「寒の入り」とはいつを指す言葉?どんな風習があるの?

あまり聞きなれない「寒の入り」ですが、文字のイメージ通り、本格的に寒い時期に入ったことを指す言葉です。では、「寒の入り」に入ったことでどんな意味があるのでしょうか?ここでは、この時期に行われる風習を中心にまとめてみました。

「寒の入り」の意味は?

小寒の節に入ることを「寒の入り」という。小寒は新暦の1月5日、6日にあたる。
小寒以降、すなわち寒の入りすると、降雪・寒風がいよいよ増し、寒さが本格化する。
小寒の15日後に大寒があり、その15日後が節分である。小寒から節分(立春の前日)までの30日間を「寒(または寒中)」といい、統計的にも一年でもっとも寒い時期である。
小寒から節分までの30日間を「寒の内」といい、寒風と降雪の時節で、寒さが厳しくなる頃。これから冬本番を迎えます。
寒稽古や寒中水泳が行われるのは、この「寒」の時季です。
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1月初旬からはじまる「小寒」。この小寒以降のことを「寒の入り」というのですね。
では、寒さが勢いを増し始めるこの時期、恒例の行事や風習にはどんなものがあるのでしょうか。
早速いくつかをご紹介します。

寒中に行われる風習とは?

①薬食い(くすりぐい)

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肉食禁止令が出されていた時代、古代から続く野鳥獣の狩猟までは禁じられていなかったが、肉食を忌む風習があった。そのため、鳥獣の肉は病人の養生や健康回復を目的として薬代わりに「薬食い」と称して食べられていた。
冬の季語に「薬食い(くすりぐい)」といって、寒中、イノシシやシカの肉を食べました。
昔、寒くなるこの時期には、動物の肉を食べて体を温めようとしていたようです。
イノシシやシカを食べるということは、今でいう「ジビエ」でしょうか。
薬食いが冬の季語として詠まれているほどですから、だいぶ浸透していた習慣なのでしょうね。

②寒中見舞い

「寒中見舞い」「余寒見舞い」は、厳寒期に相手の健康を気遣う便りを出し、お互いの近況を報告しあう、季節の挨拶状です。
「寒中」とは二十四節気の「小寒(しょうかん)」と「大寒(だいかん)」にあたる期間です。寒中に相手を見舞う書状なので「寒中見舞い」となります。松が明けてから、大寒の最後の日である「節分」までに送る慣わしがあります。
「節分」が過ぎれば「立春(りっしゅん)」です。立春からは暦の上で春になり、春になってもまだ寒いので「余寒」となります。
寒中見舞いというと、年賀状を送れなかった人へ送るもの、というイメージがありますが、節分までに送らないと「寒中」にならないということですね。今頃になって理由が分かりました。。。

③寒の水(寒九の水)

寒の入り(小寒)から9日目。
この日に降る雨は「寒九の雨」と呼ばれ、豊穣の兆しという言い伝えがあります。
また、この日に汲んだ水を「寒九の水」といいます。寒の内の水は雑菌が抑えられ腐りにくく、中でも「寒九の水」は薬になるとまでいわれていました。
寒中の水はその冷たさ極まった様子から、神秘的な力があると信じられている。飲むと身体に良いとされ、ことに寒中九日目の水(寒九の水)は効能があるといわれている。その水で餅を搗いたり、酒を造ったり、布を晒したりする。
「寒の水」や「寒九の水」も季語になっている言葉だそうです。
この時期に汲んだ水を使うと、おいしいお酒ができると言われており、以下のように水汲みイベントを行うところもあるようです。
寒の入りから9日目。雪の積もる「菅名岳」中腹にある通称“どっぱら清水”から湧き出す清水を汲みます。
ここで汲まれた清水は、『清酒 菅名岳』の寒仕込みの仕込水として使用。
なぜ、寒の入りから九日目(寒九)に汲むのかというと、昔からの言い伝えで、「この日に水を汲むと腐らない」「一年で一番水が澄む日」とされているからです。
「自分で汲んだ水が、酒に生まれ変わる!!」これは、参加された皆さんに小さな感動を与えてくれるものと思います。さといも汁の無料配布もあります。
水汲みが終わった後は、『咲花温泉』で疲れをいやし、慰労会で菅名岳を酌み交わしながら、楽しんでください。
なお、参加者全員に、自分が汲んでできた新酒『寒九の水仕込生原酒』4合瓶一本を発売前にプレゼント。
さすが、酒どころの新潟ならではのイベントです。
水あってのお酒だからこそ行われる大切な風習なのですね。

④寒稽古

寒稽古(かんげいこ)とは、寒の時期に、武道や芸事の修練を行うこと。技術の向上とともに、寒さに耐えながら稽古をやり遂げることで、精神の鍛錬をするという目的にも重きをおかれて行われるものである。
寒稽古は根本的に科学トレーニング、一般トレーニングとは正反対で非効率的であり、寒い時には屋内である程度温度を高くした状態でトレーニングや稽古を行う方が効果が高く怪我や負傷も減る。しかし、日本の伝統的な身体操法の練習方法(立切り稽古・暑中稽古・百人組手等)においては体力・技術的レベルの向上よりも精神鍛錬に重点が置かれていることが多く、効率性や練習するのに快適・適切な環境というものは排除される傾向にある。
身体の鍛錬や技術の習得よりも、精神面を鍛える目的で行われているというのも日本らしい気がします。
学生のみなさん、ご苦労様です。くれぐれも怪我にはご注意ください!!
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まとめ

いかがだったでしょうか。
寒いというと、個人的にネガティブなイメージを持ってしまいがちですが、寒の水など、この時期でないとできないこともあるのですね。
うってつけのシーズンを使って、肉体だけでなく精神面もしっかりと鍛えたいですね。

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