赤ちゃんの訪れは思い詰めすぎると、遠のいてしまうものです。一番大切なのは、穏やかな気持ちでその日を待つことです。とはいえ、なかなかそんな気持ちになるのは難しいもの。だったら、子宝のお願いを兼ねて、京都旅行へ行きましょう。
「子授けうさぎ」がいる岡崎神社
ご祭神二柱が三女五男八柱神ものたくさんの御子神をもうけられ子宝に恵まれた霊験あらたかな子授け安産の神である。また、往時境内を始め地域一帯が野うさぎの生息地で、多産なうさぎは古くから氏神様の神使いと伝えられる。
このお二人はご夫婦なのですが、その出会いがとてもドラマティックです。
奇稲田姫命が八俣大蛇に捧げられそうになっていたところを、高天原から来た速素盞嗚尊が救ってくれます。
このようなお二人がご祭神なので、子授けだけでなく、縁結びの神様として有名です。
「子授けうさぎ」必ずお水をかけて、お腹をなでましょう。
境内の手水舎には黒御影石でできた子授けうさぎ像が有る。月を仰ぎ体に力を満たしたうさぎであり、水を掛けてお腹を擦り祈願すると、子宝に恵まれ安産になると信仰を集めている。
子授けうさぎは黒いウサギですが、狛うさぎと招きうさぎは白いうさぎに紅い目をしています。
とても可愛いので、要チェックです。
「うなぎ」が使者の三嶋神社
土火水(土:万物の母、火:万物の大気、水:万物の源)の3つの神徳があり、女性の安産・子宝、夫婦の和合を守護する神といわれ、安産四十一社のひとつにも数えられる。あらゆる生物の出生、生育、放生を守護している。御祭神は、大山祗大神(おをやまづみのおをかみ)、天津日高彦火瓊々杵尊(あまつひだかひこほのににぎのみこと)、木之花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)の3神。また巳蛇(水蛇=うなぎ)が神の使者として祀られている。
木之花咲耶姫命は姉と共に、天津日高彦火瓊々杵尊の元に嫁ぎますが、天津日高彦火瓊々杵尊はその名の通り、
とても美しい姫であった木之花咲耶姫命とだけ結婚し、姉は実家に帰します。
その上、天津日高彦火瓊々杵尊は一夜にして身ごもった木之花咲耶姫命のことを疑います。
それに対し、木之花咲耶姫命は火中出産という方法で、その疑いが間違っていることを証明します。
神話の中の話とは言え、天照大御神の孫の天津日高彦火瓊々杵尊、突っ込みどころ、満載です。
「ウナギ断ち」お参り後は、願いが叶うまでは少し我慢です。
うなぎを神の眷属として信仰する三嶋神社。神社に祈願する人はうなぎを食べない。・・・
家長だけが断てばいいとの説もあったという。祈願中はうなぎを断ち、祈願が成就(子宝が授かる)した後は、うなぎを食べて体を労わると良いとの話もある。・・・
ただし、妊娠中は無理は禁物です。
ご自身の体と赤ちゃんが第一です。
神様は分かってくださるはずなので、お礼の参りは慌てずにと思います。
子犬を抱く「狛犬」の由岐神社
子供は、神様から授かるといい、神様からの恵みと考えられてきました。
当社は、古くから子授けの信仰が厚く、狛犬(国の重要文化財)は、
子供を抱いている非常に珍しいもので
子孫繁栄神様として古くより信仰されています。
子宝や安産祈願とは切っても切れない動物です。
そういえば、東京で子宝といえば、日本橋の水天宮さんですが、
由岐神社のよりも新しい感じではありましたが、水天宮さんにも母犬と子犬の狛犬がいました。
やはり通ずるものがあるのでしょうか。
ご夫婦でご参拝「またげ石」の梅宮神社
神域の奥、本殿の横に鎮座する神秘的な石で、またぐと子宝に恵まれるといわれています。
詳しい由来は残念ながら定かではありませんが、御祭神の一柱である檀林皇后がまたがれたところ、速やかに皇子(後の仁明天皇)を授かったと伝えられ、以来血脈相続の石として信仰されています。
なお、またげ石へは、当人のご夫婦ご一緒に子授けの祈祷を受けていただかないと、ご案内致しておりません。
ご祈祷を通して、子宝への気持ちを新たにし、心を整えることができそうですね。
護王神社、ご神徳には書かれてありませんが・・・。
また、清麻呂の姉は孤児救済に尽力しました。)ゆかりの神社です。
ご神徳のところには、足腰や、子育てのことは書いてありますが、子授けのことは書いてありません。
でも、こちらにお参りしたら授かったという話をちらほら聞きます。
足腰の健康は赤ちゃんを授かった時に重要なことであり、
赤ちゃんが欲しいと思った時から子育てが始まるという話を聞いたことがあるので、
つながりはないとは言えません。
火のない所に煙は立たないはずということで、お参りされてみてはいかがでしょうか。
終わりに代えて。
それよりも何よりも心穏やかに、ストレスの少ない生活をすることが重要かと思います。
ここで紹介した神社は、どこも心を落ち着かせ、穏やかにしてくれます。
是非、お出かけになられて、心も体もリラックスさせていただけたらと思います。