神社の土地は、『境内』と呼ばれており、本殿をはじめ、たくさんのお社が置かれています。そのひとつひとつに意味があり、神様の住処として私たちにたくさんの意味を教えてくれます。今回は、神社の境内についてまとめてみました。
神社はとても身近で、大切な場所
初詣、七五三、町のお祭り、様々な願掛け・・・
日本人にとって、神社はとても身近な場所であることが分かります。
神道は世界で日本だけの宗教。
私たち日本人の、守り続けていきたい大切な文化ですね。
今回はそんな神社の境内について、まとめてみようと思います。
神社の境内にある様々なもの
鳥居(とりい)神社で、まず目に入るのは「鳥居(とりい)」です。鳥居は、そこから内部が神聖な場所であることを示しており、神社以外にも建てられることがあります。
小規模な神社では、鳥居が境内の入り口に一基建っているだけですが、境内の広い神社や長い参道をもつ神社の場合では、参道の入り口から境内に向けて複数の鳥居が建てられています。
この場合、神社の一番外側に立つ鳥居を「一の鳥居」といい、本殿(ほんでん)に近づくごとに「二の鳥居」「三の鳥居」と呼ばれることが多いです。
狛犬って何?神社に奉納、設置された空想上の守護獣像です。本来は「獅子・狛犬」といい、向かって右側が口を開いた角なしの「阿像」で獅子、左側が口を閉じた角ありの「吽像」で狛犬です。
阿吽の形になっているのは日本特有の形式で、中国の獅子像などは、ほとんどが両方とも口を開いていて「阿吽」にはなっていません。
獅子・狛犬はもともと別の生き物(空想上の霊獣)ですが、現在ではこの左右別の形状という形式を残したもののほうが少なく、形としては阿吽共に獅子に近いものが多いでしょう。逆に、呼び方は「獅子・狛犬」の獅子が消えて単に「狛犬」に定着しています。
狛犬は、神社の守り神的な存在です。
犬や動物が神様の使いとなっているのは、いたるところに見られます。
狛犬は、一番なじみのある神様の使いなんです。
古来、御神木は神のこもる依代(よりしろ)であるとか、神の降臨するところとされているため、
勧請木(かんじょうぼく)または
神依木(かみよりぎ)ともいわれてきました。
山に職場を持つ木こりや猟師たちは、
古くから神を祀る場合、
山中に御神木を選定して、
そこに山の神を迎え、
作業の安全と加護を祈る風習があります。
見ているだけで心が洗われる、そんな感覚になります。
実は知らない。本殿と拝殿の違いについて
神社に参拝して、鳥居の正面から一番よくみえる社殿のことを「本殿」と
思っている人がいるようですが・・・・多分、それは「拝殿」です!
賽銭箱が置かれてあり、その上に鈴が垂れていて、ご祈祷するときなど、その奥に
上がらせていただく場所は、神さまを拝礼するための建物であり、拝殿なのです。拝殿は本殿よりも前面に位置し、本殿よりも大きくて参拝者には最も目につく建物
なので、拝殿を本殿と勘違いしてしまうようです。本殿は、お祭りしている神さまのご神体(神霊が依りつく「依り代」)が安置されて
いる神聖なる場所であり、神さまの御殿です。これに対して、
拝殿は人のための御殿であり、神さまへの祭祀、神職による祈祷、正式参拝も
この拝殿で行われるのですね。
神様がいる場所が本殿ということですね。
神社の境内に見られる珍しい風景
「境内に踏切がある神社」1分レポート(プTV)
@niftyデイリーポータルZのプープーテレビ2013年10月28日公開動画です。毎日1本1分くらいのおもしろ動画を作って公開しています。http://portal.nifty.com/cs/dpztv/
神社境内のニワトリさん~初詣で小柄なノラ鶏(烏骨鶏系?)と出会った~
2017年1月3日のこと、近所神社をコッコ目当てに初詣をしました。
前日に「あの神社の近くに、黒っぽい羽で首の周りが金色に光っているノラ鶏がいる」と聞き付けたからです(笑)。
その場所へは、よくウォーキングに行くのだけど、過去にコッコを見たことがありません。
半信半疑ながら、カメラ持参で探しに行きました。
話しに聞いたコッコとは、直ぐに出会えました!
私が知らないだけで、長いこと境内で暮らしているようですね。
ノラ鶏ながら、羽艶がいいから参拝客や宮司さんにご飯を貰ったり、お世話をして貰っているのかも知れません。
因みに、その子は烏骨鶏(ウコッケイ)の血統が入ったチャボくらいの小さな雄鶏君でしたよ。
人懐っこい子でしたね~。
こーちんの庭ホームぺージ:http://www.kochins-garden.com/
~ペットにわとり名古屋コーチンの成長飼育記録~
【まとめ】境内とは、神様と出会う場所
そこにはひとつひとつの意味があって、神様の世界が再現されております。
神社に行くとなぜあんなにも清らかな気持ちになるのか――
神様によってもたされた神聖な空気が、日頃の疲れや穢れなどを落としてくれるからかもしれません。
これからも大切にしていきたいですね。
そして、いつまでも私たちにとって身近な存在であってほしいと願います。
真ん中は神様の通り道ということで、そこを歩くのはさけることが一般的です。
鳥居をくぐると、違う空間に入るような感覚になりますよね。