青蓮院は平安時代末期に建設されたお寺です。お寺には国宝でもある青不動明王が保管されています。一度取り壊しになった青龍殿も新たに創設され、大舞台と呼ばれる展望台からは、京都市内を見渡すことが出来ますので、訪れた際には、青龍殿にも是非足を伸ばしましょう。
青蓮院
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青蓮院(しょうれんいん)は、京都市東山区粟田口(あわたぐち)三条坊町にある天台宗の寺院。青蓮院門跡(しょうれんいんもんぜき)とも称する。山号はなし。開基(創立者)は伝教大師最澄、本尊は熾盛光如来(しじょうこうにょらい)である。現在の門主(住職)は、旧伯爵東伏見家出身の東伏見慈晃。
慈圓について
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慈圓は、時代の流れにも積極的な理解と対応を示し、当時まだ新興宗教であった浄土宗の祖法然上人や、浄土真宗の祖親鸞聖人にも理解を示し、延暦寺の抑圧から庇護致しました。それ故、現在でも青蓮院は、浄土真宗との関係は深いのです。浄土真宗の祖親鸞聖人は、上記慈圓門主のもとで得度したため、青蓮院は同宗の聖地の一つとなっています。
様々な宗派も庇護されていたので、かなり度量と心の広い人物だったと推察されます。
青蓮院に参拝するには
拝観時間
9:00~17:00(16:30受付終了)
※春・秋に夜間ライトアップを開催しています。
拝観料金
個人:大人500円 中高生400円 小学生200円
団体(30名以上):大人450円 高校生350円 中学生300円 小学生200円
寺院団体(10名以上)400円
アクセス方法
京都市営バス5・46・100系統 「神宮道」下車 徒歩3分
地下鉄東西線 「東山駅」下車 徒歩5分
円山公園から徒歩10分 知恩院北隣
※門前の大楠が目印です
車でのアクセス
青蓮院には駐車場、というより門前に若干の駐車スペースがあります。収容台数 バス3台、自家用車5台
駐車料金 無料
営業時間 拝観時間に準ずる基本的に駐車できないと考えましょう。
北の岡崎公園駐車場か、南の知恩院・円山公園に駐めるのが一般的でしょう。
国宝「青不動明王二童子像」とは
紅葉のライトアップの時期は是非訪れたい!
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新設された青龍殿にも足を伸ばそう
大正2(1915)年、明治天皇大喪使総裁、大正天皇即位大礼使総裁の伏見宮貞愛親王殿下より令旨を賜り、大正天皇の即位を記念して、大日本武徳会が中心となり、京都府民から浄財を募り、「大日本武徳会京都支部武徳殿」として京都北野天満宮前に建立されました。
武徳殿は一見純和風に見えて、屋根を支える小屋組みと建物を支える基礎は外来の技術が用いられており、「和洋折衷」という大正時代建築の特徴を示す木造大建造物で、いずれ重要文化財指定の可能性も充分にある価値の高い建物です。
その後、昭和22(1947)年、京都府に移管され、「平安道場」として警察の柔道剣道の道場となりましたが、平成10(1999)年、京都府は、雨漏りの手当が遅れ、修繕に多額の維持管理費用がかさむことから平安道場を閉鎖し、解体処分とすることにしました。
平成21年、青蓮院が「青龍殿」として京都東山山頂将軍塚に移築再建することを決定し、平成26年10月に完成いたしました。
京都東山山頂に平成26年10月に新設されたばかりの青龍殿です。
木造の大舞台からは京都市内を見下ろすことが出来ますので、是非晴れた日には、この絶景を眺めたいものです。
また美しい庭園も見下ろすことが出来るので、季節に合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。
木造の大舞台からは京都市内を見下ろすことが出来ますので、是非晴れた日には、この絶景を眺めたいものです。
また美しい庭園も見下ろすことが出来るので、季節に合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。
平安時代末期に建てられたお寺で、明治時代まで寺の門主は皇族か五摂家に関わりがある方で、由緒深いお寺でもあります。