甥っ子や姪っ子に入学祝いを贈りたいんだけど、相場の金額はどのくらい? いつまでに贈るのがベスト? 縁起の良い日を選んで贈る? また、正しい「のし袋」の使い方は? などの疑問について詳しくお伝えします。
「入学祝い」 贈るタイミングは。
入学祝い・進学祝い・入園祝いは、入園や入学が決まったらなるべく早く、遅くとも入園式・入学式の2〜3週間前までには贈ります。
入学祝いを渡す時期は?入学祝いを渡す時期は、入学前が基本です。
最低でも入学式の一週間前までに贈るのがマナーです。小学校の入学式となると、4月7日頃でしょうか?
そうなると、遅くとも3月の後半までには贈るという事になるでしょう。そして、お祝い事ですから縁起がよい日を選びたいものです。
(3月の後半までの大安)
入学祝いの相場はどのくらい?
●入学祝金…現金を贈る場合の金額は5,000円〜10,000円位 が中心(おつき合いの深さ、血縁の深さ、相手の年齢によって異なります)。
贈る側が20代までだと3,000円~5,000円。
贈る側が30代以上だと5,000円~10,000円。これが相場だそうです。
世間一般では、このようになっていますが、
先にお祝いをいただいた場合は、これに限りません。同額をお返しするのが基本です。
晴れやかな気分になれるよう、周りの大人でしっかり祝ってあげましょう。
入学祝い 「のし袋」の選び方
入学祝いののし袋は、蝶結びの水引が付いたものをのし袋に結ばれている水引には、上向きに結ばれた「結び切り」と、リボンのような「蝶結び」の2種類があります。
入学祝いに使うのは蝶結び。
◆のし袋は包む金額に合わせる1万円以下の金額を送るなら以下のような水引きのない印刷してあるだけのシンプルな「のし袋」を使用します。
これには、「封筒型」と「多当折型」の2種類があり、一番多いのが「封筒型」で主に関東地区以外で使われていて、「多当折型」は主に関東地区で使われています。
入学祝い 「のし袋」の書き方
入学祝いは慶事なので、表書きの文字は濃い黒の筆で記入します。 普通の筆ペンを使えば問題ありません。薄いグレーの薄墨はお葬式などの弔事用なので、入学祝いの表書きを薄墨で書くのは大変失礼なこと。筆ペンを間違えないように気をつけてくださいね。
入学祝いの表書きに使える言葉は、「祝御入学」「入学御祝」「御入学御祝」など。 のし袋の上側の真ん中に書きます。
◆上の段
また、気心のしれた間柄への入学祝いならば、「御入学おめでとう」と書くことで親しみのある表書きになります。 (書く場合には少し小さめの字で2行に分けましょう。)
のし袋に入れる中袋の記入も忘れずにのし袋には、直接入学祝いのお金を入れるのではなく、中袋という封筒にお金を入れて包みます。
お祝いが重なるようにという意味で、慶事の際には、中袋とのし袋で2重にお金を包むのがマナーなのです。
花や動物のイラストが入ったものなど、子供が喜びそうな可愛いのし袋が数多く出ています。
表書きの上段に「ご入学おめでとうございます。」と親しみを込めて、
子供が読めるように書くのも素敵ですね。
入学祝い 「のし袋」お札の入れ方(中袋への入れ方)
ご祝儀の金額が決まったら、いよいよ袋にお金を入れましょう。
(お金は新札を準備して下さいね!)お札の表側(肖像画がある方)が中袋の表側に向くように、また肖像画が上に来るようにしてお札を入れます。ちなみに、中袋は糊付けなしでも失礼にはあたりません。
入学祝い 「のし袋」 正しい包み方
入学祝いののし袋は、下側を上にかぶせて包むのが正解表書きを書き終えたら、あとはお札を入れるだけ。 お札は、のし袋の表側に人物の顔が向くように入れます。
入学祝いののし袋は、下側を上にして重ねるのが正しい包み方。 嬉しいことなので上を向いて喜ぶという意味があります。
逆に重ねるのは、下を向いて悲しむ様子を表し、弔事用の包み方。 包み方を間違えると大変な失礼にあたるので、くれぐれも最後の仕上げを間違えてしまわないようにご注意を!
入学祝いに品物を贈るときのアイディア&注意点。
●お祝いの品物を贈る場合も、祝儀袋に入れて現金を贈る場合も、のしをつけて、紅白の蝶結びの水引きのものにします。
●ランドセルや学習机は、両親や祖父母が贈るこ とが多いので、重ならないようにあらかじめ希望の品物を聞いてもよいでしょう。◎中学校以上なら、現金をはじめ 図書カードや文具券など、自由に使えるものも嬉しいようです。
◎できるだけ「記念品」より「実用品」が喜ばれます。
◎大学生の入学祝い・進学祝いにスーツを贈る場合は、入学式・成人式にも着られるものを。 お祝いとして渡す場合には「スーツ仕立て券」なども良いでしょう。
品物を贈る場合は事前に何がほしいかを聞いておくのも良いかと思います。
また、姉弟や親など贈る側の人たちと相談して、贈るものの分担を決めるのも。
ただし、贈られる側の好みなどもあるので、
好きなものを選んでもらえる現金でのお祝いも気が利いているように思います。
いずれにしても、入学前までにということですね。
卒業祝いや入学祝いは基本的に身内の内祝いなので、
よほど親しい間柄でない限りは知人・友人間ではお祝いは贈りません。
ただし、以前自分の子供がお祝いをいただいている場合は贈るのがマナーです。