梅の花を見ると、朗らかな気持ちになりますよね。梅はまさに縁起物です!長寿祈願の意味があることから結婚式の引き出物として梅干しは定番となっていますし、特に申年の梅は、厄除けとして昔から愛されていたそう。では、その由来は?今回は梅について、調べてみました!
梅が縁起物だと言われている理由とは?
梅は寒中に耐えて香り良い花を開く。これらは「精錬潔白・節操」という、文人の理想を表現。
汚れの無い白さ、縁起の良い紅白の花も。
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苔が生える程の樹齢となっても、早春に他の花より先駆けて気高い香りをともなって美しく花を咲かせる生命力の強さから、「気高さや長寿」の象徴とされてきました。
熟すと健康に良いとされる梅酒や梅干しなどをはじめ、乾燥させて薬としても用いられたが、未熟な内に食すると中毒をおこす場合もあることから、薬にも毒にもなる木とされています。
松竹梅は縁起物
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昔から縁起物として有名なのが、動物であれば「鶴と亀」。
植物であれば「松・竹・梅」です。
特に「松・竹・梅」はセットで使われることが多く、おめでたいものの代表として用いられることも多いのではないでしょうか。
植物であれば「松・竹・梅」です。
特に「松・竹・梅」はセットで使われることが多く、おめでたいものの代表として用いられることも多いのではないでしょうか。
松竹梅がセットで使われるのは?
松竹梅(しょうちくばい)は、慶事・吉祥のシンボルとして松・竹・梅の3点を組み合わせたもののことで、日本では祝い事の席で謡われたり、引出物などの意匠にも使われてきた。もともとは中国の「歳寒三友」が日本に伝わったものである。
中国の「歳寒三友(さいかんさんゆう)」
という、3つの画題を指す
言葉から来ています。「寒い冬という季節に
友とすべき三つのもの」という
意味を持っている、四字熟語です。
松
松
常緑樹で1年中枯れることがなく、また1株に雄と雌を有することから大変めでたい樹とされ、日本では古くから神の宿る神聖な樹とされ、何十年、何百年とその姿を保つことから、「節操・長寿・不老不死」の象徴とされてきました。また、二股に分かれている葉には殺菌効果があり、今でもお祝いの食事、お赤飯などの上に飾られることがあります。
竹
竹は成長
竹の幹は、緑で真っすぐで、葉もまた緑色で四時変色しないので、悪いよこしまな心の無い・つつみ隠す心のない・わだかまりがない・さっぱりとした性質のたとえに引用されます。
又、竹には節があり、その節目節目に、真っすぐに成長するように思いが込められています。
梅
「梅は百花にさきがけて咲く」と言われるように、寒い冬をじっと耐え、春の訪れを知らせてくれることから、喜びの象徴とされています。
花のあでやかさは縁起物として愛され、又高貴な香りは豊かな生活の象徴ともされています。
申(サル)年の梅
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時は平安時代、村上天皇が在位していた西暦960年(天徳4年の申年)の頃。その年は京の都に悪疫が流行り、天皇ご自身も病に倒れられました。しかし、天皇は梅干と昆布入りのお茶で快癒され、その梅で多くの民も救われました。その梅干が申年に収穫されたものであったことから、申年の梅が珍重されるようになりました。「申年の梅は病が去る、神が宿る梅、縁起が良い梅」とも言われています。
病気が去るという語呂合わせの意味も含まれています
「申年」だけに、病気など悪いことが「去る」効果があるともいわれたこと、さらに、申年は梅が不作になりやすく、きちんと育った梅は貴重なものということから、申年の梅は“縁起物”とされ、申梅(さるうめ)とも言われています。
梅干しには殺菌効果があると言われています。
また梅にはクエン酸が含まれているので、疲労回復効果、血流改善効果があるそうです。
江戸時代にコレラなどの疫病が流行した時も、庶民は手に入り易い梅干しを食べて治そうとしました。
申年の梅には、語呂合わせで病気が去るという意味が込められているため、「申年の梅は縁起が良い」、「厄除けになる」と言われるようになったそうです。
また梅にはクエン酸が含まれているので、疲労回復効果、血流改善効果があるそうです。
江戸時代にコレラなどの疫病が流行した時も、庶民は手に入り易い梅干しを食べて治そうとしました。
申年の梅には、語呂合わせで病気が去るという意味が込められているため、「申年の梅は縁起が良い」、「厄除けになる」と言われるようになったそうです。
結婚式の引き出物には縁起担ぎのため、梅干しが贈られる割合も高く、梅には長寿や幸福の意味も込められています。
縁起物としての梅についてまとめてみましたので、是非参考にしてみてくださいね♡