ウサギの足には不思議な力が宿るとされ、お守りとして持つことで多産と繁栄の恵みをもたらすと言われています。 アメリカやイギリスで幸運を招くお守りとして人気が高い「 ラビットフット(うさぎの足)」。 なぜウサギは縁起の良いとされてきたのでしょうか。
多産と繁栄の恵みをもたらす、縁起の良い動物 「うさぎ」
ラッキーアイテム・お守り ラビットフットとは
ウサギの足ラビッツ・フット(兎の足)(うさぎのあし、英語: the rabbit's foot)は、お守りの一種。 ラビットフット(rabbit foot)とも。
不思議な力が宿るとされる“ウサギの後ろ足(足先)”を主体として、留め具を取り付け、携帯所持しやすいように加工したものである。
由来ウサギは多産で非常に繁殖力が高い動物であり、生命力のシンボルであるとされ、ウサギの足を持つことが多産と繁栄の恵みをもたらすからという由来や、アナウサギが穴の中に巣をもつことから、ウサギが聖霊たち(当時は聖霊は地下に住むと信じられていた)と交流していた動物であるからという由来からきているとされる。
では、“ウサギの後ろ足”には不思議な力が宿るということですが、どのような”力”なのでしょうか。
ウサギはこんなにすごい!最高時速80キロで走るって知ってましたか?!
野うさぎはライオンやオオカミよりも速く走れる・・・?陸上を走る動物の中で最もスピードが速いと言われている動物はチーター。
チーターは、最高時速110キロほど。さて、動物の中には、見た目では全然速そうでないのに、
実際は想像もつかないほどとんでもなく速く走れる動物もいます。
その動物の1つの例が、野うさぎ。
一体、野うさぎはどのくらいの速さで走ることができるのでしょうか。
なんと、野うさぎはライオンやトラ、オオカミよりもずっと速く走ることができるのです。 ライオンやトラは最高時速60キロ前後、オオカミは最高70キロほどと言われています。そんな中、野うさぎは大型のうさぎで最高時速80キロほどで走ることができるのです。ライオンが全力で走っても野うさぎに追いつかないとは、想像できません。
あのかわいらしいうさぎがとんでもないスピードスターだったとは、意外な事実ですね。
野ウサギの走る能力がすごい映像!ご覧ください。
野ウサギの能力がどれほどのものか思い知った…鷹から逃げ切る動きがすさまじい!野ウサギは下半身が発達していて、長時間走る能力を持っているのが特徴だそうです。 その野ウサギが、鷹から逃げる時の様子がすさまじいと、話題を呼んだ映像をご覧ください。
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http://animaaal.com/archives/245
速さのシンボルとしてのウサギ
敵と戦う力の代わりに敵の足音を聞きつける耳と, 素早く逃げる後ろ足,敵の目をくらませる方法を授かったウサギは,スピードと抜け目無さのシンボルでもあります。
中国の春秋時代の呉で活躍した孫武による兵法書『孫子』には、つぎの兵法が載っています。「始めは処女の如く、敵人戸を開くや、後は脱兎の如く、敵は拒ぐに及ばず」
(はじめは生娘のようにしていれば、敵は油断して戸を開くだろう。それからは逃げるうさぎのようにすばやく攻撃すれば、敵は防ぐことはできない)この兵法から「脱兎のごとく」という表現が使われるようになったといいます。孫武は、逃げるうさぎを、攻める速さの表現として使っていたのです。
「脱兎のごとく」とは、実際どのくらいの速さなのでしょう。大型の野ウサギでは、最高時速は80キロに達します。陸上短距離競技のウサイン・ボルト選手は100メートルを時速36.5キロほどで走りますから、野ウサギはその倍の速さとなるわけです。
人では現実不可能な速さだからこそ、「脱兎のごとく」と表現するわけです。「後はボルトの如く」や「後はカールの如く」では、いまひとつぴんときません。ウサギがそれほどまでに速く逃げられるのは、足が特徴的に発達したからです。前足を地面についたあとは、その前足よりも前に後ろ足をついて蹴ります。この足の使い方により、とてつもない瞬発力を発揮するのです。
瞬発力のすぐれた動物は、持久力をかねそなえていないことが多いようです。ところが、野ウサギに至っては、瞬発力とともに持久力ももちあわせているのです。ウサギの筋肉にはミオグロビンという物質を多く含んでいます。ミオグロビンは、マグロや、マラソン走者など長距離行動に向いた「遅筋」あるいは「赤筋」とよばれる筋肉のもと。
そのほかの、シンボルとしてのウサギ
イースター・バニー (英語:Easter Bunny、Easter Rabbit、Easter Hareとも)
イースター・エッグを運んでくるウサギのキャラクターである。起源
当初はドイツのルーテル教徒から広がったもので、野ウサギが裁判官の役を演じて復活祭の季節の始めに、子どもたちが良い子だったか反抗的なふるまいだったかを評価していた。イースター・バニーは、しばしば服を着た姿で表現される。 伝承によれば、このウサギは、カラフルな卵やキャンディ、ときにはおもちゃをバスケットに入れて子どもたちの家に届けるという。 祝日の前夜に子どもたちに贈り物を届けるという点では、イースター・バニーはサンタクロースに似ている。
シンボル
ウサギ目に属する動物は早熟で、一年に何度も出産することができるため、「ウサギのように産む( breed like bunnies )」と表現されることがある。このように、ウサギが豊穣のシンボルとされ、復活祭の民間伝承に取り入れられていったのは、自然なことであった。
その一方で、ウサギは食べられっぱなしでは絶滅してしまいます。 それをまぬがれる方法はただ一つ、ひたすら繁殖することです。つまり、哺乳類としては究極のr戦略者なのです(多産多死=繁殖にすべてをかける刹那主義者です。 “自然環境論”を履修した人は思いだして下さい)。このため、ウサギは特定の繫殖季がなく、周年交尾・妊娠・出産をします。 その上、ヒトも含めて他の哺乳類と異なり、ウサギのメスは交尾の刺激で排卵するというきわめて変わった“ 性”を持っています(つまり、非常に効率的な性なのです)。こうしたウサギの性質は、“多産” “豊饒”のシンボルともみなされ、そのため、キリストの復活を祝う復活祭(イースター)には、イースター・バーニーとして登場します。