お盆はご先祖様と過ごす大切な期間です。初盆となると、特に気を遣うのではないでしょうか?
そして贈り物をしたいと考えた際に、何を選ぼうか悩む方も多いと思います。
今回の記事では、初盆の贈り物ついてまとめてみました。ぜひ参考にしてみて下さいね。
初盆とは?
初盆とは四十九日を過ぎてから初めて迎えるお盆のことをさします(※新盆とは初盆と同じ意味です)。お盆には亡くなった人が年に一度遺族のもとに帰ってくるという信仰もあり大切な行事の一つですが、特に初盆・新盆は故人が亡くなってから初めてのお盆ということで念入りに供養の行事が行われます。遺族や親族以外にも故人に縁のある人をお招きし、きちんとした法要を営むことが多いようです。
初盆・新盆とは、人が亡くなり、四十九日が明けてから初めて迎えるお盆をさします。初盆・新盆には、身内や親しい方を招いて盛大に供養をするのが一般的です。初盆・新盆の供養では、僧侶による法要を行った後に、身内や親しい人で会食をとることが多いです。
新盆とも呼ばれており、初めてのお盆ということで特に大切にされています。
親族だけでなく、お世話になっている方に声をかけてみんなで法要を営むことも多いです。
初盆のお供え物
多くの地方で、仏壇とは別に盆棚(精霊棚)をつくることが多いです。ご先祖様の霊(魂)を迎える盆棚(精霊棚)を13日の朝につくります。
位牌を安置し、そうめんや水、季節の果物や個人の好物などをお供えします。また、お盆の風物詩でもある精霊馬をお供えします。
茄子で作った牛やきゅうりの馬が一般的ですが、地域によってはゴーヤを用いたり、茄子ときゅうり以外の野菜を用いる地域もあります。
精霊馬には「ご先祖の霊が牛に荷物を引かせ、馬に乗って行き来する」という言い伝えがあります。
ほうずきや粟などを吊るしたり、笹だけや色紙、五如来幡を飾ったり、まこものゴザを敷いたりします。
一般的に、五供(ごく)と言われているお供え物の基本は、香・灯燭・花・浄水・飮食の5つです。盆棚、精霊棚と呼ばれる棚をつくり、それらを飾りつけます。
13日の朝に、先祖様の例を迎える盆棚を作っておきましょう。
そして、季節の果物や、故人が好んで食べていたものなどもお供えをします。
ナスやキュウリやすいかをお供えすることが多いようですが、地域によってもお供えをするものが
異なる場合もあるので、あらかじめ確認しておきたいですね。
食べ物の準備だけではなく、お線香、ロウソク、花、浄水などもあわせてお供えをします。
さまざま準備をすることがありますので、余裕を持って用意をする必要があります。
そして、初盆の当日にはお客様もいらっしゃると思いますので
対応に追われないよう家族で協力し合いましょう。
初盆に招かれた場合のお香典
3,000円〜10,000円が一般的です。地域、故人との関係、法要後にお食事が振る舞われる場合などを考慮して決めるとよいでしょう。双銀、藍銀または黄白の結び切りの不祝儀袋で、表書きは「御仏前」、「御佛前」、「御供物料」で用意します。
初盆に夫婦で招かれた場合、お香典の相場はいくらくらいでしょうか?
また、事前に香典返しの辞退はした方が良いのでしょうか?きちんとした法要で食事もでるのでしたら、一人1万円と御供え3000円程度は
御包みします。食事なしでしたら二人で1万円と御供えです。
その際のお土産もたぶん状況によって金額の違いがあると思うからです。
その際には、お香典も用意をしなくてはいけません。
誰の初盆なのか?ということによって金額も変わるかと思いますが、
一般的には3000円から10000円程度と言われています。
一緒に食事をするかどうかによっても金額が異なるので、
当日のスケジュールについても確認をするようにしましょう。
また、兄弟で呼ばれた場合や親子で呼ばれた場合など、
誰がいくらお香典を用意するのかも事前に話し合っておきましょう。
兄弟それぞれ同じ金額にするなど、失礼のないようにしたいものですね。
初盆に招かれた場合の品物
品物は、故人の好きだったものや「お盆のお供え物 (五供)」を基本として、贈答用のお線香・蝋燭・お花や、旬の果物・お菓子や日持ちもする乾麺や昆布・海苔などの食品が一般的です。
一般的には、故人が好きだったものや日持ちがするものを用意すれば良いと言われています。
好みが分からない場合は、お素麺や海苔など日持ちがする乾燥ものを用意すれば無難です。
生ものは殺生を連想させるので避けましょう。