《兵庫県神戸市須磨区》文人ゆかりの地、須磨寺散策

須磨寺は源平絡みに加え、それを偲んだ文人達が集っていたなど由緒正しいお寺なのです、が。テレビやネットではB級スポットとしてもかなりの人気。今回はそれも織り交ぜつつ須磨寺について色々とご紹介していきます!

須磨寺

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須磨寺(すまでら)は、兵庫県神戸市須磨区にある仏教寺院。真言宗須磨寺派大本山。山号は上野山(じょうやさん)。本尊は聖観音である。宗教法人としての公称は福祥寺。平安時代の初め、漁師が和田岬の沖で引き上げた聖観音像を886年(仁和2年)に聞鏡上人が現在の地に移したのが始まりとされている[1]。

須磨寺と源平

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平敦盛公は平清盛公の弟平経盛公の子で、従五位に叙せられたが、官職が無かったので世に無官の大夫と言われた。一の谷合戦で、源氏方の熊谷次郎直実公に討たれる。(1169~1184)
平家物語によれば寿永3年2月鵯越えの坂落としにより、平家方が惨敗を喫し、海岸へと味方の船を求め殺到した。直実も平家方を追って、沖の方へ馬を泳がせている若い武将を見つけた。「後ろを見せるとは卑怯なり、返せ、返せ」と呼んだところ、若武者は馬を戻した。二人は一騎討ちとなり、共に馬から落ちて組み合いとなった。直実が勝って、首を取ろうと相手の顔を見た。あまりに美しいので、名前を尋ねると、自らは名乗らず、直実に名乗らせた。その名前を聞いて「良き名前なり、我が名は誰かに聞けば知っている者もあろう」と言って、首を差し出した。直実はためらったが、他の味方の兵士が近付くのを見て、涙をのんで、その若武者の首をはねた。その時に、若武者の腰の笛に気づいた。その戦の朝、陣中で聞いた美しい笛の音色は、この若武者のものであったのかと思いいたった。このことから、直実は、殺し合わねばならない戦の世に無常を感じ、出家を決意することになる(後に熊谷蓮生坊)。この笛が小枝の笛と呼ばれる通称青葉の笛である。
一の谷合戦が行われた場所の近くである為か、寺内には敦盛の首塚。
敦盛遺愛が吹いていたとされる「青葉の笛」が展示されています。

須磨寺と文学者達

時は流れて江戸時代。松雄芭蕉が参拝した際には
『須磨寺や吹かぬ笛聞く木下闇』
正岡子規は病により療養中の中で一ヶ月ほどではありますが須磨を楽しんでいたらしく
『暁や白帆過ぎ行く蚊帳の外』
文豪である山本周五郎は関東大震災で東京を離れ、須磨寺近くの友人を頼って半年ほど過ごしていた際
その時の体験を下に『須磨寺附近』を発表。その時に文名も初めて名乗ったなど
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こちらは正岡子規ですが、他にも数多くの句碑が建てられているなど文学者達に愛された場所となっています。
歴史を感じ取る場所としても療養の地としても、須磨は創作に繋がる良い土地だったのでしょう。

そしてB級へ……

ここまでなら中々歴史を感じさせるような場所となるのですが、須磨寺特有と言うべきか
須磨寺の本領はここからとなります。
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きんぽとん童子。
きん(金太郎のように健康で)
ぽ(浦島太郎のように夢をもって)
とん(敦盛のように心やさしく音楽を愛して欲しい)
そんな願いをこめて子供を守ってくださる金浦敦童子だそうですが・・・
なんかいろんな意味で凄いですねとしか言いようがない・・・
流石に近代にて作られたと思いたいんですがセンスが凄い。
健康、夢、優しさ。というだけならまだ分かるんですが浦島太郎=夢というのは
優しさなら分かるんですがどうなんだろうとか、その組み合わせた名前とか
何ともいえない気持ちがこみ上げてきます……
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お地蔵さんが8体並ぶ『わらべじぞう』
ちょっと見え辛いですが、右側のパネル。なんですかこのバンザイ、バンザイって……
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源平モチーフの「からくり時計」
かわいい「わらべ地蔵」
亀の背中にのった「七福神マニコロ」
大師堂の「結縁数珠」

その1つの「ぶじかえる」は、
借金で困っている人が首を回すと願いが叶うという。

誰が、いつごろから言い出したのか、
神戸のパワースポットの1つとしてあげられる

首が回らない=自身の力量以上の事柄を抱えやりくりが出来ない状態の例え
目が回る=目まぐるしく非常に忙しい時の例え

びっくりしたい人は目を回してくださいと書かれてますが。。。驚いて落ち着けとかそういう意味合いでしょうか?
『ぶじかえる』は無事返る。正気も金も戻ってきますように。。。?

須磨寺へのアクセス

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そんな歴史的な意味でもネタ的な意味でも溢れ続けた須磨寺ですが
JR須磨駅から北へ約12分。
私鉄の須磨寺駅から北へ約5分となっています。

長くとも15分程度ですので、歩いて散策もよし。文学者達のように須磨の雰囲気等を感じてみるのもいいかもしれませんね!

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