【徹底検証】金閣寺と銀閣寺はいったい何が違うのか?

同じ室町時代に建立された金閣寺と銀閣寺。たった一文字しか違わないこの二つのお寺、実はたくさんの違いがあるのです!ここでは様々な角度から金閣寺と銀閣寺の違いを検証していきます。違いが分かるとこの二つのお寺の魅力が倍増しますよ♪

見た目が違う!

金閣寺

金閣寺

正式名は「鹿苑寺」といいます。
金閣の特徴は、なんといっても金箔で塗られたそのたたずまいでしょう。
銀閣寺

銀閣寺

正式名は「慈照寺」です。
一方で銀閣ですが、金閣にくらべてえらい地味な感じがしますね。

銀閣の1階部分は書院造といって、現代日本家屋の基本の形となる造りをしています。

金色に輝く金閣寺は文字通り金ピカでとても豪華なお寺ですが、
それに比べて銀閣は「えっ、銀色じゃないの?」と思った方も多いのではないでしょうか。

作った人が違う!

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金閣寺を作ったのは、三代将軍 足利義満です。
足利義満(あしかがよしみつ)
出身地:京(京都市)
生誕:1358年8月22日
死没:1408年5月6日
享年:51歳(病死)
時代:室町時代
 (6673)

銀閣寺を作ったのは、八代将軍 足利義政です。
足利 義政(あしかが よしまさ)
時代 室町時代中期 – 戦国時代初期
生誕 永享8年1月2日(1436年1月20日)
死没 延徳2年1月7日(1490年1月27日)
幕府 室町幕府第8代征夷大将軍
(在任:1449年 – 1473年)

妻 正室:日野富子

金閣を建てた義満と銀閣を建てた義政の歳の差は78歳。

義満は一休さんに出てくる将軍様です。なんだか親しみが持てますね。
義政の奥さんは日本三大悪女の一人、日野富子です。

時代背景が違う!

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義満は日明貿易を始め、日本一の大金持ちになりました。
足利義満のことを「源道義」というのですが、これは、「あなたがただ一人の日本の国王である」ということを中国の王様に認めさせたということです。

明とは朝貢貿易というかたちではありましたが、貿易もおこなわれるようになりました。
ぱっと見、日本が不利なように見えるのですが、そうではなく、交通費や滞在費は明が出してくれたので、日本から持ち出すものよりもっと多くのものを、明から得ることができたのです。

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応仁の乱は、義政の優柔不断が原因で始まったといわれています。
義政には、なかなか子どもが生まれなかった。
そのため、自分の弟である義視を養子としてむかえ、次の将軍とすることにした。
ところが、その後に義政の妻の日野富子が息子の義尚を生んだため、次の将軍をめぐる争いが起こった。
弟の義視は細川勝元を頼り、富子と息子の義尚は山名宗全を頼ったため、2つに分かれての対立が始まったのである。
室町幕府の命令も2つの派が思い思いに出すという混乱ぶりになった。
同じ室町時代でも義満の頃と義政の頃では時代背景が大きく違います。

義満は室町時代の全盛期。明に「日本王」と認めさせ、絶大な権力を手にします。
天皇の座を狙っていたという説もあります。

一方義政の時代は既に室町時代も斜陽の時期。飢饉も重なり財政状況もかなり厳しくなっています。
しかも自身の優柔不断さが原因で応仁の乱も始まってしまい、世の中が乱れ始めてきました。

出来あがった文化も違う!

北山文化

北山文化

観阿弥・世阿弥親子により能が大成されました。
南北朝時代の動乱を経て、それまで伝統的であった公家文化と、新興の武家文化の融合が特色で、明との勘合貿易、禅宗を通じて大陸文化の影響も受けている。
東山文化

東山文化

応仁の乱(1467年)以降、戦乱に明け暮れる世の中になったが、一方では能、茶道、華道、庭園、建築、連歌など多様な芸術が花開いた時代で、それらは次第に庶民にも浸透し、今日まで続く日本的な文化を数多く生み出した。
また、京都が戦火に見舞われたことで多くの文化人・知識人が地方の守護大名のもとへ身を寄せたため、文化の地方伝播が進行した。
貴族的・華麗な足利義満の北山文化に対して、幽玄、わび・さびに通じる美意識に支えられていると評される。
日本独自の美意識である「侘び寂び」は、義政の時代に生まれたのですね。
銀閣寺は金閣寺より地味ですが、日本人ならでは!の感性ですよね。

場所が違う!

世界遺産・銀閣寺は金閣寺と並び称される名所。
しかし銀閣寺と金閣寺はかなり離れており、
京都市街を西から東へ横断する形をとります。
しかも鉄道ではなく、渋滞必至のバス移動。

市バス204系統は直通ですが、経路はやや迂回しながら
所要時間は約1時間。

金閣寺と銀閣寺の違いが分かったら、ぜひ実際に見比べてみたいもの!
他の観光名所と組み合わせて行くのも良いですし、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?

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