神社にお参りする際に、必ずお供えするお賽銭。でも、どのくらいの金額を入れればいいのか迷ってしまうこともありますよね!大きなお願い事をするなら、やはりお賽銭も多く入れるべき?そもそも、投げ入れるのは失礼に当たらない?…など、お賽銭についての豆知識をまとめました!
お賽銭の起源
もともと、御神前には海や山の幸が供えられました。その中でも特に米を白紙で巻いて包み「おひねり」としてお供えしました。私たちは祖先の時代から豊かな自然に育まれ暮らし、秋になるとお米の稔りに感謝をして刈り入れた米を神様にお供えしました。こうした信仰にもとづき、米を「おひねり」としてお供えするようになったのです。しかし、貨幣の普及とともに米の代わりに、金銭も供えるようになりました。
意外と、最近のことなんです。
元々農耕民族であった日本人にとって、一番大切な物はお米です。
大切に育て、収穫したお米を神様にお供えし、感謝の気持ちを表していました。
ポイントは金額ではなく、感謝!
お願い事を神様にかなえてもらうにはいくらお賽銭が必要か?このような疑問を感じた方はいらっしゃいますでしょうか?
実はここに大きな誤解があるように感じます。
そもそも神社にお参りするという行為は、今までの生活・家族の幸せに感謝するためであるということを忘れないでください。
「今は金欠だからこれだけ・・・。ご利益ないかな?」
という考えは間違いです!
お賽銭は、お願い事を叶えてもらうための「対価」ではありません。
あくまで、感謝の気持ちを表すものなのです。
お賽銭の金額は無理のない範囲で大丈夫!
ただし、縁起が良いとされる金額はあります。
詳しく見ていきましょう♪
ご縁→5円の語呂合わせ
最も多いと言われているのが『語呂合わせを使った金額を入れる』人です。
語呂合わせの金額によく使われるのが「5円玉」です。「五円(ごえん) = ご縁」
ということで、良いご縁があって縁起が良いとされています。
縁起が良くて、しかもお財布にも優しい金額♡
もちろん1枚でも良いのですが、何枚か用意するとその意味合いが変わってきます。
複数枚で意味が変わる5円玉
2枚(10円):十=重で、重ね重ねご縁がありますように•8枚(40円):八=末広がりで、末広がりにご縁がありますように
•9枚(45円):九 四=終始ご縁がありますように
•97枚(485円):「四」方「八」方から、ご縁がありますように
全て5円玉にする必要はありませんが、神様にお願い事を叶えてもらったお礼に行くことを考えて
日ごろから5円玉を集めておくのも楽しいかもしれません♡
縁起が良くない組み合わせも…
注意したいのが、五円玉も増やせばいいという訳ではないこと。普段良い意味合いで知られている五円玉ですが、枚数によっては悪い意味にも…
65円(五円玉13枚) ろくなご縁がない
75円(五円玉15枚) なんのご縁もない
85円(五円玉17枚) やっぱりご縁がない
95円(五円玉19枚) これでもご縁がないとなって、逆効果の意味合いに変わってきますので、ご注意ください。
枚数を間違えると、却って縁起の良くない語呂合わせになることもあります。
注意したいですね!
縁起が良くない硬貨もある!
あらかじめ知っておきたい注意点が一つ。それは10円玉は避けたほうがいいということです。「遠縁」と言われ、縁から遠ざかってしまうと言われています。それ以外の硬貨で金額を構成しましょう。
•500円:これ以上大きい硬貨(効果)がない・・・知りませんでした(T ^ T)
500円もお供えすれば、さぞやいいことがあるだろうと思っていたのに、
欲張ってはいけないということですね(;´д`)
実はご縁を自ら遠ざけてしまう、つまり願い事から遠ざかってしまうという意味があります。
また、500円玉は現在最高額の硬貨ということで、「効果がない」に通じるのだとか。
初詣だからと張り切って、500円玉をお賽銭にすると却って縁起が良くないかも…。
知っておきたい豆知識です!
お賽銭、投げ入れても失礼ではない?
お賽銭箱にお金を投げ入れるところをよく見かけますが、お供物を投げてお供えすることには、土地の神様に対するお供えや、祓いの意味があるともいわれています。しかし、自らの真心の表現としてお供えすることなので、箱に投げ入れる際には丁重な動作を心掛けたいものです。
ちゃりーんという音で厄を払うという説、また、お礼をお返しに行くという説もあります。
前回のお礼をするために神社などにお参りにいき。新しいお願いをする。
そしてお礼のためにお参りする。いいことなどがあったら必ず感謝のために
お参りにいくようにしましょう。
硬貨の音が厄払いになるとされるので失礼には当たりません。
ただし、乱暴にはせずきちんと敬意を持って行ないましょう。
感謝の気持ちも忘れずに…♡