兵庫県屈指の古刹!巡礼者が集う『一乗寺』のみどころ

兵庫県で唯一の国宝、三重塔を擁する一乗寺。
崖にせり出した本堂から見て取れるように、山の傾斜を意図的に利用して建てられた寺院は、仏像マニアにとって必見のポイント!
もちろん、本堂の天井に施された「木札」も見逃せません。

◆雲に乗ってインドから渡来!?

西国三十三所の第26番霊場として巡礼者が集う一乗寺。
開祖である法道仙人は、遠く天竺(インド)から雲に乗って日本へ渡ってきた・・
そんな、実しやかな伝説が伝えられています。
近隣の山間に点在する寺院の多くは、法道仙人によって開かれたとされるものが多く、いわゆる「山岳信仰」と深い関わりがあるのです。
第二十六番 一乗寺 : 西国三十三所 (9369)

【一般情報】
住所:兵庫県加西市坂本町821-17
電話:0790-48-4000
営業時間:8:00~17:00
定休日:年中無休
この寺を開いたとされる法道仙人は念持仏、仏舎利と宝鉢だけを持ってインドから雲に乗って渡来したとされている伝説的な僧である。法道仙人は食べ物が欲しくなれば、宝鉢をとばして供養を受けたといわれている。
 この神通力が都にも聞こえ、孝徳天皇の病気治癒祈願を行ったが、治癒の功績が認められ、勅願により白雉元年(650年)に創建したのがこの寺と伝えられている。ただ、創建年については大化5年(649年)とも白雉2年(651年)ともいわれており、明確ではないようである。

◆金堂(本堂)の天井に注目!

一乗寺の本堂にあたる金堂は、国の重要文化財にしてされており、本尊である聖観音菩薩が祀られています。
奈良時代に造られたとされる秘仏は、御開帳の年にしか見ることができません。
とは言え、ご本尊意外にも注目すべきポイントは多く、その一つが本堂の天井に施された「木札」です。
一体どうやって取り付けたのか・・学者の間でも物議を醸しています。
天井の木札に注目!国宝三重塔を擁する兵庫県加西市の一乗寺 | 兵庫県 | トラベルjp<たびねす> (9345)

【拝観料】
年齢問わず一人500円
※宝物館入館料は別途500円
※宝物館の予約は、2週間前までに要連絡
ご本尊にお参りしたら、参拝者が集う外陣の天井を見上げましょう。
木片のようなものがそこかしこに貼り付けられているのが、おわかりになるでしょう。
これはかつての巡礼者が打ち付けた木札(納札)。現在の納札は紙製ですが、かつては安価な木札が使われており、巡礼者は一乗寺に参拝した証として、木札を天井に打ちつけたのです。
しかし、天井はご覧のように高く、肩車をしてもらったとしても決して手は届きません。
昔の人はどうやって天井に貼り付けたのでしょうか。
不思議ですね。

◆国宝の三重塔

国内にある三重塔の中でも、他に類をみない安定感が特徴と言われている優美な塔。
1941年~1943年にかけて、大掛かりな解体修理が行われた折りには、古代的な建築様式が用いられていた事が解明され、建築史上著名な作品と認知されるようになりました。
三重塔(一乗寺) (9354)

【アクセス情報】
・JR宝殿駅からタクシー15分
・JR姫路駅から神姫バス「71 法華山一乗寺・別府経由 社」行きで「法華山一乗寺」下車約35分
・JR宝殿駅からタクシー15分,加古川駅からタクシー25分
・山陽自動車道加古川北ICより5km 10分,中国自動車動 加西ICより12km 28分

【駐車料金】
駐車場:150台
乗用車:300円
オートバイ:130円
マイクロバス:1300円

崖の中腹に立つ三重塔は承安元年(1171)の建立。現在、国宝に指定されています。国宝に指定されている三重塔としては、奈良県の法起寺・薬師寺・当麻寺(東西2基)・京都府の浄瑠璃寺のものに次いで6番目の古さを誇ります。いいかえれば、奈良・京都以外では、現存する最古の三重塔なのです。

◆お寺に神社が!?春日造の護法堂

一見、神社の本堂のようにも見える護法堂は、本堂裏手の高台に坐しており、国の重要文化財に指定されています。
その「春日造」と呼ばれる建築様式は、神社建築に用いられる建築法である事から、神仏習合の名残りではないかと推察する学者も多いとか。
真偽の程は、定かではありません。
天井の木札に注目!国宝三重塔を擁する兵庫県加西市の一乗寺 | 兵庫県 | トラベルjp<たびねす> (9359)

護法堂は本堂背後の高台に位置し毘沙門天が祀られています。護法堂は鎌倉時代後期に建てられたと推定されている建物で一間社隅木入春日造、檜皮葺。出組、軒支輪付、蟇股、木鼻などの組物や彫刻など当時の神社本殿建築の特徴をよく残しており大正2年(1913)に国指定重要文化財に指定されています。

◆本堂へと続く三つの石段

一乗寺の本堂へ参拝するには、実に三つの石段を登らなければなりません。
参拝を希望する場合は、余裕を持って臨みましょう。
体力に自信が無い人は、受付で貸し出している杖を利用した方が安全です。
せっかくの寺院参拝ですから、怪我をしては台無しですよ。
西国第二十六番 一乗寺 (9372)

入山料を支払って奥に進むと正面に石段が見える。この場所から本堂までは三つの石段を上がらなければならないが、これが最初の石段(左の写真)である。
拝観受付の先には石段がある。そこそこ段は多いものの、そこまで傾斜はきつくない。拝観受付にて杖を貸していただけるので、使うと楽かもしれない。また、次のバスまでは時間が大いにあることから急いで登る必要はない ので、ゆっくり確実に怪我をしないよう登ること。

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