現在では結婚式といえば、ほとんどの人が洋式の教会結婚式をまず思い浮かべるのではないでしょうか?では和式結婚式といえば、となるとこちらは多くの方が神前結婚式を想像すると思います。しかし実は、お寺でも結婚式ってできるんですよ。
結婚式
そもそも日本で執り行われる結婚式は大きく分けて4通りもあるのです。もし和式か洋式かの2択でしか考えていなかったのであれば、これを機に他にも目を向けてみてくださいな。
教会式
おそらく結婚式といえばまずはコレですかね、キリスト教に則ったチャペルで執り行われる洋式の結婚式です。
ドラマや映画などでよく使われるせいかやたらと一般化していますが、明らかに和式ではないわけですから特に年配の方などで抵抗がある人はいますね。
ドラマや映画などでよく使われるせいかやたらと一般化していますが、明らかに和式ではないわけですから特に年配の方などで抵抗がある人はいますね。
キリスト教の教義にのっとって執り行うキリスト教式は、多くのカップルが行う人気の挙式スタイル。親族だけでなく、友人や知人など多くの人に列席してもらえるのも人気の理由。クリスチャンでなくても、ホテルや式場のチャペルで行うプロテスタント教派であれば誰でも挙式できる。
神前式
そして和装結婚式といえばコチラ神前式ですね、神社で執り行う和式の結婚式です。結婚を代々の先祖や神々に報告する、というかたちをとります。
参列者は基本的に親族のみとするのが一般的ですね。知人を招くのが当たり前の近年ではここがネックになるのかもしれません。
参列者は基本的に親族のみとするのが一般的ですね。知人を招くのが当たり前の近年ではここがネックになるのかもしれません。
神社やホテル・式場の神殿で挙げる結婚式で、結婚を先祖の神々に報告するという考え方にそって執り行われる。著名な神社では、雅楽や入り舞が入ることもあり、日本古来の奥床しい結婚式に。式に参列できるのはほとんどが親族のみ(最近でこそ友人などの席も用意し、招待客全員が参列できるようになった会場も増えたが)。
仏前式
表題でも取り上げたもうひとつの和装結婚式がこちらです。仏の導きで二人が出会えたことの感謝と来世まで添い遂げる誓いをたてる、というかたちをとります。
神前式が報告の場であるのに対し、仏前式は宣誓の場なのでちょっとそのあたりがが異なりますね。
先祖代々お世話になっている仏寺か自宅の仏壇前で執り行います。
神前式が報告の場であるのに対し、仏前式は宣誓の場なのでちょっとそのあたりがが異なりますね。
先祖代々お世話になっている仏寺か自宅の仏壇前で執り行います。
via blog.goo.ne.jp
人前式
宗教観念を取り入れずに執り行う結婚式のことです。親族や知人を呼び集めて結婚報告を行うというかたちをとります。
縛られるものが無いため、自由な発想で式次第を決めることが出来ます。このためオリジナルの結婚式ができる、諸費用をリーズナブルに抑えられるなどの理由で近年増加しているようです。
縛られるものが無いため、自由な発想で式次第を決めることが出来ます。このためオリジナルの結婚式ができる、諸費用をリーズナブルに抑えられるなどの理由で近年増加しているようです。
via www.prd-w.com
特定の宗教の前ではなく、両親、親戚、友人など招待客に立会人として列席してもらい、その人たちに向かって宣誓をする結婚式スタイル。進行や誓いの言葉などすべてが自由であることから、個性のある結婚式をしたいカップルにぴったり。
仏前式の特徴
現在仏前式は熱心な仏教徒くらいしか行っていなません。そのためな式形態としてはかなりマイナーになってしまっています。一般的には伝統芸能家の結婚式があった場合に目にするのがせいぜいでしょうね。
ですので今回は普段目にする機会がないであろう仏前式の特徴を載せていこうと思います。
ですので今回は普段目にする機会がないであろう仏前式の特徴を載せていこうと思います。
新郎新婦は一緒に入場
参列者の親族は先に着席した状態で新郎新婦が一緒に入場します。洋式とは違うところですが、和装結婚式は一緒に入場するのが一般的です。
三三九度
いわゆる「固めの儀」というやつですね。新郎新婦のみで行うこともありますが参列親族全員で行う場合もあります。このあたりはお寺ごとの考え方や式の規模などにもよるようですね。
やはりこういう姿がびしっと決まるとかっこいいものですよね。
やはりこういう姿がびしっと決まるとかっこいいものですよね。
念珠の授与
via tossyan.com
お寺で執り行う仏前式特有のものとして念珠の授与があります。元々持っていた数珠を司婚者に渡し、代わりに新しい念珠を受け取るのです。
ちなみに結婚指輪の交換は行わない場合がおおいですが、事前に行いたい旨を伝えておけば断られるということは滅多にないそうです。
ちなみに結婚指輪の交換は行わない場合がおおいですが、事前に行いたい旨を伝えておけば断られるということは滅多にないそうです。
新郎新婦による焼香
念珠を受け取ったら新郎新婦がそれぞれ焼香を行い、そののちに親族が行うようになっています。
そして全員が終わったら全員で本尊に向けて合唱一礼して式の締めとするのです。
そして全員が終わったら全員で本尊に向けて合唱一礼して式の締めとするのです。