豊かな歴史の恵みが癒してくれます。滋賀県近江八幡長命寺

滋賀県近江八幡市にある長命寺。西国三十三か所第31番札所で、その名の通り「寿命長遠」の御利益があるといわれています。重要文化財が多く安置され、建造物の多くも指定文化財になっている由緒ある寺院です。こんな魅力的な長命寺を、ここでご紹介しましょう。

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長命寺とは?

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滋賀県近江八幡市の北西端、長命寺山(333m)の標高250mのところにある寺院が長命寺です。西国三十三か所第31番札所で、「八千年や柳に長き命寺、運ぶ歩みのかざしなるらん」という詠歌のとおり、「寿命長遠」の御利益があるとされています。
十二代景行天皇の代、武内宿彌(たけのうちのすくね)がこの山に上り、『寿命長遠諸元成就』の文字を柳の大木に彫り、長寿を祈願した結果、三百歳の長寿を保ったと伝えられる。その後、聖徳太子がこの地を訪れ山に上り、武内宿彌が彫った柳の木を見、感嘆しているとそこに白髪の老人が現れ、『この木で仏像を刻み、寺を建立するように』と告げ立ち去ったという。太子はこのお告げの通り、この柳の木で千手十一面聖観音三尊一体の像を刻み、推古天皇27年(619年)に本尊として祀り、武内宿彌長寿霊験の因縁で長命寺と名付けたのがこの寺の創始とされている。
このように、長命寺は、歴史的に大変価値のある寺院です。また、重要文化財が15点もあり、そこからもこの寺院の歴史の重みを感じさせます。

1、808段の石段

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長命寺へはJR東海道線近江八幡駅から近江鉄道バス「長命寺行き」に乗り、「長命寺」で下車します。
バス停の土産物店の前を通ると、長命寺までの808段の石段があり、これを登ると長命寺に到着。
バス停から徒歩30分ぐらいです。
車で来ると山門の近くまで車道があるので、808段の石段を登る必要はありません。
また、この車道を徒歩で歩いて登ることもできるのですが、808段の石段を登るより距離が長くなるため石段を登る人も多いです。
808段の石段というとやはり登るのは辛いイメージですが、長命寺の象徴的なこの石段を登ると長命寺へ来たのだなと実感することができます。
また、一段一段石段を踏み上がりながら長命寺へ近づいていく高揚感は、何とも言えません。
そのため、車をバス停の傍の駐車場に置いて、わざわざ808段の石段を登る参拝者はが多いそうです。
あなたも、長命寺のこの808段の石段を登ってみて下さい。
良い旅の思い出になるはずです。

2、本堂

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808段の石段を登りきると、重要文化財の本堂が見えてきます。
この本堂は、1516年に焼失しましたが、1522年から1524年の間に再建されたそうです。
また、昭和初期には、大規模な解体修理が行われました。
入母屋造り、檜皮茸で、趣があり重厚な建物です。
本堂(重要文化財) – 入母屋造、檜皮葺き。桁行7間・梁間6間の和様仏堂である(ここでいう「間」は長さの単位ではなく、柱間の数を意味する)。寺の文書から室町時代・大永4年(1524年)の建立と判明する。手前の奥行3間分を外陣、後方の奥行3間分を内陣及び後陣とする。内陣須弥壇中央には秘仏本尊を安置する厨子を置き、厨子外の向かって左に毘沙門天立像(重要文化財)、右に不動明王立像が立つ。厨子も堂と同時代の造営で、重要文化財の附(つけたり)指定となっている。

3、三重塔

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本堂の東側には「三重塔」が建てられています。この三重塔は、慶長2年(1597)に建てられた桃山様式の建築物です。こちらも国の重要文化財に指定されています。
三重塔(重要文化財) – 本堂の東方、やや小高くなったところに建つ。高欄擬宝珠銘から慶長2年(1597年)の建立と判明する。こけら葺きで全面丹塗(にぬり)とする。和様の一般的な三重塔であるが、初重の両脇間に連子窓を設けず板壁とすること、初重に和様には珍しく腰貫を用いる点が特色である。初重内部は須弥壇を設け、胎蔵界大日如来像(桃山時代)と四天王像(鎌倉時代)を安置する。大日如来像は像底の銘から天正17年(1589年)、七条大仏師康住とその子の大弐の作とわかる。
長命寺の三重塔は、荘厳でありながら穏やかな趣で、眺めていると自然と心が落ち着いていく不思議な雰囲気を纏っています。
やはり歴史の重みがあるものは、見る人の心に響くものがありますね。

まとめ

近江八幡の豊かな自然の中、その歴史を育んできた長命寺。
ゆったりとしていながら厳格な趣もあるこのお寺まで、日々の疲れを癒しに出かけてみてはいかがでしょうか。

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