お寺のお布施のエトセトラ☆お布施の”意味”から”相場”まで!

お寺に支払うお金のことをお布施と言いますが、普段何気なく使ってはいるけれど、知らないと恥をかく事もある仏教の世界。今回は、お寺と私達を結ぶマネー「お布施」について紹介します。用途別にたくさんのお布施があり、びっくりです。

お布施って何?お寺の生活費?

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私達は普段から「お布施」という言葉を使いますが、そもそも「お布施」の言葉はどこからきているのでしょうか。

「お布施」とは、仏教の6つの教えの中の1つです。6つの教えには、

布施(ふせ)
持戒(じかい)
精進(しょうじん)
忍辱(にんにく)
禅定(ぜんじょう)
智慧(ちえ)

があり、1の布施の中にも、「財施」「法施」「無畏施」の3つがあり、私達がお寺に渡す「お布施」は、「財施(ざいせ)」になります。

お布施は、仏様に捧げる感謝の気持ちをお金で表したもので、仏様の代わりに「読経」などの行為を行うお寺が維持管理できるようにする目的で渡すお金、だと言われています。
お布施は感謝の気持ちの表れなので、相場はあるけどいくらといった決まった金額はありません。また、お布施は仏式行事のものなので、神式行事の時には用いませんので注意しましょう。

お寺のお布施と重要な関わりのある檀家とは?

お寺とお布施の関係が如実に現れているのが、「檀家制度」です。
「檀家」とは、特定の寺に所属し、お布施などで寺や僧侶を支援する代わりに永代に渡って、葬儀や供養を行ってもらう家のことで、これを「檀家制度」と言い、所属するお寺を「菩提寺」と呼びます。

近頃では、少子化や未婚化により、日本古来の承継墓から永代供養墓や納骨堂などといった供養方法を選択する方が増え、あまり聞かれなくなった「檀家制度」ですが、檀家になると、葬儀や年忌法要などの仏式行事を菩提寺で行うことや、毎年お布施を包まなければならないなどの決まりや縛りがあります。

現代は、「檀家」に所属していない場合でも、葬儀や法要をしていただけますが、多くの場合、葬儀会社を通して依頼するとスムーズに連絡が行えます。

では、どのような仏式行事にお布施が必要で、相場はどのくらいなのでしょうか。これから先に何度もお世話になるかもしれませんので、一般的なお布施の相場を覚えておきましょう。

お布施の相場【葬儀関係】

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お通夜・葬儀・初七日法要・戒名料(法名料)など

お通夜・葬儀・初七日法要で僧侶による読経の供養をしてもらった場合のお布施の相場は、戒名料(法名料)も含み、15万~50万円が相場です。

しかし、戒名料(法名料)については、一般的にランク付けされていますので、金額も称号によりかなりの差があります。

・院号(いんごう)
・居士(こじ)、大姉(たいし)
・信士(しんし)、信女(しんにょ)

なお、浄土真宗ではこれらのランク付けがなく「釋○○○」の1つだけになります。
檀家でない時には葬儀会社を通して僧侶の手配をお願いしますが、その場合には、ある程度金額が決まっていますので、担当者に確認しておきましょう。

お布施の相場【法要関係】

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故人が亡くなり葬儀を終えると、故人の供養を行いますが、供養ごとにお布施を支払うことになります。

「四十九日法要」のお布施相場

故人が亡くなった日からちょうど49日目にあたる日に行う供養を「四十九日法要」と言い、一般的には、お墓に遺骨を納める「納骨式」も合わせて行います。
しかし、中にはお墓を新規に建立し、工事が間に合わなかった時には納骨式は49日目以降になる場合もあります。

故人が亡くなると閻魔大王が故人のすすむ道を裁判します。六道と言われる六つの道の内一つが閻魔大王によって決まると言われています。その裁判の結果が出るのが、四十九日目です。そのため、遺族は仏様に読経を行い、故人が極楽浄土に行け成仏できるようにと供養をします。

四十九日法要は、僧侶の読経を行いますので、30,000~50,000円位が相場になります。また、新規に墓を建立した場合には、「開眼供養」と合わせて行いますので、30,000~100,000円が相場となります。

「年忌法要」のお布施相場

年忌法要の中には、1年目の「1周忌法要」、2年目の「3回忌法要」、6年目の「7回忌法要」と続き、その後、「13回忌」「17回忌」などと続きます。

2年目以降を「何回忌」と呼ぶのは、仏教では故人が亡くなった日を1年目と数えることにからきています。

一般的には、3回忌法要までは、親類縁者を呼んで供養しますが、それ以後は、遺族だけで供養を行い簡素化することがあります。

特に、1周忌法要は亡くなってから初めての年忌法要なので、手厚く供養する関係から、お布施は、30,000~50,000円位が相場です。

3回忌法要以降の年忌法要のお布施は、10,000~50,000円位が相場となります。

「祥月命日」のお布施相場

「命日」とは、故人が亡くなった日のことを言います。また、毎月故人が亡くなった日を「月命日(つきめいにち)」と呼び、故人が亡くなった月日と同じ月日を「祥月命日(しょうつきめいにち)」と言います。

例えば、平成28年10月16日に死亡した場合には、

月命日:毎月16日
祥月命日:平成29年以降の年の10月16日

となります。

年忌法要以外の祥月命日のお布施は、5,000~10,000円位が相場です。

僧侶に支払う費用はお布施以外にあるの?

お寺以外の場所で、葬儀や法要を行う時には、「お車代」や会食に参加しない場合の「御膳料」などがかかり、5,000~10,000円位が相場になっています。

まとめ

いかがでしたか。
こう見るとお寺のお布施には色々な名目があり、葬儀から始まるお布施はかなりの金額になることが分かります。

お布施は、「お気持ち程度」と良く言われていますが、各家庭のお財布事情もあり難しい一面もあります。ある程度の相場を知ることにより、お布施の目安がつきやすですね。また、地域や宗派、寺院との付き合い程度によりお布施の料金は違います。

本来のお布施は、仏様への感謝の気持ちを表したものです。ご自分の家のお財布事情を考え、無理の無いように行いたいものですね。
また、お布施の料金が決まっている葬儀社を利用することも一案です。金額が提示される分、心配が要らず気持ち的に割り切れます。

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