お寺巡りをもっと楽しく!浄土真宗の始まりや教えは?

お寺には宗派ごとの歴史があり、浄土真宗にも本山と呼ばれる発祥の地があります。
観光がてら仏閣を見に行くことがあっても、宗教の内容までは知らないという人も多いのではないでしょうか。
浄土真宗の歴史を知ることで見方が変わり、より楽しくお寺を見ることができますよ。

浄土真宗ってどんな宗派?

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浄土真宗とは、浄土宗の開祖である法然の弟子、親鸞が始めた浄土教の一派です。

阿弥陀仏の力で万人が救済されるという絶対他力の教えで、信心があれば、往生すればすぐに成仏できるという考え方です。

法然(ほうねん)の弟子である親鸞(しんらん)は、親鸞聖人(しんらんしょうにん)とも呼ばれます。
本願寺(ほんがんじ)は、浄土真宗本願寺派の本山で、その所在(京都市下京区堀川通花屋町下ル)する位置から、西本願寺ともいわれている。
浄土真宗の始まりは、鎌倉時代だと言われています。
親鸞聖人が開祖であり、実際に広めたのは蓮如上人(れんにょしょうにん)だそうです。
その教えは人々に広がり、現代ではポピュラーな宗派のひとつとして知られています。

浄土真宗と言えば本願寺!

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1272年(文永9)宗祖・親鸞聖人の末娘覚信尼が京都の東山大谷に建立した廟堂に始まる。第3代覚如上人のときに本願寺と公称。第8代蓮如上人の尽力により大教団に発展。その後、寺地は大阪、和歌山などを転々とした後、1591年(天正19)豊臣秀吉が寺地を寄進、現在地に移った。
本願寺は浄土真宗の本山とされ、豊臣秀吉が現在の京都の地に創り上げたと言われています。
堀川通に面して広がる浄土真宗本願寺派本山。
 境内(史跡)に一歩入っただけで御影堂(大師堂)、阿弥陀堂(本堂)(ともに重要文化財)の威容に圧倒されるが、鳩が遊ぶ広々とした境内は市民の憩いの場でもある。
 能舞台として日本最古の北能舞台、唐門、書院、黒書院、飛雲閣(いずれも国宝)の建造物は、華麗な桃山文化の粋を伝えている。 大書院庭園は特別名勝・史跡、滴翠園は名勝に指定。
本願寺は世界遺産として登録されています。
とても価値がある場所なので見ているだけで良い思い出になりますが、浄土真宗の知識があればもっと有意義な観光をすることができますよ。

親鸞聖人と覚如上人と蓮如上人

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親鸞聖人は1173(承安3)年、京都・日野の里に、藤原(日野)有範の長男としてお生まれになりました。平安貴族の政治が終わりを告げ、源氏と平家が相争う武士の時代をむかえたころのことです。
9歳になられた時、京都・東山の青蓮院で得度された聖人は、比叡山に登り、ひたすら勉学に励まれました。しかし、20年にわたる学びにもかかわらず、苦しみや悩みをのりこえる道を見つけることができませんでした。聖人は出家修行に終止符を打ち、東山吉水の法然上人のもとに向かわれ、そこで「ただ念仏して、弥陀にたすけられまいらすべし」という教えに出遇われたのです。
親鸞聖人は比叡山にて20年にも渡る修業を積みますが、悟りを開けず山を下りました。
その後、法然上人と出会い念仏の教えを広めていきます。
その過程で弾圧を受けることもあり、けして平坦な道のりではありませんでした。
しかし親鸞は生涯に渡り、浄土真宗の教えを人々に伝えていきました。
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蓮如上人は、応永22年(1415)に本願寺第七世存如上人のご長男として京都にお生まれになりました。
六歳の時に実の母君が本願寺を去られた後、貧窮を極めた生活を余儀なくされます。御苦難の日々の中で、若き蓮如上人は、宗祖親鸞聖人(しんらんしょうにん)、覚如(かくにょ)上人、存覚(ぞんかく)上人など善知識(ぜんぢしき)の教学を学びに学ばれ、ご著書を破れるまで読み込み、遂にはその中に自らの救いをえられるに至りました。
浄土真宗は、親鸞聖人が教えを作りあげ、その教えを覚如上人が分かりやすくまとめ、そして蓮如上人が日本で本格的に広めたとされています。

親鸞聖人のひ孫が覚如上人であり、覚如上人は教えを聞き、学んでいきました。

浄土真宗の教えとは?

親鸞さまが私たちにお教え下さった浄土真宗のみ教えは、「阿弥陀さまの本願を信じ、念仏申せば仏となる」というお念仏のみ教えです。そのお念仏のみ教えは、私たち一人一人のかけがえのない人生を活かし、受け止め、生きる大いなる道です。
阿弥陀様の本願を信じながら「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」と唱えれば、心が静まり、穏やかに過ごすことができるという教えです。

阿弥陀仏の力により心が豊かになるとされ、亡くなった後は仏様となり現代に生きる人々を導くと言われています。

親鸞聖人が教えていかれた浄土真宗とはどんな教えなのでしょう。

この質問は、親鸞聖人ご自身からお答えを頂きましょう。

親鸞聖人は、こう言われています。

「更(さら)に親鸞、珍しき法をも弘めず

 如来(にょらい)の教法(きょうぼう)を

 我も信じ、人にも教え聞かしむるばかりなり」

浄土真宗の教えは珍しいものではありません。
仏様の教えを厚く信仰しそれを広めている、それだけのことなんですよと親鸞聖人は言葉を遺しています。

宗教を開き教えを説くと言われると特別なことをしたのかと思いがちですが、そうではないということですね。

浄土真宗=仏教ということです。

では、仏教には何が教えられているのでしょうか。

仏教には、私たちは何のために生まれて来たのか、
何のために生きているのか、
どんなに苦しくても、なぜ生きねばならないのか
ということです。
すべての人が本当の幸福になれる道一つが、
仏教に説かれているのです。

浄土真宗の意味を知ることでお寺をもっと身近に

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浄土真宗の由来や教えを知ることで、普段何気なく見ているお寺をより興味深く見ることができるでしょう。
現代の日本では無宗者が増え、宗教の詳しい内容を知らない人も多くなってきました。
時代の流れもありますし、それは仕方がないことだと思います。
しかし、お寺へ足を運びその歴史に触れることで、少しでも浄土真宗や仏教の教えを知る機会になれば嬉しいです。
先人が生涯をかけて広めた教えは、きっと現代人の心にも響くことでしょう。

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