縁起が良いお菓子があることは知っていますか?
せっかく贈るなら、そしていただくなら、縁起が良いお菓子は嬉しいものです。
手土産で持って行くときや、お祝いごとのときなど、
さまざまな場面で活躍するので、どんなものがあるか見ていきましょう。
紅白饅頭
紅白饅頭の意味ですが、ここでは<紅白>と<饅頭>に分けて意味をみていきますね。それぞれに意味があるわけなのです。
まずは饅頭からですが、饅頭の味を決めるうえで大切なのがあんこでしょう。
あんこはつぶあん、こしあんと大きく2つありますが、紅白饅頭ではこしあんのイメージが強いのではないでしょうか?
どちらにしろ、あんこは小豆から作られます。
実は小豆に饅頭のもつ意味が隠れていたのです。
小豆には<邪気をはらう>、<厄よけをしてくれる>、これらのパワーがあると言われております。
つまり小豆のおかげで饅頭そのものが、同じように<邪気をはらう>、<厄よけをしてくれる>という意味があるのです。
まとめて言えば、饅頭は<悪いものを追い出して縁起をもたらしてくれる>、こんな意味があるのです。
だからこそ、お祝いの時に紅白饅頭はピッタリな贈り物となるのでしょう。
紅白饅頭は縁起をおすそ分けしてくれるのですね。
そう考えれば、紅白饅頭をもらえてハッピーと喜ぶべきかもしれませんよ。
紅白の色は、めでたい、お祝い、縁起がよい、といった意味で祝いの席の紅白幕や紅白餅、紅白饅頭など縁起物に用いられています。これは由来に諸説ありますが、赤色が赤ちゃんというように出生を意味し、白色が死装束の色のように死や別れを意味するところから、その 2つの色を組み合わせることによって人生そのものを表しているという説や、花嫁衣裳の色であるという説、古来から赤飯を炊いて祝っていたことから赤飯の色であるという説などが主な由来として知られています。
紅の部分、白の部分、それぞれで分けて意味があるのですね。
それぞれの意味を知っておいて、紅白饅頭を渡す際などに、
話をするのも面白いかもしれません。
縁起を分けてくれるとも言われていますが、贈る側も貰う側も幸せになれそうです。
「はいどうぞ」
「ありがとう」
とのやりとりをするだけでも、心温まるのではないでしょうか。
結婚をされたとき、出産されたとき、また進学された時など、
縁起が良いとして活用されています。
しかし最近は、うさぎの形をしたものなど、
あらゆる形が出てきています。
お子さんがいらっしゃる家庭に持って行くときは、うさぎを選ぶなど、
喜んでもらえるようにと工夫するのも良いですね。
また、言葉や名前を入れることも出来るようになっています。
言葉でしたら、気持ちを添えて渡せますね。
「ありがとう」「おめでとう」など、紅白饅頭に書かれていると喜ばれそうです。
出産の内祝いなどでも利用されていますが、産まれたお子さんの名前を入れるケースもあります。
お子さんの名前を、覚えてもらうきっかけにもなりますね。
バームクーヘン
日本ではおめでたい贈答品の一つとして慶事の贈り物として好まれ、結婚式や祝い事の引き出物として使われることが多いのがバームクーヘンです。
バームクーヘン断面の模様が木の年輪のように見えることから、「繁栄」や「長寿」、「幸せ重ねる」などを連想させる縁起の良い製菓として、結婚式や出産などの慶事の贈り物として好まれています。
バームクーヘン発祥の地と言われているドイツでも、19世紀から今日まで結婚式やお祝いごとの贈り物としてよく用いられる、縁起のいいお菓子だそうです。
「バームクーヘン」にも縁起担ぎが隠れています。「夫婦末永く年輪を刻めますように」とのこと。でもこれはバームクーヘンの故郷ドイツで生まれた縁起担ぎ。ドイツでもお祝いの席には欠かせないお菓子だそうです。スマートな縁起担ぎですね。
結婚式の引出物などでも、貰ったことがあるという方も多いのではないでしょうか。
「長寿」や「幸せを重ねる」など、色々な縁起を担いでくれるお菓子。
という点でもおすすめです。
夫婦末永く幸せになれますようと、結婚式で用いるのも良いですし、
お子さんが産まれたときには、長寿でいられますようにと、用いられることもあります。
結婚式だけではなくて、出産祝いの際など、あらゆる場面で活躍するお菓子です。
お祝いごとがあってお菓子を渡したいけど何にしようか?
お返しをしたいけど、いったい何がいいやら?と悩んだ時にも、
世間で認知度が高い、バームクーヘンというのも良いかもしれません。
キャラメルやチョコレート、いちごや抹茶など、さまざまな味が出ています。
渡したい相手の好みがわかるようであれば、
好きな味のバームクーヘンを選ぶというのも良いですね。
また、虹色など見た目でも楽しませてくれるバームクーヘンもあります。
相手を驚かせたい!と考える際にも活用してみてはいかがでしょうか。
インパクトに残るでしょうし、喜んでもらえそうです。
金平糖
日本では金平糖が、古来より皇室のご成婚のなどお祝いごとの引き出物に使われてきました。それは、金平糖が一朝一夕でできるものではなく、
職人が2週間以上掛けて、細やかに愛情を注ぎながら
持てる技を注ぎ込んでうまずたゆまず作り上げていく工程が、
お二人が愛を持って永い年月を掛け、立派なご家庭を築かれる過程と
シンクロするからではないでしょうか。
同時に、これまで愛情を注ぎ手塩にかけて我が子を育ててきた
親心を表しているようにも見えます。
お菓子としては認知度が高いですが、お祝いごとで使用されるものとは、
知らない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
金平糖は、作るのに大変時間と労力が必要なのですね。
一生懸命作ることからも、食べる側も温かい心で食べなくてはいけませんね。
お子さんやお孫さんが結婚されたり、出産されたときや、
後輩にお祝いごとがあったときなど、
親心で贈るのも良いでしょう。