巨大獅子殿がある『難波八阪神社』は地元でも名物になっています。鳥居をくぐらずとも見えるその風貌は、他にはない目をひくものがあります。近年では、日本ならではの獅子にプラスしてその大きさが圧倒で、外国人観光客の目を引いているようです。難波八阪神社とはどういった神社なのでしょうか?
難波八阪神社とは?
創建年月日などは不明ですが、「難波下の宮」と称され、難波の産土神でした。
祇園牛頭天皇をお祀りする古社として知られています。
神仏混淆でしたが神仏分離によりお寺はなくなり、1872年に郷社となりました。
今の本殿は1974年に完成したものです。
素盞鳴尊(すさのをのみこと)や妻である奇稲田姫命をご祭神としています。
失礼ながら、全国的な知名度はそれほどあるわけではありません。
しかし、一度鳥居から境内をのぞけば目を引かれること間違いなしです。
巨大な獅子殿
高さは約12m、奥行き7m、4階ほどの高さに匹敵する大きさです。
鳥居の奥から睨みつけるように境外をみる獅子殿の大きく口を開けた中は、舞台になっています。
ちょうど獅子殿の顎の裏の部分にはめ込まれている鳳凰の彫刻も細部にわたり細工されており、あまりにも美しいため見入ってしまう人も多いようです。
目はライト、鼻はスピーカーの役目をし、夏祭りなどの時には奉納舞が行われます。
歯は上下とも24本あります。
大きな口を開けて勝利へのチャンスを!
難波八阪神社は金運や勝負運を招き、学業の向上や就職、入試などにご利益があります。
そして少し変わっているのが、おみくじの結び先。
難波八阪神社では、木にぶら下がった縄におみくじを結びます。
綱引神事
ご祭神である『すさのをみこと』が八岐大蛇を退治し、人々の生活を守られたことがきっかけで行われるようになった綱引神事。
縄を大蛇の形にし、互いにひっぱり合うことで御神徳の高揚を願う祭事です。
外国人観光客にも密かに人気のある難波八阪神社
7月には「なにわ」の夏祭りとして道頓堀にて、有名な『船渡卸』を行います。
難波八阪神社は、金運で有名な大国主神社からすぐ近くのところにありますので、金運や勝負運を高めるには最高だと言えそうです。