友引とは、六輝(六曜)の1つとして中国から伝わった占いがもとになっています。よくカレンダーなどに小さく書かれている友引ですが、どのような日なのでしょうか?友引の葬儀はNGとされていますが、どうしてでしょうか?調べてみましょう。
友引は中国から伝わった六輝(六曜)の1つ
友引は六輝(六曜)の1つとされ、日本の鎌倉時代や室町時代に伝わったとされる占いです。
その歴史が現代にも続いていることに驚きますが、冠婚葬祭などはこの六輝(六曜)と結びつきが強いことで知られています。
その歴史が現代にも続いていることに驚きますが、冠婚葬祭などはこの六輝(六曜)と結びつきが強いことで知られています。
via littleplus.jp
六曜は中国で生まれた思想で、日本には鎌倉時代(1185年~1333年)から室町時代(1336年~1573年ごろ)にかけて伝来したといわれています。
結婚式は大安がよい、葬式は友引を避けるなど、主に冠婚葬祭などの儀式と結びついて使用されている。
六輝(六曜)は足利時代に中国から伝わってきた占いがもとになっていて、当時は現在の曜日のようなものだったとか。
その日の吉凶・運勢などを暦(こよみ)に記 載する項目を「暦注」といい、友引は、六曜(ろくよう)という暦注項目の一つです。六曜は、「先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口」の6種に分けられ、冠婚葬祭などの儀式と結びついて使用されています。
友引の本当の意味とは「先勝・先負の間に入って勝負無し」
友引という言葉は知っていてもその意味を知らない人も多いのではないでしょうか。
友引は「先勝と先負」の間で繰り返されることから、「先勝・先負の間に入って勝負無し」という意味となります。
要するに勝負事には適さない日ということになりますね。
友引は「先勝と先負」の間で繰り返されることから、「先勝・先負の間に入って勝負無し」という意味となります。
要するに勝負事には適さない日ということになりますね。
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友引のもともとの意味というのは、「先勝・先負の間に入って勝負無し」ということだったそうです。
本来の意味としては、勝ち負けが無い日ってことです。何の勝負をしても決着がつかない日だから勝負事はするなよってことです。
古くは「勝負なき日と知るべし」とあり、何事も勝ち負けのつかない引き分けの日で、「共引」とも言われていたようです
友引に行わない方が良いのは「葬儀」とされている
友引という言葉を聞くと、お葬式やお通夜をしてはいけない日と連想する人もいるでしょう。
確かに友引に葬儀を行う人も少なく、バタバタとした葬儀の打ち合わせの際に、担当者から「この日は友引なので別の日に」と言われることもあります。
確かに友引に葬儀を行う人も少なく、バタバタとした葬儀の打ち合わせの際に、担当者から「この日は友引なので別の日に」と言われることもあります。
友引にお葬式を行わないのは「迷信」!?
思い出してほしいのが、友引の本当の意味です。
「勝負事に適さない日」という意味があり、葬儀などの仏事に適さない日という意味はありません。
「勝負事に適さない日」という意味があり、葬儀などの仏事に適さない日という意味はありません。
しかし「友引」という字から亡くなった故人が友人を冥土に連れて行ってしまうという迷信が広まってしまいました。
この迷信によって、友引がお葬式やお通夜などで避けられるようになったようです。
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友引は六曜という暦のなかのひとつで、先勝と先負の間にあります。六曜のなかには吉日と凶日がありますが、この日は葬儀に関しては凶日とされています。「凶事に友を引く」という言葉があるように、この日に葬儀を行うと故人と親しかった人も連れていかれてしまうといわれているのです。そのため、葬儀は友引を避けるようになりました。
在お葬式を行う際に友引を避けられているのは、縁起の悪い出来事に友を引き寄せてしまうという迷信から来ています。本来友引の意味は、”共に引き分ける” という意味ですが、これが”友を引く”という意味として捉えられるようになったのが大きな理由です。仏滅と同様、友引も仏教とは何の関係もありません。
「凶事に友を引く」という意味合いへと変化した事から、いつしか「友引に葬儀を行うと、友が冥土へ引き寄せられる」という連想が生まれ、葬儀や火葬、法事といった「死」にまつわるイベントを控えるようになったのです。
「この日に葬儀を行うとなくなった人が友を引き寄せて一緒に冥土に連れて行く」という迷信となり、葬儀を避けるようになったとされています。
友引に火葬場が休業していることも多い
友引の意味が変化し、葬儀には適さない日となっってしまったため、友引には火葬場が休業していることも多いようです。
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お通夜については友引を気にする必要はありません。ただし友引の翌日というのは火葬場が非常に込み合う傾向にあります。特に首都圏では火葬場が慢性的に混雑しているため注意が必要です。
多くの斎場(火葬場)では、友引(ともびき)が休館日となっています。そのため、この日に告別式や、火葬を行うことはできません。ただし、葬儀社所有の小規模な式場などでは、友引でも臨機応変に対応し、会場が使用できることはあります。
友引に選んでOKなのは「結婚式などの吉事」・・・でも11時~13時は運気が下がるので注意!
友引は大安の次に結婚式を挙げるのに適した日です。
友引は葬儀には避けられていますが、結婚式には選ばれることも多く、たくさんの友達を幸せな結婚式にに引っ張ってきてくれるとされています。
しかし注意しなければならないのが「11時~13時は運気が下がる」ということです。
最近では結婚式に六輝(六曜)にとらわれないカップルも多いですが、知っておきましょう。
友引は葬儀には避けられていますが、結婚式には選ばれることも多く、たくさんの友達を幸せな結婚式にに引っ張ってきてくれるとされています。
しかし注意しなければならないのが「11時~13時は運気が下がる」ということです。
最近では結婚式に六輝(六曜)にとらわれないカップルも多いですが、知っておきましょう。
友引(ともびき)
昼は凶。午前、夕方、夜は吉。大安の次に結婚式に適している。
「幸せのおすそ分け」という意味で、結婚披露宴の引出物を発送する人も。
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友引は、「昼は凶だが、朝晩、夕方は吉」とされ、大安に続き結婚式には良い日であるとされています。なお、友引で運気が下がるとされるのは「午の刻」である11時から13時です。
日本では「友を引く」という意味で捉えるため、結婚式にたくさんの友を引っ張ってきたり、友のところに幸せを引っ張っていくといった、良い解釈をされます。
結婚式は主に午後からスタートし、夕方から二次会ということが多いわけですが、友引と先負とは午後以降は吉となっていて結婚式と二次会には適した日といえます。逆に先勝や赤口は午後が吉ではないので適していないといえるでしょう。
つまり友引とは大安の次に吉日ということであって、大安に挙式をできない場合には次に候補日を探すべき日取りといって良いのです。