お月見は代表的な季節のイベントですよね。月を見ていると何だか心が浄化される気がしますよね。お月見はいつ行うのが良いのか、縁起のいいお供え物はどんなものか、どうやってお月見をすれば良いのかなどを今一度確認してみませんか?
お月見とは
月見(つきみ)とは月、主に満月を眺めて楽しむこと。観月(かんげつ)とも称する。月見は、主に旧暦8月15日から16日の夜(八月十五夜)と、日本では旧暦9月13日から14日の夜(九月十三夜)にも行われる。そのため、月見に関する話題で単に「十五夜(じゅうごや)」「十三夜(じゅうさんや)」という場合、これらの夜を意味する。
十五夜
旧暦の8月15日を「十五夜」「中秋の名月」といいます。「中秋の名月」とは"秋の真ん中に出る満月"の意味で、旧暦では1月~3月を春、4月~6月を夏、7月~9月を秋、10月~12月を冬としていたことから、8月は秋のちょうど真中であり、8月15日の夜に出る満月ということで、そう呼ばれるようになりました。
現在用いられている新暦では1ヵ月程度のズレが生じるため、9月7日から10月8日の間に訪れる満月の日を十五夜・中秋の名月と呼んでいます。
お月見の仕方
家の中で東から南を望める窓・ベランダ・屋上などを探します。月見の醍醐味は地平線や建物の陰などから月が出るときです。その大きさは空の真ん中に登ったときの大きさ(勿論見かけの大きさですが)とは比べものになりません。
そのような場所に祭壇(単純にお供えを乗せる台なので何でもかまいません)を用意します。
その祭壇の前に、月をくつろいで眺められる場をしつらえます(マットでもイスでも、勿論宴会場でも結構です)。
部屋の明かりは暗めに設定します(特に室内の場合は、明るいとガラスの向こうのお月さんが見えにくくなります)。できればロウソクの明かりのように自然の暖かい照明がグーです。籠提灯は最適の道具立てとなるでしょう。
セレモニーは、強いて言うとその灯りに点灯するときと、月が顔を出して自然とみんなの中に歓声が上がるときでしょう。
後の趣向はご自由に・・・・・・・。秋の夜長をお楽しみ下さい。
一年に一度のお月見ですから、少し工夫を凝らすと雰囲気もアップします。
お月見の供え物
お月見のお供え物は、
月見団子やススキ、収穫した野菜やくだものです。月見団子
十五夜では、これからの収穫を祈り
十三夜では、その年の収穫に感謝してお米の粉で作った団子を供えたのが月見団子の始まりといわれています。
白くて丸い月見団子は月が満ちる姿(満月)を模したもので収穫への祈りや感謝だけでなくものごとの結実や健康、幸福をも表しています。ススキ
お月見のススキは、月の神様を招く依り代(よりしろ)として供えられます。本来、月の神様の依り代は稲穂です。
お月見の時期に稲穂が無かったため稲穂に似たススキを供えるようになったといわれています。
また、古くからススキには魔除けの力があると信じられていました。
お月見に供えたススキを軒先に吊るすと一年間病気をしないという言い伝えも残っています。収穫した野菜やくだもの
お月見には、収穫に感謝してその時期に採れた野菜や果物をお供えします。十五夜を例に挙げると、芋類の収穫時期であることから里芋やさつまいもなどをお供えします。
さらに、ぶどうなどのツルものをお供えするとお月様との繋がりが強くなると言われています。
お月見でのお供え物には、いろんな縁起を担いでいます。
お供え物を飾ることでさらに、本格的なお月見になりますね。
是非ともお供え物はしておく必要がありますね。
お月見の時に食べるもの
十五夜に用意したい食べ物の料理メニューは?お団子
お団子はそのままあんこやきなこを添えて食べてもいいですが、ちょっとアレンジするのも楽しいですよ。
団子汁
団子汁なら、具に同じ十五夜にお供えするサトイモも具として使えますよ。
コロッケ
お芋はサトイモ・サツマイモがありますよね。
サトイモはちょっと工夫をしてコロッケを作ってみるのもいいでしょう。
もちろんサツマイモのコロッケにしてみればスイーツ感覚でも楽しめちゃいます。
栗ごはん
栗なら定番は栗ご飯ですよね。
他にもお月見ということで、卵をつきに見立てたメニューもいいと思います。月見をイメージした料理メニュー
月見といえば月見そば、他にも焼きそばやパスタに目玉焼きを載せて月見使用にするのも面白いかもしれません。
同じ月見ならスコッチエッグもいいかもしれませんよ。
月に関したお料理を作るのも楽しみの一つになります。
ちょっとがんばって、お月様に感謝を込めた料理を作ると良いです。
お月見は、一年の収穫に感謝する意味や、健康を祈願できる日本の伝統的な風習です。
色々なことを祈願して、行ってみてはいかがでしょうか。