【お盆の風習】訪ねてみましょう!全国各地の「盆行事」!

日本には昔からご先祖を供養する風習がありますが、最も大きいのが「お盆」です。ご先祖の霊が家族とともに過ごす期間とされ全国で広まっています。そして、昔ながらの風習は各地域でいろいろな形で今に受け継がれており、今回は各地のお盆の行事にスポットを当ててみます。

お盆の時期としきたり(基礎知識)

http://www.higan.net/navi/2013/08/20130809.html (7095)

お盆は正式には「盂蘭盆会(うらぼんえ)」といいます。
インドから中国を経て、飛鳥時代に日本に伝わった仏教の行事です。
お盆は旧暦の7月15日を中心に行われる先祖供養の儀式で、先祖の霊があの世から現世に戻ってきて、再びあの世に帰っていくという日本古来の信仰と仏教が結びついてできた行事です。多くの地方で8月13日の「迎え盆」から16日の「送り盆」までの4日間をお盆としていますが、地方によっては7月一杯をお盆とする地域や旧暦通り7月15日を中心に行う地域などがあります。
迎え火の一例

迎え火の一例

精霊棚の一例

精霊棚の一例

■13日:迎え盆(お盆の入り)
夕方に仏壇や精霊棚〔しょうりょうだな〕(※)の前に灯りを灯した盆提灯〔ぼんちょうちん〕を置き、庭先や門口に皮をはぎ取った麻の茎(麻幹〔おがら〕)を焚きます。この灯りと炎を「迎え火」と言い、精霊に戻る家の場所を伝えます。また、先祖の墓が家の近くにある場合には、お墓の前で盆提灯や盆灯籠を灯し、お墓から家まで精霊を案内します。このように、お盆は精霊を家に迎え入れる事から始まります。
※精霊棚…精霊を迎えるために、お盆の間だけ臨時に設ける祭棚のこと

■14日・15日
精霊が家に留まっている期間です。仏壇にお供え物をして迎え入れた精霊の供養をします。

■16日:送り盆(お盆の明け)
16日の夜に、精霊は再びあの世へ帰っていきます。この時、迎え火と同じ位置に今度は「送り火」を焚き、再び帰り道を照らして霊を送り出します。

これまでご紹介したのが昔から伝わっている家庭内で行うお盆の風習ですが、
地域ではさまざまなお盆の行事が行われます。それを見ていきましょう。

各地で行われる盆行事

七夕はお盆と関係があった

七夕祭り

七夕祭り

7月や8月に各地で行われている七夕祭り。
実は、七夕とお盆と深い関りがあったのです。
7月は七夕でもありますが、
そもそも七夕は棚機だけでなく、棚幡とも書きます。
故人をお迎えするため精霊棚とその棚に安置する
幡(ばん)をそろえる日でもあり、7日の夕方からそれを勤めたため
棚幡がいつしか七夕に転じたともいわれています。
7日の夕方から、精霊棚や笹、幡などを安置し
僧侶に読経してもらい報恩することを棚経(たなぎょう)参りといい
これが今では、精霊棚の前での読経が棚経となったといわれています。
七夕は、織姫と彦星にまつわる行事だと思っていらっしゃる方は多いことでしょうが、こんな謂れがあったんですね。

木曽妻籠の迎え火(長野県木曽郡南木曽町)

妻籠宿の迎え火

妻籠宿の迎え火

木曽の妻籠宿では、町中でお盆の迎え火を焚いて、ご先祖様をお迎えします。
お迎えした後は「木曽踊り」が始まります。

じゃんがら念仏踊り(福島県いわき市)

じゃんがら念仏踊り

じゃんがら念仏踊り

いわき市に江戸時代から続く踊り念仏です。初めてのお盆を迎える家庭などを回り、鐘や太鼓でにぎやかに供養します。

日本三大盆踊り

お盆と言えば「盆踊り」ですが、本来はご先祖様たちの供養するためと言われています。
やがて地域の伝統文化となり、今では地域交流の場となったようです。
日本三大盆踊りは、「西馬音内盆踊り(秋田県)」、「郡上踊り(岐阜県)」、「阿波踊り(徳島県)」とされています。それぞれ400年以上続いています。
西馬音内盆踊り(秋田県羽後町)

西馬音内盆踊り(秋田県羽後町)

エネルギッシュなお囃子と優雅な踊りが対照的な盆踊り。
国の重要無形民俗文化財です。
郡上踊り(岐阜県郡上市)

郡上踊り(岐阜県郡上市)

城下町の風情が残る町で繰り広げられる日本一期間の長い盆踊り。08月13日から16日までは徹夜で踊りが続けられます。
阿波踊り(徳島県内各地、徳島市)

阿波踊り(徳島県内各地、徳島市)

鳴り物に乗って、連(れん)と呼ばれる集団が踊り歩きます。県内各地で行われていますが、中でも徳島市が国内最大級で最も有名です。

送り火

お盆が終わる日には送り火を焚き、ご先祖の霊に帰っていただきます。
全国各地で精霊をお送りする行事が行われています。
京都五山の送り火(京都府京都市)

京都五山の送り火(京都府京都市)

精霊をあの世へ送り届けるために、京都を囲む五つの山で行われる送り火です。大文字、妙、法、船形、左大文字、鳥居形の五つの送り火が燃えさかります。
今に伝わる全国各地の盆行事のいくつかをご紹介してきました。
お盆は、歴史と風土の中で培われてきたからこそ、
全国各地で特色のある風習や行事が生まれてきたのでしょう。
ご先祖を迎え心から供養する夏のひと時を大切にしたいものです。

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