聖徳太子ゆかりの寺として知られる広隆寺。ご本尊は聖徳太子です。
みどころは
やはり日本一といわれるあの仏像でしょうか。仏像好きにはたまらないスポットかとおもいます。
広隆寺を拝観しに行く際にしっておきたい情報をまとめました。
広隆寺
via ja.wikipedia.org
広隆寺創建のきっかけは聖徳太子にあり?
via ja.wikipedia.org
広隆寺は、古くは蜂岡寺、秦寺、秦公寺、葛野寺、太秦寺など、さまざまな名称で呼ばれた。もっとも古い呼称は蜂岡寺で、推古天皇11年(603)に建立された山城最古の寺であるとされている。
呼称が複数あったことは様々な文献に残されているようですが、初期の記録は火災により消失しているようですね。
『書紀』によれば、推古天皇11年(603年)聖徳太子が「私のところに尊い仏像があるが、誰かこれを拝みたてまつる者はいるか」と諸臣に問うたところ、秦河勝が、この仏像を譲り受け、「蜂岡寺」を建てたという。
こちらの説が古いものです。
一方、承和5年(838年)成立の『広隆寺縁起』(承和縁起)や寛平2年(890年)頃成立の『広隆寺資財交替実録帳』冒頭の縁起には、広隆寺は推古天皇30年(622年)、同年に死去した聖徳太子の供養のために建立されたとある。
『書紀』と『広隆寺縁起』とでは創建年に関して20年近い開きがありますが、
説1.603年に草創され、622年に至って完成した
説2.603年に建てられた「蜂岡寺」と622年に建てられた別の寺院が後に合併したとする
これらが定説のようです。
説1.603年に草創され、622年に至って完成した
説2.603年に建てられた「蜂岡寺」と622年に建てられた別の寺院が後に合併したとする
これらが定説のようです。
夢でみた?!ちょっと面白い創建説も。
聖徳太子が秦河勝に自分が見た不思議な夢の話しをしました。その夢の内容を聞いた河勝は、「その場所は葛野という我々が住む所です」と答え、聖徳太子をその場所へと案内しました。太子が見た夢は、大きな枯れ木の下に、五百羅漢が集まって経を読んでいるものでした。案内された場所には枯れ木があり、そのまわりをたくさんの蜂が飛び回り、まるで夢で見た羅漢のようであったのです。その場所に楓野別宮と名付けた仮宮殿を作り、太子は河勝に蜂岡寺を建てるように命じました。
どれがほんとなのかはわかりませんが、聖徳太子にゆかりがあるということでは共通していますね。
国宝第1号!日本一美しい弥勒菩薩(泣き弥勒)
via japantemple.com
像高は123.3cmと等身大になっています。こちらの弥勒菩薩は、宝冠を冠っているようにみえることからもう一体の弥勒菩薩と区別して宝冠弥勒と呼ばれています。
飛鳥時代の仏像で、中宮寺の弥勒菩薩と同様にアルカイックスマイルと呼ばれる微笑をたたえており、この時代の仏像の特徴を備えています。とはいえ、同時代に多い止利仏師の作品とは違い柔らかな雰囲気の作風をしていますね。
写真を見てわかる通り、赤みを帯びた色合いをしていますね。これは材木にアカマツを使用しているためです。アカマツは飛鳥時代には仏像に使用されることは無かった為、朝鮮半島伝来ではないかと言われてきました。しかし、背板や腰から下がる綬帯(じゅたい)は楠製であることがわかり、国産の可能性もでてきているようです。
優しい表情をしていますね。生あるすべてのものを救済してくださるそうです。
見る人の中には涙が自然とこぼれてしまうかたもいるとか。
見る人の中には涙が自然とこぼれてしまうかたもいるとか。
高さ90センチメートル(左足含む)、坐高66.4センチメートルと小振りだが、「宝冠弥勒」と同様のポーズをとり、沈うつな表情で右手を頬に当てた様子が泣いているように見えることから「泣き弥勒」の通称がある。
朝鮮半島には現存しないクスノキ材製であるところから、7世紀末~8世紀初頭の日本製と見られるが異説もある。
こちらも宝冠弥勒と同じ霊宝殿に安置されています。
そのほか霊宝殿には50体以上の仏像があるそうで見どころ満載ですね。
また桂宮院のほうは以前から、限られた日のみ公開されておりましたが、現在は修理中ということで非公開になっております。
また桂宮院のほうは以前から、限られた日のみ公開されておりましたが、現在は修理中ということで非公開になっております。
広隆寺の御朱印には弥勒様の文字
まとめ
仏像にかこまれ心穏やかに過ごすことができそうなお寺、広隆寺ですが、調べている中で、
京の三大奇祭のひとつ“牛祭り”に関する記事も多くありました。
毎年新暦の10月12日に行なわれていたようですが、最近では牛の調達が困難なことから不定期開催のようです。秋におでかけ予定のかたは、事前にその年に行われるか調べておくと、もしかしたらお目にかかれるかもしれませんね。
京の三大奇祭のひとつ“牛祭り”に関する記事も多くありました。
毎年新暦の10月12日に行なわれていたようですが、最近では牛の調達が困難なことから不定期開催のようです。秋におでかけ予定のかたは、事前にその年に行われるか調べておくと、もしかしたらお目にかかれるかもしれませんね。
via ja.wikipedia.org
【拝観料】霊宝殿の拝観は有料。桂宮院本堂は非公開。
大人700円 高校生500円 小・中学生400円 未就学児無料
【拝観時間】9時~17時(12月~2月は16時30分まで) ※無休
【駐車場】50台(無料)
【アクセス】JR太秦駅から徒歩約13分/京福電鉄太秦広隆寺駅より徒歩約1分