古くから「端午の節句」のとして親しまれてきた、5月5日の「こどもの日」をご存知ない方はまずいないでしょう。しかし「孫の日」はいかがでしょうか。「孫の日」の意味は?いつからはじまったのか?どんなことをするのか?気になったので調べてみました。
「孫の日」はいつ始まったのか?
《1999年から「孫の日」がスタート》365日の毎日がいろいろな記念日になっていますが、「孫の日」もその記念日の一つ。「お孫さんと、おじいちゃん、おばあちゃんがコミュニケーションを深める日に」という目的で制定されました。スタートしたのは1999年(平成11年)からで、毎年10月の第3日曜日を「孫の日」とし、日本記念日協会の登録認定も受けています。
日本記念日協会の登録認定も受けているそうですが、そもそも「日本記念日協会」をはじめて知りましたし、たくさんの記念日があって驚きました。
知らない記念日がたくさんあるんですね。
2017年の「孫の日」は?
今年のおじいさんの日及び孫の日の日程です!ご査収ください!
【おじいさんの日】2/2
【孫の日】10/15— あいむそうしばし原稿 (@musoinside) January 25, 2017
同じく10月第3日曜日は、いずれも日本新聞協会が制定した「新聞少年の日」(1962[昭和37]年制定)と「新聞配達の日」(1991[平成3]年制定)という記念日がありました。
いずれも業界団体・組合が、業界のイメージアップや消費促進、売上向上を目指して宣伝するために制定しているケースが目立つように感じました。
「孫の日」と「敬老の日」との関係は?
日本百貨店協会が1999(平成11)年7月に、孫へのプレゼントで消費を喚起し、売上げの拡大を図って制定。
父の日と母の日の間やバレンタインデーとホワイトデーの間が一箇月であることから、敬老の日のほぼ一箇月後に当る10月の第3日曜日とした。
最近全国的に広まった「恵方巻き」と同じく、イベントとして盛り上げて消費者の購買意欲を刺激し、商品の販売促進に繋げたいという意図が見え隠れします。
いわば「敬老の日」のホワイトデー?「孫の日(まごの日)」は、1999年に日本百貨店協会が制定したもので、9月第3月曜日の「敬老の日」から約1か月後、10月第3日曜日とされています。1か月違いの対になる記念日といえば、すぐに思い浮かぶのが毎年2月14日のバレンタインデーと、3月14日のホワイトデー。では孫の日は、敬老の日に対するホワイトデーのようなもの・・・なのでしょうか?
単に敬老の日のお返しをする日ではない
ホワイトデーは、バレンタインデーの贈り物のお返しとして、男性から女性へキャンディーといった贈り物を贈る日として知られています。一方、孫の日の意義には諸説あるものの、おおむね、お孫さんと、おじいちゃん、おばあちゃんがコミュニケーションを深める日とされています。このとおり、特にプレゼントを贈るような慣習はないのですが、かわいい孫を喜ばせようとおもちゃを贈るおじいちゃん、おばあちゃんも少なくないようです。
こういう内容はもっと積極的にアピールして欲しいです。
世の中の認知度はどれくらいなのか?
■「孫の日」認知度は43%となり、昨年より大幅に上昇!ディップが昨年実施した調査※と比較すると、「孫の日」の認知度は昨年の13%に対し43%となり、大幅に向上しています。(Q5)
※参照「2012年10月実施『まごラブ』調査」:http://www.dip-net.co.jp/news/press-release/2012/10/10211.html
ということは、現在では50%を超えて、かなり認知されている状況なのでしょう。
まとめ
1)毎年10月の第3日曜日の記念日
2)1999年(平成11年)に制定された。
3)敬老の日から約1ヶ月後に設定され、敬老の日のお返しとして
お孫さんへプレゼントを贈る日になっている。
4)認知度は、約43%(2013年)
5)おじいちゃん、おばあちゃんとお孫さんがコミュニケーションを深める日
「おじいちゃん、おばあちゃんとお孫さんがコミュニケーションを深めるてほしい」という気持ちのこもった記念日だと知り、私も温かい気持ちになりました。
お孫さんへプレゼントを贈ることも良いですが、昔の話を聞かせたり、昔の遊びを楽しんだり、おじいさんおばあさんとお孫さんが一緒に過ごして、本当の”記念日”になるといいですね。