2016年から山の日がスタートしました。まだ馴染みのないこの山の日。
8月11日が山の日なのですけど、その由来や意味についてまとめてみましたのでこの機会をもって山の日を知り、山の日をめいっぱい楽しみましょう。
山の日の由来
「山の日」は、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」という趣旨の国民の祝日です。ほかの祝日と異なり、山に関する特別な出来事などの明確な由来があるわけではなく、「山の日」を国民の祝日にしようという様々な動きによってできました。日本は国土のおよそ7割が山地で、周りを海に囲まれているため、山や海に畏敬の念を抱きながら生活し、それらの恵みに感謝しながら自然とともに生きてきました。1995年に「海の日」が国民の祝日になると、山梨県をはじめ複数の府県で「山の日」ができ、2002年の国際山岳年に「山の日」制定の構想が本格化しました。
その後、2010年に日本山岳協会など山岳5団体が「山の日」制定協議会を設立し、2013年に超党派の「山の日」制定議員連盟が発足すると、「山の日」を国民の祝日にする運動が全国に広がりました。こうした動きを受けて2014年に「山の日」が制定され、2016年に施行となったのです。
わたしは山が見えるところに住んでいますが、日ごろの生活に追われて山を見る機会も少なくなりました。
一年に一回こういう日を作っていただくのはなんにしろありがたいことですね。
6月よりも8月の方が都合がよかった?
6月って全然休みがないし、イマイチパッとしないし・・・6月のほうが良かったんじゃ?とみおしも思ったんですけど、どうやら6月は反対意見が多かったみたいなんです。それに8月はお盆(8月13日~16日頃)があるので、元々前後休みの企業も多く、8月11日だと企業などへの影響も少ないようで。
学校も夏休みですし、6月と8月を比べると社会的な影響が8月の方が少なかったんですね><
まとまりのない休みは経済効果もあまり期待できなさそうですしね・・・お盆とくっつけちゃったほうが何かと都合が良いというのはありますよね。
祝日を作るのにはいろんな兼ね合いがあるでしょうから大変ですね。
でも、8月の方が山っぽくてわたしは好きです。
山の日が8月11日になった理由
山の日を制定したのは日本の議員連盟「山の日制定議員連盟」というところで、その連盟の目指すものは『山の日を国民の祝日にしよう。』というものでもありました。2013年6月30日に山の日制定議員連盟が開いた総会では、6月上旬、海の日の翌日、お盆前・・・など
たくさんの候補があったようですが、実ははじめに採用されたのは8月12日でした。
しかし8月12日という日に、もしかしたらピンと来る人もいるかもしれませんが、実は日本史上最多の死者数を出した航空事故、日本航空123便墜落事故が起こった日も8月12日でした。
悲惨な事故があった日をあえて祝日にするものかと、反対意見が出ていたのでそれを受け止め、山の日制定議員連盟は、11月22日の総会によって山の日を、8月11日にすることを決定しました。
有識者の方が考えられた結果、8月11日となりました。
以前から山の日があった!?
実は、国民の祝日として制定される以前から地方自治体が独自に条例などで山の日を設けているところがあります。自治体によってその日は異なりますが、「八」が山の絵を書いたときに似ていて、木がたくさんあるように見える「11」の月日を使うようになりました。
8月8日/山梨県(やまなし山の日)、岐阜県(ぎふ山の日)
11月11日/香川県(かがわ山の日)、愛媛県(えひめ山の日)、高知県(こうち山の日)国民の祝日としての山の日が8月11日となった理由にも、結果として同様の意味を込めているのでしょう。
山と夏は相性がいいでしょうから季節的にもありがたいです。
8月なら富士山も一般の方も登れますし、山登りにはうってつけだと思います。
山の日が出来て日本の祝日が計16日
働き過ぎと言われる日本が、以外にも最も多く祝日があるのはなぜでしょうか?理由の一つに挙げられるのは、経済効果です。祝日には多くの人が行楽に出かけて、たくさん消費するため、経済効果があります。日本人の有給休暇取得率は、先進国の中でも最下位のため、国の法律で祝日を増やすことで、国民に休みを取らせて、経済効果を上げる狙いがあるわけです。
近年導入されたハッピーマンデー(一部の祝日を月曜日固定にする)も、連休を増やすことで、国民がよりたくさんの消費行動をすることが目的の一つとしてあります。
そんな印象は全くありませんでした。
有給を使わない日本人だからこそ、そういった印象があるんですね。
まとめ
国民一同祝日となるとどこもかしこも混みますからそれぞれがそれぞれの休日を持った方がゆっくりできるという考えも頷けますね。
今回は山の日ということで、新しく作られた祝日ですからまだ何も色がついていない状態といえると思います。
わたしたちがどうやって山の日と向き合うかによって8月11日にたくさんの意味が込められてくるでしょうからこれからが楽しみの祝日ですね。