鯨肉は最近の食卓ではあまり見かけることが出来ないお肉です。ですが鯨肉は縁起物として古くから日本人に好まれてきました。鯨と縁起の関係についてや、鯨肉を食べられるイベントなどについても調べてみました。
一度お試しになってはどうでしょうか。
鯨は縁起の良い生き物
古来から日本にとって鯨は、えべっさんと同じく漁業の神として扱われてきました。昔、魚の群れを見つけ出す技術がありませんでした。一方で鯨には、「魚の群れを見つけ出す」能力があったため、日本人にとって食料を確保する案内人のような役割を持っていました。
鯨は日本人にとって縁起の良い生き物として古くから愛されています。
とても大きな魚ですが、ほ乳類なんですよね。
鯨は神聖な存在で有り、神様とも扱っていたとされています。
とても大きな魚ですが、ほ乳類なんですよね。
鯨は神聖な存在で有り、神様とも扱っていたとされています。
鯨肉
古くは宮廷で公家が薬事効果を期待し食していたが、戦国時代には鯨呑が「国を飲み込んで併合・吸収合併する」と言う意味や鯨波の声{鬨の声(ときのこえ)と読み意味も同じ}が「戦いに勝つ」という意味や鯨吼が「轟き渡る」という意味などから戦国武将に好まれ武家の間でも珍重され、江戸時代には組織捕鯨の隆盛と共に庶民の縁起物として広く節気などに食されるようになった。
鯨肉を食することも昔から縁起が良いとされていたようですね。
今はあまり食する機会が少なくなっていますが、鯨肉は日本人にとって縁起の良い日に食べるものだったようですね。
今はあまり食する機会が少なくなっていますが、鯨肉は日本人にとって縁起の良い日に食べるものだったようですね。
via ja.wikipedia.org
鯨類は世界各地で鯨油など多様な利用がされてきたが、鯨肉もその中の重要な用途の一つである。多様な鯨種や部位にあわせて様々な嗜好や調理法も生まれ、国や地域によって様々な食文化を形成してきた。現在では商業捕鯨が大きく制限されているため、生産量が減少している。価格も商業捕鯨全盛期と比べると大きく値上がりしている。
最近は捕鯨規制なども有り、鯨肉は値段が高騰しているようです。
手軽に食べられる食材ではなくなってきていますね。
どこか食べられるところはないのでしょうか。
手軽に食べられる食材ではなくなってきていますね。
どこか食べられるところはないのでしょうか。
恵比寿様と鯨
いにしえより長らく日本人は、鯨を神格化していたそうです。
「寄り鯨の到来で七浦が潤う」(浅瀬に迷い込んだ鯨一頭で七つの漁村の暮らしが潤う)と言われており、魚業の神=鯨が身を挺して住民に恵みをもたらしたことを感謝し、鯨への信仰心が育ってきたそうです。その漁業神こそが「恵比寿様」のことであり、まさに、恵比寿様は鯨の化身として同一視されていたんです。
漁業の神様といえば恵比寿様です。
恵比寿様は鯨の化身とされていたともあります。
恵比寿様が鯨を抱いている像などもありますね。
恵比寿様と鯨、どちらも日本人にとってなじみ深い存在です。
恵比寿様は鯨の化身とされていたともあります。
恵比寿様が鯨を抱いている像などもありますね。
恵比寿様と鯨、どちらも日本人にとってなじみ深い存在です。
恵比寿鯨際
恵比寿鯨祭実行委員会は10月18日~22日、「恵比寿鯨祭(えびすげいさい)2016」を開催。恵比寿の街全体で鯨食文化を盛り上げ、恵比寿地域の活性化を目指す。
同イベントは、古くから鯨と漁業の神様である「恵比寿様」が同一視されていた歴史的背景をもとに、同一の地名である渋谷区「恵比寿」の人気飲食店に鯨のオリジナルメニューを開発・提供してもらうフードフェスタで、2013年より毎年開催している。
東京の恵比寿では、鯨肉を食べるお祭りが開催されています。
普段食べる機会のない方もこういったイベントを利用して、鯨肉に触れてみるのも良いですよね。
普段食べる機会のない方もこういったイベントを利用して、鯨肉に触れてみるのも良いですよね。
北海道網走市×「まぜそば三つ星」の「新くじら」、北海道釧路×「たこえびす」の「鯨の焼きカツ」、宮城県石巻市×「魚BAR一歩」の「鯨肉の味噌ステーキ」、千葉県南房総市×「Noodle BAR es」の「KUJIRAのクリームヌードル」、和歌山県太地町×「世界のソーセージレストランhayari」の「鯨と高野豆腐のサラミ」、山口県下関市×「恵比寿横丁だるまてんぐ」の「クジラのスパイスたたき」、長崎市×「どんく」の「四川鯨(よだれ鶏風)」など。
via style.nikkei.com
全国から色々なお店が鯨肉を使った料理を提供してくれているようですね。
鯨肉はとても縁起が良いと考えながら食べるとさらに美味しく感じることが出来ると思います。
鯨肉はとても縁起が良いと考えながら食べるとさらに美味しく感じることが出来ると思います。
鯨肉を食べたことのない方は一度縁起担ぎに食べてみてはどうでしょうか。