お正月は初詣に行きますよね。その神社で売られているものの一つに「破魔矢」があります。破魔矢にはどのような縁起物なんでしょうか?また、どうやって飾ってどうやって処分するのでしょうか。正しい方法をお伝えします!
縁起物とは?
縁起物とは、自分に幸福を与えてくれるもの、
厄除けなど危険や災難から身を守ってくれると信じられているものと言われています。
厄除けなど危険や災難から身を守ってくれると信じられているものと言われています。
若者にとっては徐々に馴染みが薄れてきているように感じますが、今回は「破魔矢」について調べてみました。
縁起物とは、身につけていたり、家に飾っておいたりすると、幸福が訪れたり、災難を避けられるといわれ、それを信じる人もいる商品。
五穀豊穣、大漁追福、商売繁盛、家内安全、無病息災、安寧長寿、夫婦円満、子孫繁栄、祖先崇拝や招福祈願、厄除祈念や「ハレ」に纏わる物など多岐に渡る。
1 縁起を祝うための品物。社寺や境内で参詣人に売る、だるま・招き猫や酉(とり)の市の熊手(くまで)など。
2 しめ飾り・門松など正月祝賀用の品物。
破魔矢は縁起物。破魔矢ってなに?
破魔矢はお正月の初詣でで縁起物として売られている弓矢のことです。
悪いことを打ち破ることができると言われる縁起物の1つです。
悪いことを打ち破ることができると言われる縁起物の1つです。
via turugamine.com
正月に行われていた弓の技を試す「射礼」(じゃらい)という行事に使われた弓矢に由来するとされている。元々「ハマ」は競技に用いられる的のことを指す。これを射る矢を「はま矢(浜矢)」、弓を「はま弓(浜弓)」と呼んだ。「はま」が「破魔」に通じるとして、正月に男児のいる家に弓矢を組み合わせた玩具を贈る風習が生まれた。後に、一年の好運を射止める縁起物として初詣で授与されるようになった。
破魔矢の由来は、破魔弓と一式になったものであり、全国各地に見られる年占の際におこなわれた弓射を起源にするものともいわれております。これは各地区ごとに弓射を競い、勝った方がその年の豊作に恵まれるというもので、作物の豊凶をトするためにおこなわれてきました。
また、正月の男児の遊戯としても用いられていましたが、江戸時代以降、子供の成長の無事を祈る縁起物として、装飾を施した弓と矢が男児の初正月や初節供に贈られるようになりました(女児は羽子板)。その後、これが簡略化されて矢だけが魔除けとして、正月に神社で授けられるようになったと考えられます。
破魔矢は昔、お正月に行われていた射礼(じゃらい)という習慣が元となっているようです。射礼は「地区に分かれて藁の的を矢で射て、勝った地区がその年の豊作になる」という占いみたいな行事です。この行事に使われていた藁の的のことを「ハマ」、矢のことを「ハマヤ」と呼んでいたのが、江戸時代になると「破魔矢」になり、「男児の成長を祝う縁起物」として扱われるようになりました。
そして現代では「お正月の縁起物」として神社で売られるようになったというワケです。
射礼(じゃらい)とは?
弓道における礼式としての射法。奈良,平安時代から朝廷行事として祭祀式典などの場で奉納の形として行なわれた。奉射大的式,百々手式,草鹿 (くさじし) などがあり,今日でも神社などで行なわれている。
via minsu.91ddcc.com
お正月だけではない、破魔矢は家を建てるときにも使われる
最近ではあまり見かけませんが、
家を建てる際に気にする人の多い鬼門に破魔矢を立てる風習もあるようです。
家を建てる際に知っておくと、いざというときに話題にできそうですね。
家を建てる際に気にする人の多い鬼門に破魔矢を立てる風習もあるようです。
家を建てる際に知っておくと、いざというときに話題にできそうですね。
家屋を新築したときに鬼門の方角に向けて棟の上に破魔弓とともに立てる習慣もあります。
破魔矢(はまや)とは、正月の縁起物として神社で授与される矢である。破魔弓(はまゆみ)と呼ばれる弓とセットにすることもある。
このほか、家屋を新築した際の上棟式に呪いとして鬼門に向けて棟の上に弓矢を立てる。新生児の初節句に親戚や知人から破魔矢・破魔弓を贈る習慣もある。
いかがでしたか?
以上、「破魔矢」についてでした。
他にも、日本には「招き猫」や「福助人形」「七福神」「タヌキの置物」など様々な縁起物がありますよね。
また、縁起のいい動物もたくさんいます。
そんな縁起物の意味を知ると、とても楽しいですよ♪ぜひ一度調べてみてくださいね!