神社と混同しがちのお寺の参拝方法。正しいやり方はご存知ですか?知らないとちょっと恥ずかしい・・・。訪れる前に、ぜひ参拝方法をチェックして自信を持って参拝してみませんか?ふさわしい振舞いは大人の基本マナーです。
1.山門(さんもん)
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あけましておめでとうございます
とても穏やかな日和の三ヶ日でした。
初講法要は12日開催、拝観は5日からとなります。
今年もよろしくお願いします。 pic.twitter.com/6b0Bd7IYBQ— 大本山 妙蓮寺 (@myorenji_temple) January 4, 2016
寺は仏教であり、お釈迦さまが開祖です。お寺の崇拝対象は仏像と仏舎利(ぶっしゃり)であるのに対して、神社はその場所に宿る自然(山・川など)や鏡・剣などのご神体が対象です。
仏像はお寺の本堂に安置され、仏舎利は塔にあります。いまでは仏像を拝むのが多数派です。お寺の「山門(さんもん)」は神社でいう「鳥居」と同じで仏様のいる聖域と人の世俗世界を別ける結界です。仏様を敬い、一礼もしくは合掌して山門をくぐり境内に入ります。
まず理解しておきたいのは「神社と寺の違い」について。
そもそも崇拝する対象が異なるので、参拝方法も考え方にも違いがあります。
しかし、大事なのは真摯な心もちで参拝することですね。
気持ちを穏やかに、そして最低限のマナーを守ってお参りすること。
全部きっちりしなくても、参拝前にやり方をチェックしておくと落ち着いて参拝できますよ。
そもそも崇拝する対象が異なるので、参拝方法も考え方にも違いがあります。
しかし、大事なのは真摯な心もちで参拝することですね。
気持ちを穏やかに、そして最低限のマナーを守ってお参りすること。
全部きっちりしなくても、参拝前にやり方をチェックしておくと落ち着いて参拝できますよ。
2.手水舎
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手水舎作法
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手水舎に一礼する。右手で柄杓を取り、手水を掬う。その手水で最初に左手を清める。次に柄杓を左手に持ち替え、同様の動作で右手を清める。次に口をゆすぐためもう一度右手に柄杓を持ち替え、左の手のひらに手水を溜めて口に含む(柄杓の椀に直接口をつけない)。音を立てずに口をゆすいで清め、左手で口元を隠してそっと吐き出す。先の動作で左手をもう一度清める。最後に柄杓の柄を片手で持ち、椀部が上になるよう傾け、柄に手水をしたたらせて洗い流す。柄杓を元の位置に静かに戻し、一礼する。
手水舎でのやり方は、神社と寺で違いはありません。
たまに見かけるのが柄杓にそのまま口をつけて、水を含むやり方です。
方法として間違っているのもありますが、衛生的に見ても清潔ではありませんよね。
決して口をつけないようにし、手のひらに水を溜めてゆすぐようにしましょう。
たまに見かけるのが柄杓にそのまま口をつけて、水を含むやり方です。
方法として間違っているのもありますが、衛生的に見ても清潔ではありませんよね。
決して口をつけないようにし、手のひらに水を溜めてゆすぐようにしましょう。
3.梵鐘、線香、賽銭
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鐘をつく
一般参拝者でも鐘がつける場合は参拝前につき、仏様への挨拶の意味があります。
献灯・献香
蝋燭や線香が用意されている場合には、献灯と献香を行います。蝋燭と線香を購入し、火をつけて燭台と香炉にそれぞれ捧げます。
本堂に参る
賽銭を納め、鳴らし物があれば鳴らします。そのあと、姿勢を正して合掌し、一礼します。
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実際に梵鐘をつけるお寺は多くはありません。
ほとんどの場合、この作業は不要になりますが、もしつけるなら参拝前に行いましょう。
これから参拝しますという合図の役割を果たすので、必ず守りたいマナーです。
お線香は共通して息を吹きかけて消すことはマナー違反です。手で仰いで火を消しましょう。
また、お線香の立て方(たたせる、寝かせる)は宗派によって異なるので、周りに合わせましょう。
脱帽し、手荷物は下におろし、服装を整えて礼拝を行います。
ほとんどの場合、この作業は不要になりますが、もしつけるなら参拝前に行いましょう。
これから参拝しますという合図の役割を果たすので、必ず守りたいマナーです。
お線香は共通して息を吹きかけて消すことはマナー違反です。手で仰いで火を消しましょう。
また、お線香の立て方(たたせる、寝かせる)は宗派によって異なるので、周りに合わせましょう。
脱帽し、手荷物は下におろし、服装を整えて礼拝を行います。
4.礼拝
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「南無〇〇〇」(〇〇〇は仏様の名前)と唱えながら、礼拝する。
南無というのは簡単に言うと「こんにちは」の意味があります。親愛と尊敬をこめた挨拶の言葉です。
阿弥陀様なら、「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」
お薬師様なら、「南無薬師瑠璃光如来(なむやくしるりこうにょらい)」
観音様なら、「南無観世音菩薩(なむかんぜおんぼさつ)」
お釈迦様なら、「南無釈迦牟尼如来(なむしゃかむににょらい)」
お通夜やお葬式など法要のときに、耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。
大きな声でなくても、小声でも無言でも大丈夫。気持ちが大事です。
また、御真言や御題目が掲示されていることがあります。そのときも是非唱えてみてくださいね。
宗派によっても違いがあるので、調べてみると興味深いかもしれません。
大きな声でなくても、小声でも無言でも大丈夫。気持ちが大事です。
また、御真言や御題目が掲示されていることがあります。そのときも是非唱えてみてくださいね。
宗派によっても違いがあるので、調べてみると興味深いかもしれません。
寺院では「胸の前で合掌し、頭を下げて」お参りするのが作法だ。思わず手を打ちたくなるが、それは間違い。両手を合わせ、軽く頭を下げるだけでよい。合掌の際は、両手を胸の前でぴったりと合わせるのがポイント。なぜなら、それは仏様と自分が一体になるという意味を持っているからだ。
賽銭もお布施の一部として位置づけられているものなので、引き換えにご利益が保証される訳ではないということは知っておかなければいけないだろう。
神社では「二礼・二拍手・一礼」を行うのが一般的ですが、お寺は手を叩きません。
よく勘違いしがちですが、これをしてしまうとちょっと恥ずかしい。
また、宗派によって合掌の仕方に違いがあります。事前に宗派のチェックも忘れずに。
よく勘違いしがちですが、これをしてしまうとちょっと恥ずかしい。
また、宗派によって合掌の仕方に違いがあります。事前に宗派のチェックも忘れずに。
参道の真ん中は神様がお通りになる所なので、参拝者は端を歩くようにします。
また山門を出る前に、一礼を忘れずに、またぐようにして出ましょう。