申年なので神秘な存在の縁起の良い動物【さる】を調べてみた

さるはインドではハヌマン神の使いといわれており、アフリカやエジプト、中国でも神秘な存在で、縁起が良い動物とされてきました。日本では厄除けの動物といわれています。そんなさるについて、また有名な三猿について調べてみました。

インドでは、サルはハヌマーン神の使い。

猿の神様ハヌマーン

猿の神様ハヌマーン

お猿の神様

インドで猿といえば、猿神ハヌマーンが欠かせません。山を片手で持ち上げてしまうほどの怪力の持ち主で、ハヌマーンがいるところには、どんな悪も近寄れないと多くの人々に崇められる存在です。

ハヌマーンが猿の姿を持つのは、ヴァーナラという猿の一族である父ケーシャリと母アンジャナーのもとに生まれたことに理由があります。ハヌマーンの母であるアンジャナーは、もともと雲や水の中で生きる精、アプサラーでしたが、ある呪いのために、ヴァーナラとして生きていました。

ハヌマーンは、シヴァ神の生命を運んだ風神ヴァーユの子と伝えられることもあります。猿として、風として、あちこちを飛び回り決して落ち着くことがないハヌマーンの姿は、揺れ動く私たちの心の象徴でもあります。しかし、ハヌマーンの心は固くラーマ神に定まり、その働きは常に正しいものでした。私たちも自身の内にアンジャナーを据え、ハヌマーンを生みださなければなりません。私たちの野性の質も、神々に固く定まることで、どんな悪をも寄せ付けない強さと正しさに生まれ変わります。

ハヌマーン

変幻自在の体はその大きさや姿を自在に変えられ、空も飛ぶ事ができる。大柄で顔は赤く、長い尻尾を持ち雷鳴のような咆哮を放つとされる。像などでは四つの猿の顔と一つの人間の顔を持つ五面十臂の姿で表されることも。

「ハヌマーン神」の使い、ハヌマンラングール

「ハヌマーン神」の使い、ハヌマンラングール

インドで「ハヌマーン」は、現在でも民間信仰の対象として人気の高い神です。 「ハヌマンラングール」はインド、スリランカなどに生息しているサルで、「ラングール」はサンスクリット語で「痩せたサル」、ヒンディー語では「長い尻尾」を意味する言葉。「ハヌマンラングール」は、インドで「ハヌマーン神」の使いであると信じられています。

インドにおいては「ハヌマーン」の民間信仰が強いため、それに伴い「ハヌマンラングール」は手厚く保護されています。そのため人を恐れず、寺院や都市部にも生息しています。 このように、インドにおいてサル(ハヌマンラングール)は神の使いとして大切にされています。

「ハヌマーン」神話はは中国に伝わり、「西遊記」の登場人物「孫悟空」のモデルになったとの説もあります。

アフリカでは、サル(ヒヒ)は神聖なもの。中国では神秘な存在。

ヒヒ

ヒヒ

「猿は世界各地で神の使い」について考える 

インドでは、猿(ハヌマンラングール)はハヌマン神の使いであり、アフリカでは、猿(ヒヒ)は神聖なもの、中国では神秘な存在とみなされています。

古代エジプトでは、ヒヒは神や神の使者として崇められ、ミイラも作られました。

サルはウマを守ると言われ、厩(うまや)の守護とする伝承は、古く、広範囲に見られます。

孫悟空が天界に召されたとき、「弼馬温(ひつぱおん)」として天馬の厩を任されますが、これはインドの古いことわざ「ウマの病気がサルの頭上に集まる」というものが中国に伝来し、生まれた話のようです。

本当にさまざまな国でサルは神聖なものとされていますね。

日本では、サルは神の使者であり厄除けの縁起物。

ニホンザル

ニホンザル

古来日本では、猿は神の使者と信じられています。そして、「サル」と「去る」の語呂合わせから、災いを取り去るという縁起物として知られています。
猿は古来“山神”とされた。 猿は他の獣とは違って人の異形にして縮小態であり、それゆえに、山神の使者、あるいは神そのものとされたのも自然な成り行きであった。

日光東照宮「三猿」の彫刻は、どんな言い伝えによるもの?

日光東照宮の三彫刻「創造の象」「三猿」「眠り猫」の1つ『三猿』は、世界的にも有名で海外では"Three wise monkeys"と呼ばれています。この『三猿』はストーリー性のある彫刻8面から構成されており、猿をモデルに人の生き方を教えています。

この『三猿』の彫刻は、日光東照宮にある神厩舎の出入口の欄間に彫られているものですが、なぜこの場所なのでしょうか。神厩舎とは、神様に仕える神馬 をつないでおく厩のことですが、厩に彫られたのはどのような由来からでしょうか。

日光東照宮「三猿」

日光東照宮「三猿」

猿と馬

サルはウマを守るといわれ厩の守護とすること自体は、伝承としては古くて広範囲に見られ、例えば孫悟空が天界に召されたとき、最初任ぜられた天馬の厩の担当官弼馬温(ピーマーウェン 日本語音ひつぱおん)は同音中国語の避馬瘟というサルはウマを守るものとの伝承がインド(北インド地方の古いことわざにも「ウマの病気がサルの頭上に集まる」というものがあるという。)から中国に伝来したことによる。

同様の伝承は日本に伝わり、中世の武家屋敷の厩でサルが飼育されていた様子は、男衾三郎絵詞の図像など馬小屋に猿を飼う事例があった。馬小屋についても、本物のサルではなく、サルの頭蓋骨や木造をお守りに飾る例も知られる。これは動物学的には、ウマのような社会性の高い動物の場合、にぎやかしに社会性の高い動物を一緒にすることが有効とのことで、イヌもそれに用いられる例がある。

「サルはウマを守る」ので、サルを厩の守護にするとの伝承が古くから広範囲に見られたこと。 また、北インドの古いことわざにも「ウマの病気がサルの頭上に集まる」というものがあること。 この、「サルはウマを守る」との伝承が中国に伝来し日本にも伝わりました。あの日光東照宮の三猿の彫刻も馬屋の出入口の欄間に彫られていますね。

申赤の言い伝えとは?

申赤の言い伝え

申赤の言い伝え

ご存じですか?「申年に赤い下着をつけると健康に過ごせる」という言い伝え。
来たる2016年が、その申年。12年に1度の幸運にあやかるチャンスです。
今年、2016年の干支(えと)は丙申(ひのえさる)。しかも60年ぶりにやってきた丙申ということです。

日本には昔から「申年に赤い下着を身に着けると健康に過ごせる」との言い伝えがあります。 これは日本各地にあるらしいのですが、申年の「サル」と病が去る(サル)をかけ合わせていること、また「赤」には病気を防ぐ厄除けの意味に加え、前向きな気持ちを与えてくれる色ということで、強い説得力を持って言い伝えられているのでしょうか。

何はともあれ、12年に一度だけの、しかも今年は60年に一度の「丙申」。 見るからに元気のでそうな赤い下着、ゲン担ぎにいかがでしょうか。

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