旅行や観光で神社仏閣を巡ったとき「どうお参りすればいいんだっけ?」「神社ではこうするけどお寺ではしないんだっけ?」などと作法に迷ったことはありませんか?そこで今回は「お寺」を参拝するときに気を付けたい作法についてご紹介します。
山門をくぐって参道を歩く
参道を歩く際、神社では「真ん中は神様が通る道なので端を通る」とされていますが、お寺ではそうした決まりがない場合がほとんどです。ただお寺にもよるので、事前に作法が示されているようでしたらそれに従うようにしましょう。
手水舎で身体を清める
特に掲載がない場合は、あまり順序にはこだわらず、両手と口をすすぎ、最後に柄杓の柄を洗い流すと覚えておく程度でもいいでしょう。
釣鐘をつく
一般参拝者にも解放されているお寺の場合は、必ずお参りの前につくようにしましょう。
帰るときにつく鐘は、葬送のための鐘で縁起が悪いものとして扱われています。
お参りする
その後再度一礼してから後退し、参拝は終了です。
お線香はお寺で用意されている場合、寺務所で欲しい人だけが購入する場合、お寺においていない場合があります。中にはお線香ではなくロウソクを焚くお寺もありますので、参拝するお寺の作法に従うようにしましょう。
お参りしようとする気持ちが大切
しかし、たとえ間違っていたとしても「お参りしようとする心」が最も大切と言われています。
作法がわからないからとお参りを避けるのではなく「せっかく来たんだからご挨拶していこう」という気持ちが重要なのです。
お寺に参拝する際、ついうっかりパンパンと手を叩いてしまった経験がある人もいるでしょう。
しかし、仏様はそうした失敗も寛大な心で受け止めてくださいますので、失敗を恐れず「仏様への感謝の気持ち」を持って参拝するようにしてくださいね。