全国の神社を統べる存在【神社本庁】っていったいなに?

日本には数多くの神社が存在しますが、そのほとんどを統括していると言ってもいいのが「神社本庁」です。
ここに所属していない神社はないと言っても過言ではありませんが、その歴史と活動内容を調べながら、いったい神社本庁とはどのような組織なのか、解き明かしていきましょう!

神社本庁の歴史

日本史で習った通り、戦前の日本は国家神道と呼ばれる宗教と政治が一体になった体制を取っていました。
戦争に負け、GHQによってそれまで全国の神社を束ねていた神祇院が解体された後、
代わりに全国の神社を統括するために作られたのが神社本庁なんです。
 (2709)

神社本庁とは、戦後の神祇院の解体にともない、国家から分離された神社を組織するために、皇典講究所・大日本神祇会・神宮奉斎会の三つの民間団体が中心となってそれまでの事務を継承し、宗教法人・神社本庁として設立したものです。

ポツダム宣言の受諾を持って降伏した日本は、連合軍の占領下におかれました。

国家神道は大日本帝国の宗教的支柱ともいわれるものでしたが、連合国軍最高司令官総司令部によってこれを無力化するように、神道指令が出されました。これにより神祇院の解体が行われました。

様々な団体を支援している神社本庁

全国の神社と連携を取るために作られた神社本庁ですが、活動内容はそれだけではありません。
氏子育成、若手新職育成のために様々な団体と連携を取ることで神道を次の世代に残すための努力をしています。
 (2722)

神社関係団体のうち特に神社本庁がその活動を勧奨、育成、助成するものに指定団体[31]がある。
全国敬神婦人連合会 – 神社に奉仕する婦人会の全国組織。
神道青年全国協議会 – 若手神職からなる全国組織。
全国神社保育団体連合会 – 神社を運営母体とする幼稚園・保育園・認定こども園・保育所等の相互互助と研鑚を目的とする。
全国教育関係神職協議会 – 教職員を兼業する神職の相互互助と研鑚を目的とする。
全国神社スカウト協議会 – ボーイスカウト・ガールスカウトを直接運営又は運営に協力する神社の相互互助を目的とする。
全国氏子青年協議会 – 神社を中心にした青年の団体で神社への奉仕を通じて地域社会の発展に寄与することを目的とする。
若者と女性、いずれも国を担う大切な存在ですね。

神社本庁のトップは必ず女性?

神社本庁では必ず女性がトップにつくことになっています。
他の団体だと男性がトップにつくことが当たり前ですし、なにより伝統的な組織でこうした取り組みが行われてるのは珍しいことではないでしょうか?
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現在、神社本庁の「総裁」を務める池田厚子さん(85歳)は昭和天皇の第四皇女で、旧名は厚子内親王。1952年に結婚に伴い皇籍を離脱し、1996年に総裁に推戴された。神社本庁憲章に〈総裁は、神社本庁の名誉を象徴し、表彰を行ふ〉とあるように、神社本庁は名誉職として「総裁」を推戴してきた。
 戦後誕生した神社本庁の歴代総裁は、初代の北白川房子さん(明治天皇の第七皇女)に始まり、鷹司和子さん(昭和天皇の第三皇女)と続き、池田厚子さんで三代目。これまで皇族出身の女性たちが推戴されてきた。
ある意味今日の男女平等社会に先駆けていると言ってもいいかもしれません。

検定も行っている神社本庁

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日本の伝統を守るために神社本庁では様々な啓蒙活動を行っていますが、
その中でも注目すべきなのが神社検定です。
検定ブームの頃に始まり、既に6年の歴史を有する神社検定。
今年も多くの参加者が見込まれているようです。
検定に合格すると、記念の絵馬がもらえますよ。
「神社検定」という検定を知っているだろうか。
 これは、日本の神話や、日本の伝統行事、神社への参拝方法など、日本文化の源ともいえる神道の知識を問う、神社本庁監修の検定試験だ。例えば、神社に参拝するときのマナーである「2拝2拍手1拝」の起源や、お正月にお馴染みの門松や鏡餅や鏡開きの意味を問うなど、その内容は私たちの生活に密着している。

海外の神社建立にも協力する神社本庁!

実は最近、海外で神社を建立しようという動きが見られています。
こうした神道を海外にも広げようと言う運動に神社本庁は協力しているようです。
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〈日本サンマリノ友好協会(加瀬英明会長)などと一緒に、欧州で初めての神社となるサンマリノ神社の建立に尽力した〉

 2014年6月22日に建立しました。日本とサンマリノの友好関係が50周年を迎えた2007年に、両国の友好のために金貨をつくりました。2枚あって、片一方のデザインが神武天皇とサンマリノの国章、もう片一方が橿原神宮とサンマリノの国章です。神社本庁と宮内庁に許可をもらい、5千セットつくりました。東日本大震災で多くの方が亡くなりました。金貨の売り上げで出た利益の一部を東北に寄付し、残りのお金でサンマリノが東北のことを忘れないように何をすればいいか考えました。

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