縁起の良い木「縁起木」を、結婚祝いや誕生祝、安全祈願など、お祝い・祈願別に選び、さらにはその木を縁起の良い方角に植えて運気を上げましょう。木は大きく成長するものなので、後から植え替えたり大変なことにならないように調べてから植えたいですね。
お祝い・祈願別に選ぶ「縁起木」
結婚祝いウメ :厳しい冬に耐えて真っ先に咲く。松竹梅に数えられめでたい。
サルスベリ:真夏に100日以上咲き続ける生命力から、幸せが長く続く。
ツツジ:語源が「続き咲き木」。花が次々に咲くので縁起がよい。花言葉「愛の喜び」。
ライラック :花言葉が「初恋の感動」。初恋を実らせたカップルに。
モモ:中国では長生不老の果実。魔よけと不老長寿の願いに。
結婚記念日キンモクセイ:キンモクセイは金婚式に、ギンモクセイは銀婚式に。
ネムノキ:夕方になると葉を閉じて眠りにつく事から、夫婦の共寝や歓びを共にする事を表わす。庭に植えると怒りを忘れるとも。
ツツジ:語源が「続き咲き木」。花が次々に咲くので縁起がよい。花言葉「愛の喜び」。
ツバキ:寒中にも濃緑の葉を茂らせることから不屈の生命力を示す。
◆ 誕生 ◆ 帯祝い・誕生祝い・子供の成長を願う。ナンテン: 難産を転じ安産になる、また難を転じると言われる。
マツ:長寿を願い、また「松竹梅」に数えられ、縁起が良い事から贈られる。
クスノキ:グングン伸びる生命力から、男の誕生祝いによく贈られる。
キリ:生長が早く、女の子がお嫁入りする時、これで箪笥などを作り持たせた事から。
ムラサキシキブ:紫式部の様に賢く、可憐な花の様に育つように願いをかける。
子供の成長を願うコデマリ:小さな花が沢山咲く事から、沢山の幸せや喜びを得られるように。
モモ:昔話の「桃太郎」にあやかり魔よけとして、また桃の節句の御祝いとされる。
ナンテン :難産を転じ安産になる、また難を転じると言われる。
新築祝い・転居祝い・開店開業祝いカキ:お金を「かき」集めるというのにかけて。
アジサイ:花が集まって咲くことから家族の絆を強める願いをかける。
エンジュ :幸福の木と言われ、庭に植えると幸運を呼び寄せると言われる。
ヒイラギ :鬼門に植えると魔よけになるといわれる。
ナンテン: 難を転じることから、盗難、災害、魔よけといわれる。
安全祈願ナナカマド:「7回かまどに入れても燃えにくい」という語源を持ち、花言葉は「安全」。火難を避けるとしてさまざまな安全祈願に植える。
サンゴジュ:珊瑚のような美しい実をつける。火に強く火災除けの願いを込める。
ヒイラギ:ひいらぐ木は痛い木の意。葉にトゲがあり、鬼も恐れて侵入しない。防犯の木として植えられる。
ナンテン:「難を転じる木」だから、安全祈願に。
モモ:昔から厄払いに。古事記にモモの実を投げつけて災難を逃れたとある。
「ナンテン:難を転ずる」「カキ:お金をカキ集める」「ツツジ:語源が”続き咲き木”」など
とてもわかり易いので、古来より幸運を求める多くの人たちの間で語り継がれてきたのでしょう。
次に庭木を植えるのに縁起の良い《方位・方角 》をご紹介します。
縁起木を植えるのに縁起の良い方位・方角とは。
色々な家族の思い出や子供の成長とかさねて、ともに今の健康を喜ぶことができる。
木にはそんな独特の親しみと存在感があります。
木には、植えるのに縁起の良いとされる方位や方角があります。
新築・転居や子供の誕生、結婚記念日など人生の節目で樹木を植えることがありますね。
大きなものなので後から植え替えなど大変なことにならないよう、
植える前にできる限り調べておくと良いと思います。
東に植える木東の植栽ポイント
・高い木を植えない。
(一階の天井高まで、あるいは倒れても家屋に届かない程度に)
・平庭にする(築山を作らない)
・日差しを入れる。
・白、黄色の花は凶
・花、実、葉が赤いものを植えると家が栄える。
・ピンクのもの(花、実)を植えると良縁に恵まれる。
・一株の名木があると家が発展する。
南に植える木風水的に好ましい木
ただし、白い花は×
アラカシ、アジサイ、ウメ、ウメモドキ、カルミア、キャラボク、サクラ、スギ、ツバキ、ナツメ、マキ、マツ(軒先より低い)、モミジ、ムクゲ
西に植える木西の植栽ポイント
・柑橘系など、黄色い実のなる木が吉。
・常緑樹は凶
・赤い花も凶
北に植える木北の植栽ポイント
・大木は吉で、その家に良い評判が立つ。ただし高すぎるものは不可。風をさえぎる程度が吉。
・白、ピンク、オレンジ色の花は吉。
ソテツやざくろ、ビワなどです。
しかしこれらの木は一方で、縁起が良いと言われたり、
際立った効能があるため良いイメージを持たれ重宝がられていたりもします。
庭木に向かないと言われている木でも、
全く反対の説があったり効能があることが知られている木もあります。
人それぞれのとらえ方がありますが、縁起木は進んで取り入れ、
そうでないものも「柔軟に考えよ」といったところでしょうか。