『平家物語』ゆかり悲恋の【滝口寺】でキュンキュン♡

『滝口入道』という小説をご存知ですか?!このお話、平家にまつわる実話で「叶わぬ恋」のお話です。今回ご紹介するのはその舞台となった京都嵯峨野の【滝口寺】。観光客があまり来ない穴場スポットでキュンキュンしちゃいましょう!女子旅がおススメです♪

滝口寺

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滝口寺は京都嵯峨野にある小さな山寺で、
祇王寺のすぐそばにあります。
元々は法然の弟子・良鎮が創建した往生院の
子院三宝寺跡を引き継いで今日に至る。
明治時代の廃仏毀釈により一時廃寺となるが、
昭和の初期に再興された。
滝口寺はその一坊の三宝院といい、
やはりその坊の祇王寺とともに
『平家物語』ゆかりの地として、
江戸時代から知られていました。
その後、明治維新で廃寺となっていた三宝院跡に昭和の初め、
長唄の杵屋佐吉が再興し、
歌人で国文学者の佐々木信綱が滝口寺と命名しました。
本尊は阿弥陀如来です。
京都嵯峨野・滝口寺 : ひまひまんブログ (10599)

滝口とは

清涼殿の軒下を流れる御溝(みかわ)水の落ち口のことで、
この詰所に控える武士のことを「滝口」とよび、
若く美しい武者が出仕していました。

悲恋の伝説

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滝口の武士であった斉藤時頼と
徳子(清盛の次女)の下働きの女官であった横笛のお話で
『平家物語』に出てきます。

斉藤時頼はある宴で横笛が舞う姿を見て一目ぼれし
恋文を送り、愛し合うのですが
身分の差から交際を親に反対され
時頼は嵯峨の往生院に出家してしまいます。
往生院とは現在、滝口寺が建っている場所です。
時頼はこのときから「滝口入道」と名乗っています。

横笛は時頼を想い、会いに行くのですが
出家の身ということもあり
「時頼というものはいない」と告げさせます。

横笛は、歌を詠みました。

山深み 思い入りぬる柴の戸の まことの道に 我を導け

その後、時頼は女人禁制の高野山へ入り修行し
横笛は尼になります。
しばらくして横笛が先に亡くなってしまいます。
それを知った時頼はよりいっそう修行に明け暮れ
「高野の聖」と呼ばれるほどになりました。

このお話は小説にもなっています。

互いに詠んだ歌

♪剃るまではうらみしかどもあづさ弓 まことの道に入るぞうれしき 
(あなたが出家するまでは憂き世を恨んでいました私ですが、
あなたも尼となってまことの道に入ったと聞いて、
大変うれしく思っています。)

横笛の返事
♪剃るとてもなにかうらみんあづさ弓 ひきとどむべき心ならねば
(あなたが髪を剃って出家したとて、何であなたをお恨みしましょうか。
とても引きとめることのできないあなたのお気持ちなのですから。)

京都嵯峨野・滝口寺 : ひまひまんブログ (10635)

本堂には、悲しいラブストーリーの主人公・滝口入道と横笛が
ひっそりと並んで祀られています。

平家一門の供養塔がある

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滝口入道は平家が滅びる前に出家し、
平家滅亡後は仕えていた平重盛の子どもの平維盛を
高野山で出家させます。
維盛はその後、熊野で入水をしました。
供養塔は維盛をはじめとする平家一門と
滝口入道の慰霊のために建てられたものです。
京都嵯峨野・滝口寺 : ひまひまんブログ (10606)

新田義貞の首塚もある

新田義貞(よしさだ)公は鎌倉時代後期から南北朝時代を生きた武将で
鎌倉幕府を壊滅させた人です。
嵯峨野の滝口寺にある新田義貞の首塚 | 京都観光旅行のあれこれ (10612)

新田義貞公は、1300年(正安2年)群馬県太田市に、
新田朝氏の子として生まれました。
新田家は八幡太郎に繋がる源氏の名門です。
義貞公は、1333年5月8日に新田荘の生品神社にて、
倒幕の兵を挙げたのです。
利根川を渡って南下し、5月22日には難攻不落の鎌倉の幕府を
わずか15日で、壊滅させました。
その後、足利尊氏と対立し戦を繰り返します。
一旦は足利尊氏を九州まで追いやるのですが命を奪いませんでした。
その後、九州から足利尊氏が軍勢を引き連れ攻め入られ
自害することになります。

御朱印

滝口寺(京都)|マ~サのご朱印ブログ (10632)

縁側に座ってゆっくりと過ごせる

滝口寺 横笛との悲恋の物語 | 京都旅屋 ~気象予報士の観光ガイド・京都散策~ (10601)

起伏のある境内は緑が美しく、木像のあるお堂には座布団も敷かれ、
額縁にはめ込んだような美しい眺めを、
心行くまで楽しむことができます。
私もこの日は何十分か時を過ごしましたが、
他の方に出会うことはありませんでした。
友だちとゆっくり恋バナができますよ。

参拝時間・参拝料金

■参拝時間 9時~17時
※年中無休

■参拝料金 300円

アクセス

所在地:京都市右京区嵯峨鳥居本小坂町32
TEL:075-861-3574
交通アクセス:市バス・京都バス嵯峨釈迦堂前から徒歩15分
JR嵯峨野線 嵯峨嵐山駅より徒歩30分

自家用車の場合

滝口寺が混雑することは今のところありませんが
「嵐山」という立地を考慮し
自家用車の場合は早い時間に参拝しましょう。
混んでいなければ、京都駅より約30分ですが、
駐車場が狭く、祇王寺や滝口寺の駐車場も兼ねているため、
満車になっていることが多いです。
紅葉の時期は道路が渋滞するため、電車を利用して下さい。

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