初盆とは、亡くなった方の魂が初めて里帰りするという大切な日です。今回は、曹洞宗の初盆の祀り方についてご紹介します。宗派によって迎え方や、行なう時期には違いがあります。事前にしっかりと確認しておき、慌てることなくご先祖様の魂を迎えましょう。
曹洞宗はどんな宗派なの?
曹洞宗(そうとうしゅう)は、中国の禅宗五家(曹洞、臨済、潙仰、雲門、法眼)の1つで、日本においては禅宗(曹洞宗・日本達磨宗・臨済宗・黄檗宗・普化宗)の1つである。本山は永平寺(福井県)・總持寺(横浜市鶴見区)。専ら坐禅に徹する黙照禅であることを特徴とする。
中国禅宗の祖である達磨(5C後半 – 6C前半)から数えて6代目の南宗禅の祖・曹渓山宝林寺の慧能(638 – 713年)の弟子の1人である青原行思(? – 740年)から、石頭希遷(700 – 790年、石頭宗)、薬山惟儼(745 – 828年))、雲巌曇晟(782 – 841年 )と4代下った洞山良价(807 – 869年)によって創宗された。
初盆について
初盆は、人が亡くなってから初めて迎えるお盆のことを指します。
お盆になると、亡くなった方の魂が里帰りとして現世に戻ってくると言われています。
お盆になると、亡くなった方の魂が里帰りとして現世に戻ってくると言われています。
お盆には、盆棚と呼ばれる祭壇や盆棚を作りったり、盆提灯などを飾ったりして、、亡くなった方の魂を迎える準備をします。
初盆は四十九日法要が終わってから
初盆(別名、新盆)は、四十九日法要が終わってから初めてのお盆ということになります。
お盆前に亡くなった場合は、次の年が初盆になる場合や、すぐに初盆を行なう場合もあります。
お盆をいつやるかについては、地域の慣習や宗派によって違いがあります。
また、個人の事情や職場のお盆休みがある8月の時期に合わせて行なう場合が多いです。
お盆前に亡くなった場合は、次の年が初盆になる場合や、すぐに初盆を行なう場合もあります。
お盆をいつやるかについては、地域の慣習や宗派によって違いがあります。
また、個人の事情や職場のお盆休みがある8月の時期に合わせて行なう場合が多いです。
お盆の時期は地方によって様々ですが、一般には7月15日、あるいは月遅れ盆(8月15日)や旧盆(旧暦7月15日)のいずれかに行われるのが一般的です。その歴史は古く、『日本書紀』の中にはすでにお盆行事の記録が残っています。
現代では親戚の方が集まりやすい8月の終わりに行なわれる傾向が強くなってきました。
曹洞宗の盆棚の祭り方について
via trendyjapan.com
御先祖様を迎えるために御盆棚(精霊棚=しょうりょうだな)を造りますが、仏壇で行ってはいけないのですか、と質問されます。
皆様は、各御寺院での「大施食会(おせがき)」法要での、大きな精霊棚を見たことが有るでしょうか。
各家庭に準備する物は、あの棚を小さくした物が基本となります。古くは、縁側に机を出して、ゴザ等を掛け、竹を正面に立てたりしました。縁側の無い家庭も増えましたので、部屋の隅、または仏壇の脇などに作る方もいます。また、仏壇の前に小さな、机を出して祀ったり、仏壇をそのまま利用する場合もあります。それぞれの家庭の事情もありますので、必ずこうしなければならない、と言うことはありません。要は、御先祖様を迎える気持ちと、そのための準備をしっかりと行なう事が中心なのであり、その形式に引きずられる心配は無用です。
via www.teishoin.net
お墓の掃除も忘れずに
お盆の前には、お墓の掃除もしておきましょう。
身内や親戚が集まり、お墓の掃除を心を込めて行ないましょう。
身内や親戚が集まり、お墓の掃除を心を込めて行ないましょう。
ご先祖様の迎え火と送り火について
ご先祖様が里帰り出来るように、迎え火でご先祖様の魂を迎えます。
帰りは無事にあの世に帰れるように、送り火で送って差し上げます。
曹洞宗の迎え火と送り火についてご紹介します。
帰りは無事にあの世に帰れるように、送り火で送って差し上げます。
曹洞宗の迎え火と送り火についてご紹介します。
迎え火について
迎え火の焚き方は、13日の黄昏時に行ないます。
門前や墓前で麻幹(おがら)を焚きます。
こちらも、家庭の事情で門前で焚くのか墓前で焚くのかを決めてよいでしょう。
最近の住宅事情で集合住宅に住んでいる方が多いため、門前で送り火を焚くのは危険ですよね。
その代わりに、豆電球の提灯で迎えたりすることも出来ますよ。
門前や墓前で麻幹(おがら)を焚きます。
こちらも、家庭の事情で門前で焚くのか墓前で焚くのかを決めてよいでしょう。
最近の住宅事情で集合住宅に住んでいる方が多いため、門前で送り火を焚くのは危険ですよね。
その代わりに、豆電球の提灯で迎えたりすることも出来ますよ。
地域によってはお墓まで提灯を持って、ご先祖様の魂を迎えに行くというところもあります。
地域の慣習に合わせて行なうとよいでしょう。
送り火について
送り火は門前で麻幹を焚いたり、提灯を持ってお墓まで先祖の魂を送っていくという儀式です。
行う時間は地域によって異なり、15日の夕方に行なったり、16日の夜に行なったりと様々です。
行う時間は地域によって異なり、15日の夕方に行なったり、16日の夜に行なったりと様々です。
他にも精霊流しを行なってから、送り火をするという地域もあります。
あらかじめ自分の地域の慣習を確認し、万全の状態で故人をお迎えしましょう。
座禅をすることを通し、禅の教えを元にしています。
お釈迦様が本尊で、お釈迦様の教えを守りながら平和な心で過ごしていきます。