「宿坊」に宿泊されたことはありますか?
「宿坊」を知らない女性にも、「宿坊」に宿泊したことがあるけれどいまいちだったという女性にも、
宿泊しやすい、女性にお勧めの「宿坊」と
いろいろな体験ができる寺院をご紹介します。
宿坊とは?
宿坊とは、神社やお寺の宿泊施設のことを指します。 本来は、僧侶のみが宿泊する場所、もしくは参拝者の心身を清めるための施設でしたが、現在では一般観光客などの宿泊も受け入れる施設が増え、設備やサービスの充実、寺社文化の体験ができるなど、時代とともに神社・お寺に泊まる旅は広がりをみせています。
宿坊にも色々な形態があります
<宗旨などの違い>
・神社の宿坊
・寺院の宿坊<施設の違い>
・お寺・神社の建物そのもの(多くの場合は、木造)
・敷地内にある別の建物(比較的新しく鉄筋で、会館の名前がついていることが多い)
・少し離れた場所でお寺・神社が運営している施設
女性にお勧めの宿坊いろいろ
鹿王院
嵐山の近くにある女性専用の宿坊。原則参加の朝の座禅や自慢の丁寧に作られた精進料理を通して静かに自分と向き合えるとともに禅の心に触れることが出来ます。
住所:京都府京都市右京区嵯峨北堀町24
宝筐院
庭の紅葉が有名な宝筐院には女性専用の宿坊もあります。宿泊者は無料で庭が散策できます。
住所:京都府京都市右京区嵯峨釈迦堂門前南中院町9-1
高野山 一乗院
高野山 一乗院(いちじょういん)〒648-0211
和歌山県伊都郡高野町高野山606
電話番号:0736-56-2214
FAX番号:0736-56-2264
高野山の中央に位置する、総本山金剛峯寺の塔頭寺院です。平安時代開基の伝統ある寺院でありながら、宿坊では多くの参拝者を日々受け入れています。心のこもった精進料理や数々の修行体験など、寺院ならではの良さと高級旅館に劣らない至高のサービスをあわせもつ宿坊です。
高野山西禅院
当院は観光に便利な立地で境内では国の登録記念物の重森三玲庭や、画家菊田伊洲氏の襖絵がご覧頂けます。また、当院は松下幸之助氏のゆかりのお寺で幸之助氏が長期間滞在したお部屋にもお泊りいただけます
〒648-0289
和歌山県伊都郡高野町高野山154
電 話:0736-56-2411
FAX:0736-56-4463
高野山福地院
高野山唯一の天然温泉のある宿坊です。歴史を感じさせる建物に昭和を代表する作庭家、重森三玲によるスタイリッシュでモダンなお庭。
特に女性と外国人観光客に人気で、春と秋のハイシーズンにはなかなか予約が取れません。
お料理は高野山ならではの精進料理を、宿泊のお客様以外でも昼食プランとして楽しむことができますので、お食事目的でもおすすめですよ。
宿坊に宿泊して写経や写仏をしたり、念珠作りを体験したり、
朝の勤行に参加するのも良さそうですね。
石庭を眺めながら心静かに過ごすのもよさそうです。
天然温泉と精進料理の宿坊 高野山 │ 福智院

ちょっとかわった体験ができる宿坊
変わった体験の出来る宿坊「さすがにお寺」と思えるものから「これは何だ!」というものまで、それぞれに特徴のある宿坊を紹介します。是非、チャレンジしてみて下さい。
恐山宿坊(青森) 温泉に入れます。
生田坊(山形) 温泉に入れます。
静寂庵(富山) 立山に古くから伝わる曼陀羅絵解きを実演して頂けます。
武田旅館(戸隠) 戸隠蕎麦の蕎麦打ち体験を行うことが出来ます。
窪之坊(身延山) 第2・4日曜日に「静坐会」が行われています。
駒鳥山荘(御嶽神社) 修行プランでは、滝を浴びて禊ぎ(みそぎ)が出来ます。
静山荘(御嶽神社)
夜は雅楽器、笙(しょう)の演奏があります。希望により運命判断、
気学鑑定(どちらも無料)、お払い(3000円)もしてくれるそうです。
また滝に打たれる山岳修行や瞑想、呼吸法の指導などもあります。
海潮寺(静岡) 5月~9月はご飯のかわりに流しうどんを食べることが出来ます。
新大仏寺重源閣(三重) 温泉に入れます。
円満院門跡三密殿(滋賀) 投扇興体験、僧・尼僧体験コースなどがあります。
長楽寺遊行庵(京都) 早朝のハイキングに参加できます。
玉蔵院(奈良) 尼僧体験コースがあります。
成福院(高野山)
「五大瞑想」のCD(声明とヒーリングミュージックの融合した音楽)がプレゼントされます。
極楽寺(徳島) 温泉に入れます。
仙遊寺(愛媛) 温泉に入れます。
雅楽器、笙(しょう)の演奏など。
いろいろな体験できるようです。
最後に…
現在では一般観光客でも宿泊やランチができるようになりました。
また、修行の一環として宿泊し、生活しつつ自分を見つめるという使い方もあるようです。
いずれにしても、昔よりも身近になった「宿坊」
お寺の生活を体験するのもよし
近くを散策するもよし
ぼーっと『何もしない時間』を満喫するもよし。
「宿坊」でしか体験できないことを経験に行かれてはいかがでしょうか。