京都・松尾大社のひなまつり行事~「流しビナ」で短冊を流す~

日本の古来からある年中行事の一つに、ひなまつりがありますが、そのお祭りのしかたは全国各地でそれぞれ違うのはご存知でしょうか。京都にある松尾大社でのひなまつり行事も、他とはちょっと違ったおまつり行事のようですよ!

由緒あるお寺でのひなまつり

女の子のお子様がいるご家庭では、年に一度のひなまつりに可愛らしいお雛様とお内裏様を飾りますね。その美しさと荘厳さを兼ねたひな壇に、娘さんが健やかに育つのをお祈りします。
全国の寺社でも年中行事として、ひなまつりのお祭りがあります。
由緒あるお寺で行われるひなまつりは、一般の家庭で行うものとは違います。
今回は京都の松尾大社で行われるひなまつりについて、調べてみました♬

松尾大社の由来

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松尾大社は、平安時代よりその類い希な霊力によって、「松尾の猛霊」と崇められるとともに、皇城鎮護の神(都の守り神)と称えられた京都最古の神社の一つです。京都洛西の総氏神として、約十万戸の氏子の崇敬を集めるほか、古来、開拓、治水、土木、建築、商業、文化、寿命、交通、安産の守護神として仰がれ、特に醸造祖神として、全国の酒造家、味噌、醤油、酢等の製造及び販売業の方から格別な崇敬を受けています。
こうしてみてみると、かなり昔からあるお寺のようです。ご利益もたくさんあり、特に面白いのが醸造に関しての崇敬が深いところです。
醸造祖神としてお願い事を聞いてもらえるのは、珍しいですね!

松尾大社のひなまつり

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旧暦の3月3日は、『上巳の節句』と言われ五節句の一つであり、桃の花が咲くことから『桃の節句』とも言われています。この起源は平安時代より以前に、京の貴族階級の子女が、御所を模した御殿や飾り付けで遊び、健康と厄除を願った「上巳の節句」が始まりとされております。やがて武家社会でも引き続き行われるようになり、江戸時代には庶民の人形遊びと節句が結び付けられ、行事となり発展して行った模様です。その後、小さな人の形をした形代に穢れを移し、川や海に流して災厄を祓う祭礼となり伝わって行ったと言われ、現代の「ひなまつり」で良く行われる「流し雛」もここに起源があると言われています。松尾大社の『ひなまつり』では神事の後、松風苑の曲水の庭で、雅楽の調べとともに〝流しビナ〟 の行事や、その後、会場に移動しひなまつりにちなんだ楽しい催し物なども行います。どうぞお気軽にご参列下さい。
もともとは優雅な貴族の遊び道具であった、お雛様。江戸時代に一般でも人形遊びとして広く親しまれるようになり、行事に発展したとか。
人形を飾るだけでない厄払いとして、流し雛という方法が取られるようにもなったようです。
そこで、松尾大社での流しビナはどのようなものなのか見ていきましょう!

流しビナとは

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桃の節句、上巳(じょうし)の節句は三国時代のころの古代の中国から伝わっったといいます。古代の中国では季節の変わり目、節分には災いをもたらす邪気が入りやすいと考えられ、旧暦3月最初(上句)の巳の日(現在の4月頃)に川で身を浄める禊(みそぎ)をし、紙などで作ったひとがたで身体を撫で、息を吹きかけたりして、罪穢(つみけがれ)を移して水に流すお祓いが伝わり、現在でも春先に清流で身を清めて不祥を祓い、無病息災を祈る「流し雛(ながしびな)」の神事や素朴な習俗として行われています。

のちには日本でも川に人形を流して厄災を祓う「流し雛(ながしびな)」の風習となっていきました。また宮中や貴族などは宴を開き、流れにのぞみ、盃を浮かべ、その盃が自分の前を流れすぎないうちに詩歌を作り、詩歌ができなければ盃を巡らす曲水の宴が行なわれます(現在は4月に城南宮で復活しています)。

桃の節句自体が、中国から伝わったものなのですね!
ひとがたを身代わりにして、悪いものを水に流すお祓いが流しビナとして行われるもののようです。日本で貴族などが行っていた流しビナは、宴がセットになって典雅なものに変化しているところが面白いですね。

流しビナという行事

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桃の節句の3月3日、西京区の松尾大社において ひなまつりが行われ、子供たちの健やかな成長と幸福が祈願されました。 
 神事が営まれた後、松風苑の曲水の庭で流しビナが行われ、子供たちの願い事が書かれたお雛さまが次々と流されていきました。訪れた家族連れらは、ほのぼのとした松尾大社でのおひなまつりを楽しんでいました。
松尾大社のひなまつりは、3月3日かその前の日曜日に行われています。拝殿での神事(祈祷)の後、松風苑内の「曲水の庭」で、「流しビナ」の行事が行われ、その後、宴会場にてペーパークラフト作りもあります。拝殿での祈祷は初穂料1000円で参加することができ、子どもたちはお雛様の可愛らしい絵が入った短冊に自分の名前やお願い事を書いて奉納することもできます。この紙が、祈祷の終了後に松風苑内の「曲水の庭」で流されるのです。
厳かな神事を終えた後に曲水の庭で行われるのが、流しビナのようです。
松尾大社でおこなわれるひなまつりは、可愛いお雛様の絵柄付きの短冊にお願い事を書いて奉納し、祈祷が終わった後で庭で流されるというところが、他の行事とは違います!
一般家庭で行うひなまつりは娘さんの無病息災に加えて、早くお嫁に行って幸せになってほしいと願う意味もあります。
流しビナは厄を流すといった、お祓いの色合いが強い感じがしますね。

一風変わった行事

古くからあるお寺での行事は、なかなか深みがありいいものです。
ぜひお子様と一緒に京都の松尾大社を訪れて、ひなまつりに流しビナを体験してはいかがでしょうか♬

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