奈良にある法輪寺は聖徳太子にゆかりがあり、飛鳥時代に建てられたという歴史あるお寺です。重要文化財の薬師如来像、虚空蔵菩薩像が安置されています。法輪寺の裏には、聖徳太子が開いたと言われている井戸の一つがあり、こちらも有名です。奈良へ訪れた際はぜひ、法輪寺へ行ってみませんか?
法輪寺とは
via japantemple.com
法輪寺(ほうりんじ)は、奈良県生駒郡斑鳩町にある仏教の寺院。三井寺(みいでら)とも呼ばれ、「法林寺」「法琳寺」とも書く。宗派は聖徳宗、本尊は薬師如来坐像。
法隆寺東院の北方に位置する。現存する三重塔は1975年の再建であるため、世界遺産「法隆寺地域の仏教建造物」には含まれていない。
一度雷で燃えてしまった三重塔があり、世界遺産には含まれてはいませんが、
重要文化財に指定された薬師如来像、虚空蔵菩薩像を拝観することができるお寺です。
とても歴史があり貴重なものなので、一見の価値があります。
重要文化財に指定された薬師如来像、虚空蔵菩薩像を拝観することができるお寺です。
とても歴史があり貴重なものなので、一見の価値があります。
アクセス方法は?
奈良県生駒郡斑鳩町三井1571
法隆寺駅から徒歩で35分2.30km
駅から徒歩で行く場合だと、35分もかかってしまいます。
車で行くか、レンタルサイクルを借りるのがお勧めです。
車で行くか、レンタルサイクルを借りるのがお勧めです。
拝観料、拝観時間、駐車場は?
拝観料(平成23年1月1日改定)
・大人 500円(団体料金:400円)
・中学生~高校生 400円(団体料金:320円)
・小学生 200円(団体料金:160円)
※団体料金は30名様以上からです。
拝観時間
・3月~11月末日=午前8時~午後5時
・12月~2月末日=午前8時~午後4時30分
※年中無休です。
駐車場
・法輪寺拝観者用駐車場:乗用車約10台駐車可(無料)
・三井観光自動車駐車場:大型バス約20台駐車可(斑鳩町営/無料)
※どちらの駐車場も当寺門前にあります。
三重塔は雷火で焼失、寄付金で再建されました
via loco.yahoo.co.jp
via ja.wikipedia.org
本尊の薬師如来座像
via bell.jp
現在ある飛鳥時代の木彫如来像の中で、最も大きいとされる木彫りの仏像です。
お寺の言い伝えでは、山背王御一族の現世利益を願って鞍部鳥に造った「薬師如来」と伝えられます。
大変貴重な像ですので、法輪寺を訪れた際は拝観しておきたいですね。
お寺の言い伝えでは、山背王御一族の現世利益を願って鞍部鳥に造った「薬師如来」と伝えられます。
大変貴重な像ですので、法輪寺を訪れた際は拝観しておきたいですね。
秘仏・妙見菩薩
via www1.kcn.ne.jp
妙見菩薩は北辰尊星王ともいい、北辰(北極星)が仏格化された仏様です。宇宙の中心・根源とされ、天変や人の運命を司る諸星の最高位にあります。『七仏八菩薩所説大陀羅尼神呪経』には、国土を養護し、災異を消滅し、人の死を除き生を定め、福寿を増益しようと請願された尊星であると説かれております。
妙見菩薩は、五穀豊穣、天下泰平、一族繁栄、病気平癒、息災延命、商売繁昌、学業成就、縁結びなど、普く願いをお聞きくださる諸願成就の仏様です。
赤染の井
via 4travel.jp
法輪寺は、土地の名に拠って三井寺とも呼ばれる。三井の地名が古い。聖徳太子が飛鳥の里から三つの井戸をこの地に移したことから、この地名が起こったと伝えられている。現在も寺の北西にその内の一つが遺っている。井戸は扇形の磚を重ねたもので、直径0.9m、深さ4.25mの井戸である。発掘調査では、中門から延びる回廊が東の金堂と西の塔を囲む伽藍配置であったことが知られている。この伽藍配置を法隆寺式という。ただし、法隆寺のそれとは異なり、講堂は回廊の外に置かれていた。
お守り
via www.wakaiki.jp
一つ目の説は、推古30年(622)聖徳太子が病気になってしまい、この病気が治るように願って建てられた、という説です。
この説は、寺家縁起という聖徳太子の史伝に書かれています。
二つ目の説は、百済開法師・圓明法師、下氷新物三人が協力し合って、お寺を建てたという説です。
こちらについても聖徳太子の伝記が書かれた『聖徳太子伝暦』『上宮聖徳太子伝補闕記』という本に書かれています。
この時代の資料はほとんど残っていないため、謎に包まれています。
どちらの説が正しいのか悩むのも、ロマンがあって良いかもしれません。