノ口刑場(藤沢市片瀬)へ護送される日蓮聖人に、ぼたもちを捧げ、すると処刑場で奇跡が起こり、日蓮の命は救われたという史実です。

 (11007)

創建は1606年。日蓮宗の寺院です。
小さな寺ですが、神秘の門をくぐると、季節ごとに花や緑のゆったりした自然に出会います。そして本尊を拝むと、「頸つなぎ守り」に気付くかもしれません。これは当然、日蓮の「斬られるはずの首をつないだ」という由縁から作られたお守りです。御朱印と同じく、境内の寺務所にて買うことができます。
会社、生活において、誰かの、自分の「首をつなぎたい」と悩むことがあるでしょう。この「ぼたもち寺」をお参りして、特別の勇気を手に入れられたらいいですね。

④常楽寺 禅の原点へ

北鎌倉駅から大船方面へ。すると、常楽寺への入口が見えてきます。その道を行くと、寺の山門に行き当たります。

常楽寺というのは、禅寺の原点と言えます。建長寺の前身の寺だからです。
鎌倉の寺と言えば、鎌倉五山、禅宗が基本です。中国から鎌倉時代に伝えられた禅宗ですが、当時から日本独自の特性を持つ宗派として禅は存在します。つまり、宗派や人種を超越し、広い心でもって異なる思想を認め、受け入れるのが禅の在り方とされてきました。
ですから、五山第一位の建長寺が日本の禅寺の始まりなので、その前身の常楽寺は、最たる原点の寺として在るわけです。その魅力は、参詣すると感じられるでしょう。

 (11012)

1237年北条泰時の創建です。臨済宗建長寺派。
小さな寺ですが、山門から古めかしく、境内の雰囲気は、ひっそりとしていながら、参詣者の心を実に穏やかにさせてくれます。まさに座禅、無心の境地といったものです。
本尊を拝み、長椅子で1人ゆっくりと、水の音を聴きながら庭を眺めると、日常の雑念から解放されるのではないでしょうか。

⑤円応寺 赤々と

建長寺から鎌倉街道を挟んですぐの所に、円応寺はあります。急な階段を上り切ると、その寺は静かに佇んでいます。そして建物の中に入ると。
何と言っても、目の前に堂々と現れる「閻魔大王像(えんまだいおうぞう)」です。近付いて拝むと、強い戒め(いましめ)を感じさせます。と同時に、心を開いて対面すると、参詣者を温かく受け入れてくれます。この寺の閻魔大王は、戦時中に赤ん坊を膝の上に乗せて命を救ったなどの由縁もあり、「子育て閻魔」とされ、寺で赤ん坊の名をつけてもらうと丈夫に育つと言われています。
読み方:エンノウジ(ennouji)
別名 あらいのえんま
宗派 臨済宗建長寺派
所在 神奈川県鎌倉市
本尊 閻魔法王
両脇に並ぶ十王象は、死後の人間その他を裁く者達とされます。さんずの川を渡り、その後天国か地獄かどちらへ行くかを裁くのです。その長が閻魔大王です。こういった裁きの像たちに囲まれると、脅威を感じるかもしれません。

しかし、閻魔大王は、日々、地獄へ落とした者達と同じ苦しみを受けるために、舌を焼かれるなどして、苦難を受けています。裁いた自分が罰を受ける。心の大きい大王なのです。そして、全てのもの達を天国へ受け入れるための、地獄であり、地獄で罰を受けたもの達も、いずれは天国に迎えられるというお話です。
単なる戒めとして通り過ぎるか、閻魔の心を知ろうと努めるか、それは参詣者それぞれでしょう。

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