入学祝いや出産祝い、あらゆる慶事に欠かせない「赤飯」。人生の節目には、必ずと言っていいほど食卓に並ぶ縁起物ですよね♪そこで今回は、意外と奥深い赤飯についてまとめてみました。地域によっては、甘納豆を使った和菓子のようなお赤飯もありますよ。
◆なぜお赤飯を食べるの?
赤色のお米(赤米)をご存知でしょうか?古代の日本には、小豆や食紅で着色しなくても米自体が赤い、赤米というものが存在していました。この赤米を神様にお供えして、邪気を祓っていたという史実が残されています。
赤米が栽培されなくなってからも、赤いお米にはご利益があると考えられ、小豆で色付けされるようになったそうです。
赤米が栽培されなくなってからも、赤いお米にはご利益があると考えられ、小豆で色付けされるようになったそうです。
お赤飯は多くの場合、おめでたい席に付もものです。
理由としては、昔から「赤」という色は、邪気を寄せ付けない色だとされているからなんです。
また、邪気を払い厄除けをするという意味で、お赤飯は食べられています。
神社も、赤い色が使われてたりしますよね?
赤と言う色は、開運に縁起が良い色なんですね!
お赤飯に 「 ごま 」 を乗せるのは、
白いご飯を赤くした事を、神様に 「 ごまかす 」
という意味があるそうです!
昔の人たちは、
本当に 洒落っ気 がありますね♪
赤米でないことを「ごまかす」ためのごまだったとは、ユニークな発想ですね!
◆地域によって種類が違う!?
北海道のお祝いの席では、甘納豆を使った和菓子のような赤飯が食卓に並びます。「甘いごはん・・・?」と首をかしげる方も多いでしょうが、北海道民にとってはこれが定番!デパートの食品コーナーでも売れ筋商品なんです。
赤飯といえば「小豆」を想像しますが、それぞれの地域色も濃く、各地の風習や文化によって様々な赤飯のかたちがあります。
例えば北海道や青森県の一部では、甘納豆を赤飯に入れる風習があったり、千葉県では、特産物である落花生が用いられることがあったりします。
◆地方によっては、葬式でお赤飯が出ることも
赤飯は吉慶事にのみに用いられるとは限らず、地方によっては葬儀や祖先をしのぶ祭りにも用 いられる。現在のように吉事に赤飯、凶事に白蒸しとなったのは凶を返して吉にするとの縁起直し から来たとのことです。
via yach.exblog.jp
これ、お赤飯です。
お赤飯。。。。。赤いご飯と書きますよね。
でも赤くないです。
そう~~これはお葬式用のお赤飯。
福井全県に適応するものではありません。
でも私の地域では、お通夜、葬式にこのような白い赤飯を用意します。
お祝い事ではないので赤せず、白いお赤飯。
お葬式もなくなられた方の最後の大切な行事と考えられてのことなのでしょうか?
◆11月23日は「お赤飯の日」♪
11月23日は「勤労感謝の日」として、“勤労を尊び、生産を祝い、国民が互いに感謝しあう”ための国民の祝日ですが、古くは、お赤飯の起源といわれる赤米等の新穀を供え、その年の収穫を感謝するお祭り「新嘗祭(にいなめさい)」が行われる日でした。現在でも、全国各地の神社をはじめ、皇居でも行事が行われています。お赤飯を通じて、日本の食文化をこどもたちに伝えていくことを目的に、11月23日をお赤飯の日と制定しました。
◆今どきのお赤飯♪
【お赤飯セット】
おめでたい日だから今日はお赤飯にしよう!とは言っても、実際作るとなると意外と手間が掛かりますよね。最近では、炊飯器のスイッチを押すだけの「お赤飯セット」なるものが人気なんだとか。ちなみに、結婚式の引き出物にする方も多いのだそう♡
via www.etag.jp
「お祝いにはお赤飯」というイメージは根強いもの。最近では小豆・煮汁・もち米が密閉パックされていて、炊飯器で簡単に炊ける赤飯ギフトが販売されています。また、赤飯と紅白饅頭や、赤飯と鯛めしなどのおめでたいセットなどもあります。炊きたてのお赤飯は配れなくても、お赤飯はお祝いごとに欠かせないギフトなので、手軽に炊ける赤飯ギフトを贈るのもひとつの手です。
【出産内祝いの赤飯ギフト】
出産の内祝いとして、縁起物を選ぶ人も多いでしょう。中でも人気なのが、赤ちゃんの体重と同じ重さの「赤飯ギフト」なんです。消え物&名入りですから、幅広い年齢層に喜ばれる人気商品ですよ♪
赤ちゃんのお名前をお披露目する機会でもある出産内祝い。内祝いギフト用の赤飯は、パッケージにお名前やメッセージを印刷したラベルをつけられるサービスがあります。