熊本県にある八代神社は妙見宮とも呼ばれ、福島の相馬妙見、大阪の能勢妙見と並んで日本三大妙見の一つと言われています。そして八代神社で行われる妙見祭は九州三大祭りの一つで重要無形民俗文化財に指定されています。伝統ある八代神社についてご紹介します。
日本三代妙見の一つ、熊本県の八代神社についてご紹介します!
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妙見宮は、明治以降「八代神社」と呼ばれ、この地域で最も大きな神社として人々の崇敬を集めてきました。
その歴史は古く、天武天皇白鳳9年(680)に、八千把村竹原津(現在の八代市立第二中学校に隣接する竹原神社の辺りと考えられています)に鎮座したのが始まりと伝えられています。
その後、延暦14年(795)に横嶽(三室山)の山頂に上宮が創建され、永暦元年(1160)には上宮の麓に中宮、文治2年(1186)に現在の八代神社の場所に下宮が創建されました。
現在残っているのは下宮のみで、上宮と中宮は跡地となっています。
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八代神社で祀られている妙見とは?
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妙見神とはインドで発祥した仏教の天部、「妙見菩薩」に、古代中国の北極星、北斗七星の信仰が習合したものとされ、星宿信仰に道教、密教、陰陽道などの要素が混在しています。そしてこの八代の地は妙見神上陸の地ともされています。縁起によると、白凰9年(680年)に中国の明州から妙見神が目深、手長、足早と化して亀蛇(きだ)に乗って海を渡り、八代の竹原津に上陸したとされ、これが日本における妙見信仰の始まりとされます。
八代神社のお祭り「妙見祭」は国指定重要無形民俗文化財
「八代妙見祭の神幸行事」は、平成23年3月9日、国の重要無形民俗文化財に指定されました。今回の指定により、国指定重要無形民俗文化財の総数は、全国では272件、熊本県内では3件目(都市祭礼としては初)、八代市内では初の指定となります。
妙見祭のクライマックスの神幸行列に連なる亀蛇(きだ)はガメとも呼ばれています。なんとその重さは100㎏以上!!「ナカ」と呼ばれる五人一組の担ぎ手が中に入り、一人が首をあやつってユーモラスな動きをします。
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さらにユネスコ無形文化遺産にも登録されました!
2016年12月01日に「八代妙見祭」がユネスコの無形文化遺産に登録されることが決定しました!
もともとたくさんの人々が見物に来るお祭りでしたが、これで益々大勢の人が訪れるようになりそうですね!
もともとたくさんの人々が見物に来るお祭りでしたが、これで益々大勢の人が訪れるようになりそうですね!
八代妙見祭

ユネスコ無形文化遺産 熊本県八代市 国指定重要無形民俗文化財 八代妙見祭の神幸行事
熊本の八代神社に訪れた人の感想は……?
ぜひぜひ一度は訪れてみたい熊本県の八代神社ですが、実際に行ってみた人はどんな感想を持ったのでしょう?
口コミを集めてみました。
口コミを集めてみました。
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ガメラの元になったという亀蛇がいます。
妙見祭には亀蛇が走り回ります。
普段は静かな神社です。
入ると同時に右手に見える夫婦松は素晴らしい。
おみくじも様々な種類があり、楽しむことができるスポットだと思う。
妙見祭のときは大変多くの人でにぎわうようですが、普段の八代神社は静かでゆっくりと境内を散策できます。
社殿も境内もとてもきれいな神社なので、祭りの季節ではなくても近くにお越しの際はぜひ立ち寄ってみては?
社殿も境内もとてもきれいな神社なので、祭りの季節ではなくても近くにお越しの際はぜひ立ち寄ってみては?
八代神社へのアクセス
名称:八代神社(妙見宮)
住所:熊本県八代市妙見町405
アクセス:JR鹿児島本線「八代駅」からバスで約15分。「宮地」にて下車すぐ
駐車場:境内に駐車場あり
いかがでしたか?
2016年に起こった熊本地震で熊本県は甚大な被害をこうむりましたが、どんどんと復興に向けて頑張っています。
熊本に遊びに行って観光したりお土産を買ったりすることが、復興のお手伝いにもなりますよ。
ぜひ熊本に遊びに行ったら、この八代神社にも立ち寄ってみてください。
2016年に起こった熊本地震で熊本県は甚大な被害をこうむりましたが、どんどんと復興に向けて頑張っています。
熊本に遊びに行って観光したりお土産を買ったりすることが、復興のお手伝いにもなりますよ。
ぜひ熊本に遊びに行ったら、この八代神社にも立ち寄ってみてください。