お見舞いにはマナーがあります。それを正しく知ることによって、相手の気持ちを慰めるものになります。また、それをお返しするという気持ちも大切で、今回はそれらの思いやりに関するお返しについても併せて触れたいと思います。
1・事故を起こして入院すると不安だ
病院という空間は寂しさと不安が結構ある
初めて入院する人は少なからず不安だと思います。病気に対する不安ももちろんありますが、家や家族から離れて24時間病院にいるのですから。
ヘンな言い方かもしれませんが、周りにいる人は身内ではなく他人なんです。
私は家族や恋人やルームメイトは別にして・・・24時間一緒に生活したことなんて無いんですよね。みなさんもそうじゃないかな。
何も病気やケガだけで入院するわけではありません。出産をするために入院する事もあって、ライフスタイルが変わるので、どうしても体調の変化が出る事もあり得るのです。そんなとき、お見舞いに来てくれたらうれしいものです。
2・金額やものにマナーはあるか?
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1.目上の方へ現金を渡すケース
2.礼儀に合っていない「のし袋」を選んでしまった場合
3.相手に付き添いの方がいなかったり、金庫がない状態で渡すケース
誰にも現金を渡せばいいというわけではありません。また、お金ですから盗難の危険性があるので、それも考慮しておく必要はあります。
via nurse-riko.net
気を利かせるのもいい!!
見舞金を渡すタイミングは、対面してすぐで構いません。相手の状態によっては面会時間もそう長くとれないため、早めに済ませておきましょう。渡す際には、「何がいいか迷ったが、お見舞い品の代わりに」という旨の言葉をかけると失礼になりません。
そして滞在時間は、10~15分くらいがベストです。その理由は、他にもお見舞いの方がいるかもしれない点と、大きな負担を掛けないようにするためです。
また、病気見舞いのほかに、看病しているご家族に対しても、「看病見舞い」としての
食べ物など、気のきいたお見舞いになりますので、適切に判断して贈りましょう。
お見舞い品の金額の一般的は目安(相場)は、3000円~10000円程度です。
やはり心労が大きいのは、本人だけはありません。家族だって大きいので、それを癒してくれるお見舞いは心強いのではないのでしょうか。とはいえ、あまりやりすぎると気を使わせるので、本当に気持ちだけでいいんですよ。
3・注意すべき点
そもそも行っていいのか?
まず最初に大事なのは、「そもそも、お見舞いに行っても良いか?を確認すること」です。
弱っていたり、ボロボロの姿を見られるのは嫌な人はいます。ですから、前もってアポイントメントを取っておきましょう。もしお見舞いができない場合は、お金やものを家族に渡すというのも有効です。
「1」のように、相手が3日以内の短期入院の場合は、お見舞いより「退院祝い」をする方が良いでしょう。
お見舞いに行ったころに、退院寸前だと逆に失礼になる事もありますよね。ですからむしろそれは数日後に快気祝いや退院祝いでやったほうがいいのです。
数字の語呂などに注意
忌み数がある。
最近はそれほどでもないという声がありますが、やはり4と9は避けるべきです。つまりは4万円や、9個をお見舞いとして贈るのは避けたほうが賢明という事です。中には気にする方もいますからね、注意したいです。
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植木の花
「根がつく」→「寝付く」を連想するからです。また、生け花も病院によっては受け付けないところがあるそうです。また、蘭の花も「病気治らん」といわれ不吉をイメージされる方もいるそうですから注意しましょう。
via nttbj.itp.ne.jp
4・お返しは?
「食べて消えるもの」や「洗い流せるもの」を選ぶのが縁起がいいとされてます。ポイントは病気やケガが後に残らないように・・・という気持ちを込めて、あとに残らない品物を選びましょう。
特にすぐになくなる人気のお菓子がいいようです。また、タオルや洗剤も洗い流せるという意味でとてもいいでしょう。
終わりに
やはり、大切な知人や人には少しでも早く治癒してほしいものです。ですから、正しいお見舞いのルールや、作法を知って気持ちを伝えたいものです。病気やけがの家族の事も考えるなどの、こうした事は気持ちを伝えるのは本当に大切ですよ。