ホルンの音色で鹿を呼び寄せる!春日大社「鹿寄せ」

鹿といえば奈良、奈良といえば鹿というぐらいに鹿は奈良を代表する動物といえるでしょう。しかし、この鹿にまつわる行事はあまり知られていません。この「鹿寄せ」という全国でも奈良でしか見られない光景を解説していきます。

「鹿寄せ」とは

朝日新聞デジタル:ベートーベンだョ、全員集合 奈良公園「鹿寄せ」 - ニュース特集 (9572)

開催場所:春日大社境内 飛火野(春日大社参道南側)

お問合わせ先:0742-22-2388

開催期間:2017年の場合
2月9日(木)~3月12日(日) (※時間:10時~(約15分)※2/13(月)、20(月)、27(月)、3/6(月)を除く )

古来より、奈良では鹿を神の使いとして大切にし、共生してきました。
その文化は今も受け継がれ、(財)奈良の鹿愛護会が中心となり、鹿を保護しています。

そうした文化の中で生まれた「鹿寄せ」を教育旅行で体験していただけます。
奈良公園のさわやかな朝、ホルンを奏でるとたくさんの鹿が駈け寄ってきます。
その光景は圧巻で、奈良でしかできない体験です!

奈良公園の冬の風物詩と言われる「鹿寄せ」です。
日本で鹿が多くいる場所と言えば、奈良と宮島が有名ですね。
しかし、鹿寄せを行っているのは奈良だけなんです。
奈良では鹿を神の使いとして大切にしています。
しかしながら、実際のところ奈良における鹿とはどういった存在なのでしょうか。
次では、奈良における鹿について説明します。

奈良における鹿とは

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公園内の大部分は芝生に覆われ、約1200頭に上る鹿が徘遊する。この鹿は奈良公園や周辺に生息する、国の天然記念物に指定されている野生動物である(=所有者はいない)[9]。 ただし、奈良地裁の判例から言えば、人の手により角切りや餌付けをされている「奈良のシカ」は無主物ではなく春日大社の占有者であり、野生のシカとは区別されている[10]。
鹿は奈良の観光資源の一つでマスコット的存在であり、様々な鹿を意匠した土産物の販売や[11]、1671年(寛文11年)に危険防止と樹木の保護のために始まった伝統行事の「鹿の角切り」や、ホルンで鹿を集め餌をやる「鹿寄せ」というイベントも行われている。また奈良公園の鹿は餌をもらう際にお辞儀をすることでも著名である。奈良公園の独特の植物の景観を作る働きもしている。

春日大社の由緒に見る鹿との関係

奈良の鹿がどういった位置づけにあるかご理解いただけたでしょう。
野生動物でありながら神の使いであり、伝統行事が行われる鹿は野生でありながら野生でなく、
春日大社の占有者であるという、非常に複雑なその独特の位置づけにあるのです。
では、その春日大社と鹿にはどのような因縁があるのでしょうか。
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春日大社の社伝によると、称徳天皇のとき(767年)、平城京鎮護のため、鹿島神宮の武甕槌命を春日大社の祭神に勧請した。
この時、武甕槌命は白鹿に乗って御蓋山(三笠山)に来られたという伝説から、鹿を神鹿として保護敬愛した。
すなわち、春日大社(奈良)の鹿は、鹿島神宮(茨城)から連れてこられたといえる。
祭神は、武甕槌命(鹿島神宮の祭神)、経津主神(香取神宮の祭神)、天児屋命(枚岡神社北第一殿祭神)と比売神(枚岡神社第二殿祭神)を祀っている。
以上のように、鹿は春日大社に祭られている神のお使いとして位置づけされています。
では、このほかに観光地で鹿に出会えるところはあるのでしょうか。

他に鹿のいる観光地

宮城県の金華山の鹿

宮城県の金華山の鹿

鹿は変動はありますが現在約450頭くらい(少なくて300頭、多くて700頭の数で自然により変動します)、猿は現在250頭くらいとされています。
有名な神鹿角切り行事祭では、境内周辺の雄鹿約15頭の角を参拝者の安全のために切り落とすということが行われています。
金華山では鹿は神様のお使いとされ、神鹿(しんろく)とも呼ばれます。
静岡県の三嶋大社の鹿

静岡県の三嶋大社の鹿

今も多くの人々に親しまれている三嶋大社の神鹿は、大正時代に奈良の春日大社からやって来ました。
広島県の宮島の鹿

広島県の宮島の鹿

なんと宮島の鹿には歴史的由来がない。
奈良には、春日大社のタケミカヅチが鹿に乗ってきた伝説があったが、宮島の厳島神社にはそんな言い伝えはまったくない。厳島神社の祭神は、市杵島姫命(イチキシマヒメ)といい、九州にある宗像大社の宗像三女神とも言われ、海の神。水の神と言われる。
鹿とは結びつかない。
しかし、日本人は古来から自然を崇拝する民族であり、山を神聖化し、そこに住む動物も神の使いのように考えた。
なので、山に住む鹿を大切に扱う習慣は、宮島にも、以前からはあったようだ。
しかし、戦後の食糧難などもあり、島の鹿は激減。
その後、鹿の数を元に戻すためと、観光復興のために、奈良公園から鹿を連れてきて繁殖させたのが、現在の宮島の鹿というのだ。
日本鹿は野生動物ですから、本来日本のどこにいてもおかしくありません。
このように、三嶋大社や宮島の鹿も、奈良公園の鹿と縁続きだというのは興味深いですね。
少なくともこの二箇所や、縁のない金華山の鹿も神のお使いとされていることになります。
こういった同じ動物が様々なところで神のお使いとなっている事実は
八百万の神を崇める日本らしい状態といえるでしょう。

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